表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
住めば都の異世界生活  作者: ヤチマチ
12/13

第11話 ステータス

なんとかナイフで手を切って紙の上に血を垂らしていく。

しかし切っといてアレなのだけど、肉を切る感触というのは頬が引くつく感触だね。


「うまく、切れたみたいだね、そしたら垂らした血に触って魔力流してみて?」


アリシアのその指示に従って血に触れる。

さっきの操作の時にイメージが重要だということはなんとなくだが理解したので今度も同じようにやってみる。

集中して指先から魔力が流れ出るイメージと絵の具にするように血と魔力を混ぜるイメージをした、するとその結果は光となって返ってきた。

魔力を流した血は紙の上で次第に文字の形に変化していき、そしてすぐに完成する。



ステータス

氏名:香月 ヒロ

性別:男性

年齢:16

ランク:☆0

取得魔法一覧

《先天魔法》

火炎魔法 ブレイズ〈詠唱…その身を焦がし、求めよ〉

《後天魔法》

なし

取得スキル一覧

《スキル》

なし

《固有スキル》

心に応じる者《発動条件:ただ一つの求める声に応じる》

      《効果:声が求める限り自身の全能力が大幅に補正、並びにその定着》




完成した紙を手に持って、出てきたステータスを見ながら思う。

まず色々と突っ込みたいのだが、とりあえずは上から消化していこう思うのだけどOK? うんOK。

自分で言うのもなんだがこういったものは自分で理解していきたいタイプなんですよ。

まぁ年齢までは知ってることだしとりあえずランクから確認をって……んー無理♪、全然わかんないです、はい、すみません、ちょっとテンション上がってました。

しょうがないので素直にアリシアたちに聞くことにする。


「アリシアこのランクってなに?」


手に持った紙を見せながら問いかける。

すると別の所から答えが返ってきた。


「自分がどれくらい強いかを表している項目だな」


そういうとナディアが横から紙を覗き込む。


「あーやっぱ0か」

「えっなんかまずいの?」

「いや不味いって訳じゃないんだが…」


そうナディアが煮え切らない感じでいたがなんだかんだで説明してくれた。

それによると☆0というのが一般人に当てはまるのだそうだ、というか冒険者じゃない人は全員ランクは☆0となるらしい。

と言っても大抵の人はギルドに入る時は☆0で入ってから☆1に上げるとのことなのだが、まぁ中には最初から☆1って人もいないこともないのだがそうゆうのは本当にごく一部の例外と説明された。

そしてこのランク、上げるには城壁の外に出て魔物を狩らないと上がらないとのこと。

それでもってランクの区分けが☆1が駆け出しの冒険者、そこから上がっていって大体☆3位からやっと一人前に数えられるて、☆6、7が中堅いわゆる熟練の冒険者に当てはまる、☆8,9くらいになって上級の冒険者に数えられるのだそうだ。

因みにこの☆8以上の冒険者はこの街には両手で数えるほどしかいないんだって……閑話休題。

聞いているとランクって意外と上がりにくいもののように感じる、何か条件とかあるのかな? 少なくともゲームとかのLvなんかとは違うみたいだ。

後今確認できている最高ランクが☆12と聞かされたわけなのだが。まぁそんなこと言われてもよくわからないんだけどね。


「とまぁ別に☆0だからといって入れないわけじゃないから安心しろ」

「そだよ~、それにヒロヒロ魔力操作覚えるの早かったから、ランクもすぐに上がるよと思うよ」

「うん」


ま、大体の仕組みはわかったから後はおいおい試していこうかな。

という訳でランクについてはこの辺で、次は魔法について。

しかし魔法については昨日アリシアに大体の説明は受けたわけなので改めて確認することもない、どちらかというと試してみたと思うんだけど、魔力が回復してないだろうし無理だろうね。

後、気になる事は、しいて挙げるならこの先天魔法と後天魔法、言葉通りなら先天魔法は最初から持ってるもの後天魔法は後から覚えられるものだと思うのだけど。

一応聞いておこうかな?


「そうですねヒロさんの考え方で会っていますよ、それにしてもよくわかりましたね。ナディア達なんて理解するのに三日かかりましたのに」

「姫衣ちん!? 達ってどういうことかな!」

「…そのままの、意味じゃない?」

「アリアン!?」


スミレが涙目になりながらポカポカ姫衣さんを殴っているのを背景に姫衣に質問する。


「魔法ってどうやって覚えるんですか?」

「そうですねまず覚えるっていうよりも習得って言った方が正しいのですけど……基本的には誰かの師事のもと習得する形でしょうか。色々と手順ややり方がありますから、後は今日みたいにステータスの確認でいつの間にか増えていたりもしますね」

「まっ習得するにも相性とか条件、それと習得するにも上限もあるし、今すぐには無理だな……それとここで試し打ちとか絶対するなよ? 絶対だからな」

「経験者の言葉には重みがありますね」


魔法の習得はできなさそうなのか、とても興味があったからできるのなら今すぐやりたかったけど、しょうがない諦めよう。

それともちろん試し打ちはしませんよ、大丈夫そのくらいの常識はあるから、それに魔力ないだろうし。

ん? 後ろに何か見える? 大丈夫気のせい気のせい、目も光ってないし、髪も逆立ってないよ。

はい、というわけで魔法についてはこのくらいで次の項目に行ってみよう!

さぁ次の項目はジャジャン! スキル! ……ああスキルか正直な話一番気になっていたんだけど。


《スキル》

なし


1つもないんだよね。

とりあえず一瞬で落ちた気分を持ち上げながらこれについては最初からアリシアたちに聞いてみた。


「スキルか~結構色々あるよね?」

「そうだな、痛覚の減少、状態耐性、防御力補正や攻撃力補正……後は」


指を折りながらナディアが数えていく。

その横でスミレとアリシアも。


「美肌保持、寝不足減少、キューティクル保持、快眠、女子力UP……」

「魔物特攻、人型特攻、霊特攻、獣特攻、身体補正……」

「…………なんでそんな偏ってるんですか、まぁ一応スキルですけど、えーとヒロさんスキルに関しては三人が上げた通り、たくさんありまして外で魔物を倒したり、生活してるだけでも勝手に習得していきますので………って三人とももういいのでそれ位に…ってスミレ!? 魅惑EXなんてそれどうやって覚えたんですか!」


なんというか本当に色々あるんだなーとしか思えなかった。

姫衣さんも言ってけどこれから色々覚えられるらしいからこれに関しても後々に期待していこうかな。

さてとそれでは最後だけど。


《固有スキル》

心に応じる者《発動条件:ただ一つの求める声に応じる》

      《効果:声が求める限り自身の全能力が大幅に補正、並びにその定着》


すごい、全く意味が分からん。

いやわからなくもないんだけど、なというか曖昧というかなんというか。

固有スキルってアレだよねアリシアが言ってたすんごい珍しスキルだっけ?

考えててもわからないしここは素直に聞くことにしようか。

そう考えてアリシア達の方に向くと。


『…………』


なぜか四人とも顔を背けていた。

え、なに、これ何か不味いものなの?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