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勇者育成係の混血エルフとTS魔王  作者: 暗黒神ゼブラ


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第二十六話家政婦の作戦案

第二十六話家政婦の作戦案



「ヴァルゴア様、以前神王を名乗った人物に出会ったそうですね」

「そうだが、突然どうした?」

「どのような状況だったのか、記憶を見せていただいてもよろしいでしょうか?」

ヴァルゴア様の記憶を見せていただくと、カナタ様の遺体より誕生した王のお姿がありました。

その光景を見た私はミーシャ様が誕生した時を思い出してしまいました。

王は遺体をも孕ませることが出来、ミーシャ様は母君の胎内で千年ほど呪いをかけ誕生したことで王の力を削ぐことが出来ました。

聖王国での天使増産を黙認することは、今の私には到底出来ません。

「ありがとうございましたヴァルゴア様、この情報があることでミーシャ様の計画を前進させることが可能となりました」

「会談で言っていた通りそろそろ聖王国に攻めるのだろう。我たちも準備を着実に進めておる。我たちが力になれることがあればいえ神王を倒せるのなら我たちは協力を惜しまない」

「そのように仰っていただけることミーシャ様もお喜びになられます」

「ミーシャじゃなくお前はどうなんだ」

「私ですか? 私はミーシャ様がお喜びになられればそれで良いのです。……ですが、それではヴァルゴア様のお望み回答にはなりません。私は協力いただけることを喜ばしく思います」

ヴァルゴア様はアウメア様を大切にされているお方はミーシャ様を裏切る行為はなされないはずです。

「ヴァルゴア様、アウメア様を大切にしていただきミーシャ様に代わり感謝を申し上げます」

私はミーシャ様に報告を済ませた後、現在の王の性格の弱点、能力の弱点などをリストにまとめ上げました。

ヴァルゴア様、アウメア様に対峙された王は明らかに能力が低下しておられました。

聖王国で天使の増産をしているのはおそらく王自らとなると、王はミーシャ様の呪いにより力が低下していると考えるのが妥当です。

これまで自ら天使を産み出さないようにしていた王が自ら天使を産み出さざるお得ない状況まで追い詰められておられると考えればミーシャ様の勝利は確実……不確実なことを確実などと本心で思うなど舞い上がりすぎです私。

こう言う時こそ冷静になるのです。

今まで通りです、これは"仕事"なのですから。


そうですね、考えをまとめるために紙に書き留めておきましょう。


『まずはアウメア様にお渡しした形見を使いアウメア様の強化を致しましょう。


二つ目にヴェルワルド様に魔王軍の一部をお借りさせていただけるかを確認いたしましょう。


三つ目にアウメア様が育成された歴代の勇者の方々をお呼びしましょう。


四つ目に軍の一部をお借りできた時は軍の一部と歴代勇者の方々を強化したアウメア様とヴァルゴア様でさらに育成させます。


その際カナタ様の隔離空間生成とアウメア様の時間魔法があれば短期間で強化可能です。


スティ様の物量増加は戦闘時に使用する神殺しの武器を量産する際に使用致しましょう。

エド様の物体に人格を宿らせる能力は私がミーシャ様にプレゼントした人形を使用していただきましょう。

スティ様にはその人形にも物量増加をしていただきましょう。


ヴァルゴア様が捕らえた神族・天使の方々には天使対策として血液兵器としてお役に立っていただきましょう。

血液兵器は連合全体に配布し天使を無効に致します。


そして最後フォルス様には情報屋としてこの情報を各国へばら撒いていただきます。

聖王国内の反神王派を味方につけることで神王をさらに追い詰め打倒しミーシャ様の計画を完遂させる』


「ここまで順調に進めば良いのですけれど、現実は計画通りには進まないものです。なのでさらに質の良い作戦にしなければミーシャ様の計画を完遂出来ません。必ず成功させるため今以上に思考を巡らせなければ……今はもうミーシャ様と私だけの計画ではないのですから。皆様で必ず勝ちを掴み取る、そのために私は生きているのですから」


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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