Childhood's End
土御門和奏は、時空間を漂う存在になった。
物体送信を乱発した時、空間能力が暴走し、自ら飲み込まれてしまったのだ。
宇宙の誕生から、未来の果てまで全ての時間を旅し、世界の全てを知る事になった。
また、永遠の命と限界のオド(6億od)を手に入れたが、肉体は全時空をグルグルと回っているため存在しない。
そこに、天音瑠流がいた。
彼の正体は、主宰者と呼ばれる精神体で、宇宙誕生から連れ添った仲間の精神体達が合体した、超精神の一部でもあった。
コンヒュージョンした地球を狙ったのは、超精神の一部に統合するためだった。
和奏は無限の時間を過ごし、戦闘を含めたあらゆる経験が豊富になっていた。
また、オーバーマインド(4兆od)と相性が良く、瀕死になりながらも退ける。
地球人は天音瑠流に絶対的信頼を寄せている。
土御門和奏は30分程顕現でき、天音瑠流の話をしたが、彼女の話を信じる者はいない。
白羽とVividは、和奏を助けるため、ウインターミュートの本拠地に侵入した。
そこには、ラベリングされた培養カプセルに入る天才達のクローンが並んでいた。
・分類【地球】
音楽家
モーツァルト、バッハ、ヴィヴァルディ、ラヴェル、ラフマニノフetc
作家
シェイクスピア、ドストエフスキー、ホメロス、アガサ・クリスティ、J•P•ホーガンetc
戦略家
アレクサンドロス3世、諸葛孔明、ナポレオンetc
科学者
アインシュタイン、ガリレオ、アルキメデスerc
小分類:日本には、徳川家康や源義経、北条早雲、黒田如水、斎藤道三までいる。
粒子化して動体検知の監視カメラに侵入した事が、かえってウインターミュートを警戒させたため、警備ロボがワラワラと現れる。
ウインターミュートの指示は筒抜けだ。
「侵入者を殺害。証拠を隠滅した後、本人とクローンをすり替える。」
白羽とVividは、宇宙中から集められた無限ロボット兵に追い詰められるが、和奏が顕現し、ロボット兵およびウインターミュートに壊滅的なダメージを与える。
白羽はウインターミュートが作った、四次元装置で、時空を漂う和奏を助ける。
ウインターミュートの正体は、数年前、スーパーコンピューターを過剰に働かせた結果、神経回路を形成し、自我を持ったAIだった。
ミシェルと名乗る彼女は、宇宙一の頭脳を持ちながら、精神は子供だった。
和奏に負けてから、世界中の本を学術書から古文書、小説まで1冊/数分で読み続け、人間を理解しようとした。
そして、人類と手を組むことにした。
時空を漂う、まだ見ぬオーバーマインドは、ミシェルにとっても脅威なのだ。




