第11話 自分専用の武器を作ろう(2)
昨日と同様に【日本刀工房】の息を吹き返らせる。
さて、翔太専用の武器の開発だ。翔太はレイナ達の武具を作る際に持ち主に負荷がかからないようにできる限り慎重に作っていた。まあ、レイナの場合は熱が籠り過ぎて失敗してしまったわけではあるが……。
だが、これはレイナ、ラシェル、フィオンの武器とは違い翔太のオリジナル武器だ。だから、所持者の負荷など考える必要はなく、慎重に作る必要もない。思う存分、趣味に走って構わない。これについていくつか面白い思いつきがあるのだ。
ここで、新たな翔太専用武器を開発するについて心残りもある。十数日とはいえ、黒刀は翔太を何度も助けてくれた。この黒刀を全く使わなくなるのは躊躇われる。
そこで、この黒刀を元にして作る事にした。これにより多少性能が落ちるかもしれないが、それでも、黒刀は翔太の冒険の始まりであり、大切な相棒だ。見捨てる事は翔太にはできない。
確かに、今回の翔太の武器作成はラシェルの武器作成のための実験的な意味合いも強いが、あくまで相棒を用いるのだ。失敗は許されない。性能の向上に失敗しても、武器でなくなるのだけは避けなければならないのである。それが今回の最低限守らなければならない事だ。
黒刀が『一緒に冒険したいよ!』と言っていると勝手に脳内で処理し、翔太は鍛刀に入る。
まず用いる材料はオリハルコン、マズカレイト、黒龍の鱗であるという点で、【フラゲルム・デイ】や【村正】と同じである。今回は趣味に走ってよいのだ。いろいろ複数の金属を少しずつ混ぜてみようと思う。だが、それではあまりの金属の量に、武器が大きくなりすぎてしまうという不都合がある。そこで、モルダバイトを使う。この金属は隕石が落下した際に発生する極めて希少な鉱石である。そして、この金属は一定の温度で超強力な圧縮力を有する。
手始めにこの金属の出鱈目な圧縮力を利用して、いろいろの金属を集積し混ぜ合わせ一つ金属を作る。次に、特殊加工した金属以外の素材を混ぜ合わせる。最後に形を整えるわけである。
これからできる武器の名前も性能も翔太には判別不可能だ。嫌な予感が猛烈にするが、自分で使うのだ、多少やり過ぎても別に構いはしないだろう。
まずは、用いる金属を加工し一定の効果を持たせることだ。用いる金属はオリハルコン、マズカレイト、ヒヒイロカネ、イェローリル、アミアントゥス、リライト、クレリアである。
これらの金属は特殊な加工の仕方により、次のような性質をもつのだ。
オリハルコンは、精神感応性、アミアントゥスは、魔力を消費して温度を上昇させる効果、マズカレイトは周囲から魔力を吸収しそれを蓄える力を持つ。
ヒヒイロカネは加工の仕方を間違えなければ、非常に多彩な機能を持つようになる。特に翔太が注目したのは高い熱伝導率と精神感応性の増強作用である。
次はイェローリルであり、極めて貴重な金属だ。この金属は加工が難しい事と、ガルトがかなりの量を持ってきたことから、ガルトとの【神話級】作成祭りを経てもまだ死ぬほど量が余っている。この金属は数ある金属の中でも最強クラスの硬度を誇り、魔力の親和性も極めて高い。まさに夢の金属だ。
リライトもイェローリル同様とんでもなく加工に手間がかかる金属だ。
この金属も凄まじい硬度がある。加えてこの金属は所持者の魔力を吸収し、一定の効果を生み出すことができる。
ちなみに、翔太が買った魔法の本に乗っていたことではあるが、魔力には個人差があり、それぞれの特性を持つらしい。炎の特性を持つ者は、炎系の魔法の取得速度や威力が高くなる傾向にあり、氷の特性の魔力を持つ者は氷系の魔法が得意であるらしい。この金属はその所持者の魔力の特性に応じた能力を実現させる効果を持つ。
クレリアは神の祝福を受けた金属であるが、極めて緻密な加工により、凄まじい種類の効果をもつ。その効果の種類はあまりにも多く、それも一つしか発現しないというおまけつきだ。つまり、作ってみないとこの金属の効果は分からないわけである。
この金属は儀式等で用いられる鉱石であり、良質の鉄より少し高い程度で売買がなされている金属であり使ってもガルトたちは何ら痛まない。まさに、オマケに入れてみた金属だ。
こうして、各種金属の特殊加工は終了する。
次は金属以外の素材の特殊加工だ。
まず、黒龍の鱗である。黒龍の鱗を用いる理由はレイナとフィオンの武器を作った事と同様の理由である。すなわち、更なる強靭さ確保と魔力の増幅のためだ。
ここからが新しい試みである。昨日テューポに翔太専用の武器を作るのでもしよければ、鱗を貰えないかと頼んだから、なぜか非常に感謝されてしまった。
