第二十八話犠牲と誤算
第二十八話犠牲と誤算
「神王様、もっともっと私に種をください!!」
「望み通りくれてやるぞ」
「……はぁ、はぁ、いつもありがとうございます。……神王様侵入者が現れたようで」
「始末は頼んだぞレギン」
「御心のままに」
うわスッゴこの状況……聖王国、同類まみれじゃん。
神喰らいに頼まれたから情報流しにきたけどさぁ、こんなんすぐバレんじゃん。
「……貴様まさか情報屋の天使フォルスか?」
「情報が欲しかったらこれをくれないと」
「ならば始末する」
「ちょちょちょ、タンマタンマ決断早すぎない!?」
「貴様は神喰らいと……パメラと手を組んでいるのだろう。ならば貴様を始末するだけだ!!」
この子の強さ異常だってこれ、こんなの僕じゃ対処できない!!
ヴァルに教えなきゃ
「どうしたんだフォルス」
「ヴァル聞いて聖王国は天使で溢れ…………あぁこれしくじったやつだ」
「おい、何があった。返事をしろフォルス!!」
「これで一匹始末完了。神王様よりいただいた力の種のおかげです。これであとは神喰らいを殺すだけ」
僕がただ殺される天使だと思わないでよ、最期くらいヴァルの役に……立つんだから。
能力”完全情報開示”これでこの子の持ってる情報をヴァルに渡せる。
受け取っ…………て。
そして場面はヴァルゴアに切り替える。
フォルスの魔力が消えたのと同時に知らない女の情報が頭の中に流れんできた。
その情報の中に神王の弱点があった。
それは『性行為中は魔力、力全てが下半身に集中し上半身の防御はガラ空きになる』と言うものだ。
「パメラよ、神王の弱点が分かったぞ」
我はフォルスから受け取った最期の情報をパメラに伝えた。
「そうですか、フォルス様が……しかしそれは有益な情報です。私が神王と行為を行なっている時を狙っていただけば幸いかと」
「いやパメラではなく我がこの役割は担う。我の中身は男だ、神王は男が嫌いという情報もある。ならば我ならば隙が生まれる可能性が高くなる」
我の性別が変わったのでは、こういう時のためだったのか?
「それではヴァルゴア様にお任せ致しましょう。王との行為の際に使えるこの魔法をご教授します」
パメラが我に教えた魔法、それは感覚鈍化・強と演技魔法・強と避妊魔法・強だった。
「この魔法で快楽に溺れることはありません。そして王が満足しやすくなります。王は九回射精した際に一度萎えますので攻撃を仕掛けるならばその時です。二度目に萎えるタイミングは二十四回目とさらに遅くなります。ヴァルゴアのお身体を考えますと避妊魔法だけは絶対にお忘れなきよう。王の子を妊娠した場合はたとえ行為の最中の一時間とあろうと産まれます。これは私の体験談です。ちなみに二回目の妊娠でも一時間ほどで産まれてきますのでご注意を」
「パメラさん、どんな人生送ってきたのですか」
「安心してください。アウメア様が驚くような人生は送っておりませんので」
絶対嘘だろと我とアウメアは口に出そうとしたが、我慢した。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




