第三十八話魔王軍の成果
第三十八話魔王軍の成果
パメラ嬢から頼まれてヴァル坊に軍の中でも強い部類の奴らを貸したが、性格に問題があるアイツらが人間と協力してる姿が全く想像出来ねぇんだが、実際のところ大丈夫なのか?
俺は心配で確認しに向かうと、その心配自体が杞憂だったと思い知ったのと同時に俺はアイツらのことをよく見てなかったと思い知らされた。
「お前、さっきの攻撃良かったぞ。……というか俺がもっと避けていれば負けていなかったってのに」
「いやいや、負けたのはアンタのせいじゃないって。というかアンタが僕の攻撃に合わせてくれたからあんなに善戦出来たんだぞ、アンタはすごいんだからもっと誇れよ」
アイツらがあんなに笑っている姿を俺は見たことがない。
厳しくしすぎているのは理解していたが、俺のやり方では人と魔族があんなに笑い合って手を取り合うことはなかっただろうな。
……とまあ、反省を挟みつつ順調に訓練が進んでいることに胸を撫で下ろした俺であった。
なんつってな……ふざけるのはここまでにしてっと魔王城に戻って四天王たちから経過報告を聞かないとな。
俺は四天王を呼び出した。
「経過報告の時間だ、ザナドから報告を始めろ」
「ご報告いたします魔王様、アンクロッド北部リザエル地方の制圧を完了いたしました」
リザエル地方といえばシティール寄りで聖都からだいぶ離れているなぁ、ザナドの実力ならさらに進めるはずなんだが……やはり神族なだけはあるか。
「ザナドよ、報告感謝する。次はフェルミル報告を始めろ」
「御意。このフェルミル、アンクロッド西部へルミネ地方まで制圧完了いたしました」
へルミネ地方といえばユグドラシルがあるな
「フェルミルよ、これを知っているか」
俺は改良された天血殺を見せた。
「はい、住民たちが使っているのは確認致しました」
「知っているならば何故報告しなかった」
「申し訳ありません魔王様!!」
「いや、伝えなかった俺にも問題はある。あれは神族・天使特効の兵器だ。今更ではあるが全員に渡しておく」
四天王「感謝致します魔王様」
「さて、次はリカード、報告しろ」
「申し訳ありません魔王様、私は地方制圧は出来ておりません」
「構わん。……提案だが、リカードはザナドの制圧に協力するというのはどうだ?」
「いえ、私はまだ戦えます!! 戦力外などまだ……」
「そういうわけではない。貴様の得意の付与魔法をザナドに使えば制圧速度が上がるだろ、だから提案しただけだ。貴様の付与魔法は魔王軍随一なんだから戦力外などあるはずがないだろ、貴様はこの軍に必要不可欠なんだからな」
「魔王様…………このリカード、今まで以上に精進しお役に立ってみせます!!」
「…………あの、魔王様〜私のこと忘れてませんか〜?」
「忘れているわけがないだろパルメル」
「そうですか〜? それなら〜いいんですけどぉ、私結構頑張ったんでぇ、褒めてほしいんです〜」
「聞かせてくれ、褒めるのはそれからだ」
「は〜い、私聖都で"お友達"を沢山増やしたんです〜」
「そうか! それは凄いじゃないかパルメル」
パルメルのいうお友達とはサキュバス特有の催眠魔法で下僕にすることをいう。
聖都でお友達を増やしたということは作戦が進めやすくなるということだ。
「ザナドよパルメルに後でケーキを作って共に食え」
「お菓子作りでしたらこのザナドにお任せください!!」
「メルッチのお菓子とか〜最高なんだけど〜」
ザナドはお菓子作りが一番の趣味でありパルメルはそのお菓子を幸せオーラを振り撒きながら食べたことがきっかけで恋人関係になっている。
これで二人の士気は上がるはず。
「フェルミルには欲しがっていたドワーフ職人図鑑と一日ドワーフ国観光券を渡す。決戦前の息抜きに楽しんでこい」
「誠に、誠に感謝申し上げます魔王様!!」
連合に入っていることが良い形で役に立ったな。
「リカードにはモフモフ猫又カフェパルフェの年間無料券と魔獣粘土を渡す。存分に癒されてこい……出来ればどんな子がいたか教えてくれ」
「了解致しました。癒されつつ魔王様におすすめの子を探しておきます」
四天王に休息を与えて決戦に備えさせて俺は情報共有をして連合各地の神族たちを無力化してアンクロッドに専念出来るようにするかなっと。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来るときにしますね