テューポは翔太が絡まないと常に冷静沈着で表情一つ変えない柱であるが、翔太に関する事になると人格が変わるような気がしてならない。鱗を貰って大丈夫かと聞いたが、数分で再び生えて来るらしく、全く問題がないようだ。
この試みは良い思いつきだと思ったのだが、想定外の事がいくつか起こる。マイリーキーのお姉さんとベヒモスのお兄さんが、自分の身体の一部も使ってくれと申し出て来たことだ。あまりに凄みのある表情で詰め寄られたため思わずOKしてしまった。
ただし、数分で治る部位のみという条件をつけてもらった。翔太のせいで、身体の一部が欠損するなどゾッとしない。その結果、マイリーキーのお姉さんは髪の毛と爪。べヘモスさんは巨大な爪と牙である。
これらの特殊加工の仕方は、《鍛冶》スキルと、【心眼(鍛冶)】100%解放の効果により頭に詳細に思い描けた。
対して、その特殊加工後の効果までは全く分からない。こんなことは初めてだった。だからだ。今回の翔太の武器は全く完成する姿が読めない。まさに、ダンジョンで宝箱を開けるような感覚だ。宝箱の中身は他では決して手に入らないようなアイテムかもしれないが、ミミックに齧られる事も十分あり得る。そんな心境だ。
それぞれの素材に特殊な加工を施していく。そして、金属以外の素材も加工し終えた。
次はモルダバイトを666度で加熱する。この温度だと特殊加工した金属の性質を壊すことなく超圧縮ができるのである。
加熱すると、モルダバイトの中心に漆黒の数センチの塊が生じる。
続いて、黒刀をその漆黒の塊にゆっくり近づけてゆく。黒刀は漆黒の塊に触れると砂のようにサラサラと分解され、塊の中に吸い込まれてゆく。これでもう失敗するわけにはいかなくなった。失敗は相棒の死を意味するのだから。仮に、性能が【伝説級】以下になっても武器の体裁だけは整えないといけない。
先ほど特殊加工した金属を黒色の塊に近づけると、黒刀と同様に、サラサラと分解し、塊に吸い込まれる。
全て吸い込まれたのを確認しモルダバイトを引き抜く。すると、用いた金属とモルダバイトが融合した漆黒の金属の塊が得られた。
この金属の塊に、特殊加工した金属以外の素材を特殊な温度で融合させていく。
融合が終了した金属と特殊素材の塊は漆黒の禍々しいオーラを辺り一面にばら撒いている。
このオーラ、通常人なら気を失うか、下手をすれば数日間、体調不良で寝込むことになっていたかもしれない。結果的にディヴは見学しないで正解だった。
最後は形を整える。形はもちろん、黒刀と同じ形だ。あくまで翔太の相棒は黒刀なのだから。鞘用に塊を切り分ける。
翔太は槌を優しくも力強さを失わないように振り、火と温度を自在に操り、新たな黒刀に命を吹き込んでいく。
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そしてついに翔太専用の【超越級】が完成してしまった。
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【憤怒】
■クラス:超越級
■レベル:4
■説明: 『七つの大罪』の名を持つ漆黒の刀。30%解放された状態。
倒した者の生命を喰らい進化を遂げる。
■性能:
【□□切断30%解放】:刀で切りつけると、距離無効効果と大きさ可変の効果を持つ。
※1日5回まで
※刀身の大きさは0~500m
※刃の出せる距離の範囲は半径1km
【重力操作30%解放】:0~半径1kmの重力を操作する。0~300Gまで
※1日3回まで。
【温度操作30%解放】:0~半径1kmの物質の持つ運動エネルギーを操作し、物質の分子運動を操る。
※1日3回まで。
【生命創造ルーレット30%解放】:倒した敵と同種類の精神生命体を創造し眷属とする。
※ルーレットを回し1~12の出た数×10%の確率で生命創造をする。
※創造生命のレベルは元々の敵のレベル+ルーレット×10
※創造生命の【才能値】は、倒した敵の【才能値】+ルーレット×10
【索敵】:半径1kmを索敵する。
【取得経験値倍】:敵を倒して得られる経験値が倍となる。
筋力+1500、体力+1500、反射神経+1500
知能+1500、魔力+1500、魔力の強さ+1500
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(…………まただ。また異常な兵器を作ってしまった。しかも【フラゲルム・デイ】と同じ進化だ。
