↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コンヒュージョン  作者: スズキ
第2章 50年後
PR
13/18

50年後 復活の日

────50年後


不知火燎里《しらぬいかがり》は、傭兵校の班員と防護服を着て、崩れかかる施設の地下へと進む。


50年前、殺人ウイルスがパンデミックを起こし、世界の人口が7割減少した。

この研究所は、その時に放棄されたらしい。


「課外授業と実践訓練を兼ねて、旧施設の探査を行います。なお、成績のバランスを加味した班組みとなっており、必ずベテランがリーダーとして引率します。」

学校ではそう説明された。


施設の奥には、冷凍保存された獣人が眠っていた。

自動制御の自家発電所があり、電源は生きている様だ。


【伊吹白羽】


プレートにはそう書かれていた。

冷凍保存を解除し、数十分程で意識を取り戻す。

白羽の記憶は混濁している。


「衰弱している。手当てのため、一旦引き上げよう。」

リーダーの神々廻《ししば》が提案する。

施設の内外から亜人や怪物が集まってくる。

人間のみに感染するウイルスのため、今では廃墟は彼らのすみかになっているのだ。


常磐津深麓《ときわづみろく》は、火炎花や爆弾の実を生やして迎撃する。

彼は地球に定住した惑星シルヴィアの子孫だ。


「彼女は何者なの?」

白羽は驚いて冷や汗をかいている。神々廻が答える。

「彼女は鳴神鵺《なるかみぬえ》。色んな姿に変身する事ができるんだ。それより、体調が優れないのか?」

「違う!なぜあの姿に変身できるの?だってあれは、エレクトルパスに、オルレオグル。」

「?」

神々廻は不思議そうな目で白羽を見る。


亜人と怪物は散り散りになった。

燎里の防護服はボロボロだ。

深麓は植物で抗体を作り燎里に投与し、植物の線維で防護服を応急処置する。

フォリス人の植物交配能力は凄まじい。

しかし、ウイルスは3カ月おきに変異するため、抗体は完璧ではない。

「ありがとう。」

「また襲われないうちに、帰ろうか。」

深麓は照れくさそうに答える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。