第三十四話虚像と真意
第三十四話虚像と真意
ミューラが協力してくれたことで、聖王国内部から神族・天使を攻撃出来るようになったことで、神王討伐に近づくことが出来る。
ヴァルが師(先生)とパメラさんに潜入の報告を済ませているうちに私はミューラを介して騎士団全員に改良した神殺しの武器を渡した。
その神殺しの武器には私が独自に時間魔法をかけてある。
"神族又は天使族"がこの武器で攻撃を受けると肉体の時間を巻き戻す効果を付与した。
自動治癒をなくした上で反撃出来ない肉体に変えて一方的に殺す。
捕虜で実践済みで成功・失敗の効果両方とも確認が取れているので実践導入したというんけです。
ちなみに巻き戻しが失敗した場合は精神が巻き戻され人格が無になり人形のようになる。
聖王国の騎士団だけだと終戦は近づきませんよね。
そう考えた私は連合に入っている国全ての騎士団、冒険者に渡した。
転移魔法を覚えていてよかったと今日ほど思うことはありませんね。
「アンタの時間魔法が神王様に通じるとは思えないから無駄じゃないの」
突然レギンさんが私に話しかけてきた時は驚きましたが、良い機会だと考えた私はレギンさんにある提案をした。
「無駄だと思うのでしたらレギンさんに提案なんですが……ヴァルと神王が行為中にこの武器でヴァルごと貫く、それなら可能性はあるでしょう。終戦のためならどんなことでも仕方ないのです」
「……はぁ、本当に良い趣味してるな兄貴は。少ししか見てないけどアウメアはヴァルゴアのことを傷つけるようなことはしねぇよ」
「はて、なんのことでしょうか」
「いつから紛れこんでんだよ」
「……とに、気づくの早いんだよレギン」
「一瞬本当にアウメアさんかと思ったじゃねぇかよ」
俺はレギンと共にアイツを殺す。
そのためならどんな手も使う……母さんを傷つけたアイツを許してたまるか。
アウメアとやらに化ければレイ姉に近づけるのは母さんに止められているレイ姉を見ればわかる。
レイ姉は俺のことを知らないだろうが、そんなことは俺には関係ない。
「なあ兄貴が付与した効果ってのは本当なのか」
「そりゃあ本当に決まってんだろ。たとえ同族だろうがアイツに味方してる奴らは殺す」
「……なあ兄貴、アウメアさんをどこにやしたんだよ」
「ヴァルゴアって魔王と一緒に母さんとレイ姉のところにいる」
レイ姉と母さんの望みは俺たちと同じ、ならば俺たちのすることは決まっている。
「おいレギン、アイツからの刺客が来ている。俺たちで殺すぞ」
「わかったけど、母さんを助けるみたいで嫌なんだけど」
「そこは我慢しろ」
「兄貴がいうから我慢するけど、貸しはつけるから」
「はいはい、そうしてくれ」
母さんに気づかれないように母さんに協力するには、俺の変身能力は最適だ。
本当は俺だってレイ姉みたいに母さんとの時間が欲しい。
だけど、アイツを殺すまでは俺は死んでいるも同然なんだ……だから終わった後に母さんに褒めてもらおう。
終わったあとぐらいそんなことを頼んでもいいよな。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




