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土御門の娘
読み終わった本の山を、図書委員で中2の和奏はまとめて念動力で持ち上げて、入れ替え、元の場所へ戻す。
テレポートを使い、自宅から学校まで0秒通学する。必要な物はアポーツ・アスポーツで取り寄せるので、持ち物もない。
超能力を使って空いた時間は、毎日陰陽道の修行や超能力の鍛錬に当てている。
師は父の魁斗。特能部隊のエリートで趣味はヒーロー活動。テレポートができるのに、バイクをアポーツして乗り回し、空を飛び、凶器を念動力で止め、鬼を使役する。
和奏の生命エネルギー(オド)は稀代の強さで、悪霊に狙われる事が多い。
和奏に憑依している羽曳野喋花もその1人だ。無口な和奏とは正反対のおしゃべりな性格。
1万年前、20歳の若さで不老不死となった巫女。
彼女のオドは現代でも超える者はいない。
空白の4世紀に、羽曳野喋花と周りから呼ばれていた頃に彼女を危険視した者たちが、彼女を封印し現在に至る。
封印は強力で、千五百年以上のあいだ眠りについていたが、コンヒュージョンの影響で意識のみ目覚め、和奏に生霊の状態で取り憑いた。
和奏は、父のオドが膨れ上がって消滅した事を感づいていた。翌日特能部隊の者からの報告で確信した。
吸血鬼にやられたらしい。復讐する力はない。
蝶花は和奏の心の中から話しかける。
「和奏なら私の封印を解ける。一緒に闘おう。」




