第十一話裁きの時
ちょいグロかもしれません
第十一話裁きの時
我はアウメアの大切な弟子のカナタを誘拐し人身売買を行った人間共の居場所を突き止めた。
全力で確実に裁きを下す、そう決意したのだ。
我が向かったのはシティールの地下闘技場だ。そこでは定期的オークションが行われていると情報を手に入れ今夜がそのオークションの日だという。
人身売買のオークションなどとハラワタが煮え繰り返って仕方がない。
だがオークション会場でそのオーラを出していては怪しまれてしまう、上手く隠さなくては。
「さてさて三品目は麗しき美貌のオーク族の姫だ!! 金髪碧眼出るとこ出て……もう俺好み……コホン、えー興奮を抑えられず申し訳ない。気を取り直して紹介いたしますと、このオーク姫実は処女なんでございまして買われた暁には自らを初めての相手として刻むことが可能でござますよ、羨ましい!!」
「おい、また心の声が漏れてるぞー!!」
何故ここにルミカがいるのだ、ルミカは本来の時間軸なら俺の教育係として城にいるはず……過去に戻った弊害で変わったのか?
「な〜んでヴァルこんなとこいんの?」
「お前こそどうしてここにいる。理由次第では……」
「ちょちょちょっとタンマタンマ、僕だって目的はヴァルと同じ!! というか僕だってこういうの気に入らないんだよね」
「お前の母親が関わっているからか」
「……あっはは、そこまでバレちゃってるんだけ」
「商品リストに書いてあったのを見つけただけだ」
「ほんとさぁな〜んで僕みたいな天使って生まれてくるんだろうね。僕だってほんとはヴァルみたいにさ過去に戻れたらよかったのになぁって思うんだ」
「……お前にそこまで説明してないだろ、何故知っている」
「そんなのなんとなくさ☆ なんてのは冗談で偶然聞いちゃったんだよね。あっ、でも安心して誰にも言うつもりはないから」
「それはありがたいが、お前がそんな顔するところ初めて見たぞ」
「そんなことはあとでいいからさぁ、今はこのオークションをぶっ潰さないと」
「「気が済まない!!」」
「だろ、話はそれからだ」
「あっ、それと僕たちは神族に喧嘩売ろうと思ってるんだ。ヴァルと目的は一緒だからねそこだけは理解しておいてよねぇ」
派手にぶっ放しやがって……我はその隙に捕まった者たちの救出をするか。
「なんだアイツ……やめろぉぉぉ」
「テメェどけ、俺が先に逃げるんだ!!」
我は商品として売られそうになった者たちを安全な場所へと転移させた。
「あとはルミカだけだ。転移させるが、希望の場所はあるか?」
「……あの、貴女は何故私の名前を知っているのですか?」
「…………お前のおかげで桜蘭菊のサラダが食べれるようになった」
「もしかしてヴァル…………」
我はルミカを主人の下へ転移させた。
我はこのオークションを仕切っている人間共をまずは捉え会場に人間共に次は貴様らだと見せしめとすることにした。
「貴様らには死が救いと懇願するほどの絶望を与えてやる。懇願されたところで殺してはやらないがな」
我はまずは永遠に身体が動けないよう魔法をかけ、指を一本一本切断した。
そして再生させた。
「さてもう一回いこうか」
それだけでは味気がないので、不死の肉体に変え指を一本一本、四肢、臓物、目玉に脳という順番にバラバラにし再生させた。
意識が途絶えたやつは強制的に意識を取り戻させ何度も何度も繰り返した。
餌として己の肉を食わせた。
「次は痛覚を倍にしてから繰り返すとしよう」
それから我は奴らに行ったのは、意識を失えば痛覚が五倍になって目を覚ます魔法、目を覚ますために瞼を開けば全身に朽ちる魔法、自動で瞬時に身体を治す魔法、身体が治った際に極限空腹と喉の渇きで苦しむ魔法……他にもかけたがキリがいないので教えるのはこのぐらいにしておこう。
我は優しいからな会場の連中にも同じことをしておいてやった。
これでこいつらは実験動物未満と化したわけだが、警備隊に突き出してもいいが……そうかこいつらを神族との決戦用の肉の盾にするのもいいかもしれないな。
「やっぱヴァルって嫌いなやつにはとことん……いやぁ、さすがの僕でも引くからねそれ」
「こいつらの行いからすればこれでもまだ足りない」
「まっ、そうだよねぇ。それと一つ情報、このオークション神族が絡んでる。おそらく他にもあるから気をつけて。僕たちのチームは情報を聞き出してヴァルとアウメアに伝えるから、僕を良いように使っちゃいなよ、いぇ〜い!!」
「はいはい、いえ〜い。これでいいか。本当に感謝する」
「そんじゃあ、バイバーイ」
「じゃあな」
あとはアウメアに報告をするだけだな。
我はアウメアに報告するため宿に戻ることにした。
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