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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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恵まれてるからありがたい

 明日退院なので、もう荷物をまとめ始めている。今日は早めにお風呂を済ませて、もう使わない入浴具や着替えなどをスーツケースとバッグにしまった。今ある洗濯物も、全部洗って乾燥機にかけてまとめた。


「これで何とかなったかな……」


 そうやって荷物を確認していると、太田さんに話しかけられた。


「明日退院だっけ?」

「そうです、おかげさまで」


 太田さんは笑った。


「よかったねえ、若い人はねえ、やっぱり治んなくちゃね」

「これまでありがとうございます、病院のこと、いろいろ教えてくださって」

「なんもしてないって。あの千歳って子と仲良くしなよ」


 その時、千歳がちょうど病室に入ってきた。


『え? ワシのこと呼びましたか?』


 太田さんは千歳に微笑んだ。


「いやー、2人は仲良くていいなあと思ってねえ」

『え? えへへ、まあ仲良しではあります』


 照れくさそうに頭をかく千歳。俺は太田さんに言った。


「仲良くやっていきます、これからも」

「うんうん、仲良きことは美しきかな」


 仲が良かった奥さんを、早くに亡くした人。俺みたいなのを妬んでもおかしくないのに、俺と千歳が仲良いのを応援してくれている。

 ……俺は、病院でも人に恵まれたな。

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