でも、【□□切断30%解放】、【重力操作30%解放】、【温度操作30%解放】は1日3回しか使えない。これだけ見たら、回数制限のないレイナの持つ【フラゲルム・デイ】の方が強力のようにも見える。索敵も【フラゲルム・デイ】は倍の2kmだし……。もっとも、実際に使って検証してみなければわからない。魔の森で検証してみよう。
【フラゲルム・デイ】よりも上なのは、能力値がオール+1500というところと、【取得経験値倍】、【生命創造ルーレット30%解放】だろう。
まず【取得経験値倍】は本当に助かる。僕の当面の目標はレベル上げにあるからさ。
能力値がオール+1500。これほどの力があれば、あの下種悪魔を圧倒できる。でも、油断は禁物だ。あの下種悪魔は自信をベルゼブブの眷属と言っていた。僕の敵は最悪ベルゼブブという事になる。ベルゼブブが下種悪魔より強いのは間違いないのだから。
【生命創造ルーレット30%解放】は【不死賽子】の生命誕生バージョンだと思う。これは、『七つの迷宮』の精霊生成とほぼ同じ機能だね。この兵器で一番出鱈目な機能だ。『七つの迷宮』の精霊生成は、生物の一部を吸収させなければ発動できないし、誕生する生物の予測も不可能だ。この事に鑑みれば、倒したものを生命として生成可能なのは予測が効いてむしろ使いやすいかもよ。
そして、どうやら黒刀による【スキル等級+】の能力制限は成功したみたい。一応《鍛冶》スキルと【心眼(鍛冶)100%解放】により、予測はしていたんだけどね。確信は持てなかったわけだ。これで、進化にスキルを使えるよ)
翔太が黒刀を使った一番の理由は相棒であるからだが、もう一つは黒刀を混ぜれば【スキル等級+】の機能が付かないからだ。
一見、これは付いた方が良いようにも思える。だが、スキルの等級が上がれば、十中八九進化に用いることのできるスキルは少なくなる。《水龍》が【第4級――最上級】の《水刃》と【第4級――最上級】の《水弾》から進化したことからも等級は自力で上げた方が翔太にとっては良い。
亀よりも鈍い翔太もレイナやフィオンに比べ、スキルの等級の上昇速度が凄まじい事は十分承知している。【才能】が上がったレイナでさえも、スキルの等級を【神話級】まで上げるのは十数年の年月がいると思われる。さらに、スキルの進化も並大抵の事では無理だろう。だから、レイナとフィオンにはこの機能が是非とも必要となるのだ。
とはいえ、装備を外せば等級が元に戻るようにも思える。等級が戻ればスキルを進化に使える。この事実は今日のゴブリンやスライムとの戦闘でフィオンに実験に協力してもらって確かめた。
【神話級】とは異なり、【超越級】は、どうやら持ち主が固定されるようだ。翔太が【村正】を持っても、能力値に変動はなかったし、フィオンのステータスも上昇されたままであり、スキルの等級もプラス2がされたままで変化はなかった。おそらく、【超越級】はレイナやフィオンの専用武器として作っていることが原因ではないかと思われる。もっとも、それだけでは説明がつかない事も多々あるが、今はそう考えて置くしかあるまい。
このように外しても等級が上昇したままであれば、スキルの進化は不可能になるケースが多くなる。それでは困る。だから黒刀を混ぜてこの機能を封じたのだ。
新しい相棒の名前が【憤怒】なのは少々、複雑な気持ちではある。だが、糞悪魔に対する怒りを忘れないためにも今の翔太の相棒としてはピッタリの名前かもしれない。兎も角も、翔太専用武器が完成したのであった。
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【元ガルト工房】と【日本刀工房】の片付けをして、ディヴのところへ行く。もう18時55分であり、カヴァデール店も閉店の時間である。
ディヴは時間を延長してでも売ってくれというお客に明日また来るようにと説得しているところだった。明日の優先券を渡され、やっとお客が納得して帰ってゆく。翔太は店からお客が全員いなくなったところを見計らい声をかける。
「ディヴさん。ご苦労さまです」
「あ、ショウタさん。どうだい? 良い武具はできたかい?」
「はい。僕的にはかなり気に入ってます。これです」
前の黒刀と見かけ上はほぼ同じであるし、レイナの【フラゲルム・デイ】やフィオンの【村正】を既に見ていることもあり、さほど驚かないと翔太は踏んでいた。だが、それは鍛冶師としてのディヴをあまりにも見くびっていた。
ディヴは【憤怒】を見ると、幽鬼のように真っ青な顔で、それを震える手で持ち調べ始める。鞘、鍔、柄、刀身、順々に視線を移していく度に手の震えが徐々に増していき、遂に動かなくなった。どうやら気絶してしまったようだ。
