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勇者育成係の混血エルフとTS魔王  作者: 暗黒神ゼブラ


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第二十五話会談後の家政婦たち

第二十五話会談後の家政婦たち



「会議も終わったことだしちょっとパメラいいかい?」

「どうされましたかリシテア様」

「ミーシャの家政婦をやってるってアウメアから聞いたけど本当?」

「事実でございます」

「"神喰らい(ゴッドイーター)"が家政婦にって何があったんだ?」

「たとえリシテア様といえど次にその名を口に出された際は命はないと思ってください」

シャキン

「その手に持っている物をしまいなさいパメラ!!」

「申し訳ありませんミーシャ様」

「ちょっとリシテア、パメラがその名前で呼ばれるの嫌なの分かってて言ってるでしょ」

「嫌だったんなら謝るわ、パメラ。ただ神王のお抱えの殺し屋だったアンタがなんで神王の娘の家政婦になったのか気になって聞いただけだよ」

「先ほどの無礼のお詫びに私が簡潔にご説明致します。これは九千年前の出来事でございます」


回想


神王様に粛清係の位を仰せつかって早三千年、裏切り者を粛清し続けることで私は神王様の行いに目を逸らし続けました。


神王様は時折り人間界に降りては人間族の女性たちに非道な行為をしておられました。

その行為の存在を盾に反神王派は神王様に反旗を翻しました。

私は神王様の命で全ての方々を粛清しました。

その中には私の両親の姿もありましたが、仕事と割り切ることで心の平穏を保つことが出来ました。


ですが、レイヴェル様(現在のミーシャ様)が誕生なされたことで神界は反神王派と神王派で二分する事態となりました。

その状況で私に命じられたのはレイヴェル様の教育係兼家政婦でした。

神王様が私に命じた理由はすぐに察することが出来ました。


レイヴェル様と接してうちに私は"仕事"を忘れるほど楽しんでしまった。

神族を粛清し続け"神喰らい(ゴッドイーター)"と呼ばれたことも忘れてしまうほどに。

私は自らを罰する為、神王様に全てを報告致しました。

何をされるのかを理解した上で。

報告した私に神王様は人間界の女性と同じことを為されました。

勘の良かったレイヴェル様は私がされている行為に気づき人間界に降りるよう提案なされました。

断り続けた私にレイヴェル様は仰いました。

『私がお父様を殺してパメラもお父様に命じられて殺した人たちも……亡くなったお母様も全てが報われるようにするから。そのためにはパメラがいないと成功出来ないの、大口叩いてなんだけど手伝って!!』と。

その提案も頭の堅かった私は断りました。

幼いレイヴェル様が反神王派を自ら率い戦を始めました、結果を理解していながらでございます。

私の中で小さく渦巻いていた神王様への不敬な感情は年数を追うごとに日に日に大きくなり、レイヴェル様が粛清されそうな場面を目撃した私の身体は勝手に動いておりました。

満身創痍のレイヴェル様を抱えた私は人間界へ降りました。

私の血液だけでは足りず、人間族の方々へ血を少量ずつ分けていただけるよう土下座をして頼みました。

人間族の方々の血を身体に入れ続けた際、神族の弱点が無くなっていることが判明致しました。

レイヴェル様は堕天使と名前をお付けになられました。

レイヴェル様は人間族と神族の混血であることから人間族の血が流れており、そのためなのかは分かりませんが堕天使の体質を恒久的に手に入れることが出来ました。


回想終わり


「側から見れば神王様から離反する理由としましては小さなことかと存じます。ですが、私はその小さなことに救われたのでございます」

「いやそれだけ知ることが出来れば十分だよ。パメラ教えてくれてありがとう」

「……パメラ大丈夫? 色々端折って話したとはいえ傷ついた過去なのには変わりないでしょ」

「ご心配いただき感謝致しますミーシャ様、ご安心くださいませ」

「それならいいんだけど」

「ミーシャ、パメラどうかアウメアをこれからもよろしく頼む」

「それはもう言われなくても任せてよ!!」

「お任せくださいませリシテア様」

読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来るときにしますね

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