ディヴの名前を呼び、意識をお花畑から戻ってきてもらう。ディヴは意識が覚醒してから暫らくは興奮していたがやがて落ち着いてボソボソと話始めた。
「あくまで私の感覚ですが、これは今までの【フラゲルム・デイ】や【村正】とは根本的なところで異なります。
【フラゲルム・デイ】や【村正】はまだ武器という無機質な感じがしました。ですが、これはまるで生きもののようです。とても武器とは思えない……」
それは翔太も感じていた事だ。【憤怒】が今にも喋り出しそうなそんな馬鹿げた想像さえしてしまう。
ガルトがいうにはディヴは《鍛冶》スキルはまだ低いが、目利きに関してはすでにガルトを超えているそうだ。とすれば、このディヴの感想は的を得ている可能性が高い。
またやり過ぎたと若干反省しながらも、デリックに早く寝る様に命令されていたことを思い出す。
暫らくの間ディヴはかなり動揺している様子だったが他の都市に支店を出す商売戦略等を聞いていたら、徐々に冷静さを取り戻してきた。
簡単に挨拶してからカヴァデール店を後にする。
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宿屋キャメロンに戻ると、食堂でフィオンとレイナが夕食を食べているところだったので、一緒の席につく。
カヴァデール店の《鍛冶》を手伝うようになってからというもの翔太は夕食をガルトやディヴと食べる事が多くなった。フィオン達と夕食を共にするのは久々といえよう。だから、かなり嬉しかった。だが、少々疑問もあったのは事実だ。
「フィオンとレイナは『七つの迷宮』に今日の午後行ってたんだよね? なぜ7階層で夕飯食べないの?」
フィオンがレイナを睨み、レイナが気まずそうにする。耳が倒れ、尻尾を丸めている。何かあったのは間違いがない。こってりしぼられた様子だ。
「『七つの迷宮』は子供にはいささか居心地が良すぎる。
今日はずっと、アニメなるものに夢中で態々食べ物を持って来てくれた7階層の住人に礼の一つも言わない。食べたものを自分で片付けない。今日の救助者の件でレイナに聞きたいことがあるから呼んでも答えもしない。
ここは獣王国の王宮ではない。これでは、何のために冒険者になったのかがわからない。兄貴にレイナの教育は任されているからな。当分は7階層は禁止だ」
レイナはこの世の終わりのような顔をしていた。よほど、7階層禁止が応えている様子だ。だが、確かにフィオンのいうことももっともだ。
レイナの親御さんが冒険者になる事を許可したのも、レイナが世の中の厳しさを知り、一人で何でも解決できる胆力を培ってもらいたいからだろう。
地球にいた翔太にはわかる。あの7階層は途轍もなく快適だが、一人で生きていく力は全くといって良いほどつかない。
若干、暗い雰囲気となってしまったので、翔太は話題を変えることにした。
「フィオン、レイナ、これが僕の新しい武器」
ゴトッ
テーブルの上に【憤怒】を置く。フィオンは命一杯、血の気の引いた顔を引き攣らせ、逆にレイナは目を輝かせる。
「これは……また大分無茶したようだな」
ほぼ、ディヴと同様の反応をフィオンはする。フィオンの武器の強さを判別する能力は本来、ガルトやディヴには遠く及ばないはずだ。フィオンが【憤怒】の異常さを感じることができるのは、同じく【超越級レベル2】の【村正】を装備していているからだろう。
怖いもの知らずのレイナは武器に興味心身の様子であった。どうせ、『触らせろ』菟せがまれるに決まっている。暫らくの間、相棒にはレイナの子守りでもしてもらおう。
手に取って【憤怒】を見て良いというと、レイナは猫が魚に飛びつくように、手に取りはしゃぎまくっていた。
相棒がレイナと遊んでいる間にフィオンに今後の行動を相談する必要がある。
「フィオン、明日からの魔の森――深域どうする? 中域の怪物がいるらしいけど……」
「その件なんだがな。さっき報告書をギルドへ提出しにいったら、明日から一時的に冒険者の魔の森の立ち入りが禁止されるらしい。解除は未定だ」
「まあ、そうなるだろうね」
(困ったな。ラシェルの専用武器を作るためには、魔の森――深域にあるといわれる素材が必要だ。最悪、僕だけで行くしかないね。【憤怒】があるんだ。強者に遭遇しても、逃げるだけなら何とかなると思う。取り敢えず、明日は様子をみよう。動き出すのは明後日からだ)
食事が終わり、名残惜しそうにするレイナの後ろ襟首を掴み引きずる様にフィオンは自分達の部屋へ戻ってゆく。
翔太も自分の部屋へ戻り、ベッドへ横になる。少々考え事をしようかと思っていたが、急に凄まじい睡魔が襲ってくる。それに抵抗することさえ許されず意識は夢の中へ落ちて行く。




