11.庭師の少年。
今更ですが、ブックマークしてくださった方々、評価してくださった方々、読んでくださった方々、ありがとうございます!!!
それと、投稿遅れて申し訳ありません!m(_ _)m
ルード叔父様は仕事で出掛けている。
ローズお姉様とリアンお義兄様とレオお義兄様はそれぞれの部屋で(家庭教師に)魔術を習っている。
私は………
「ふん♪ふん♪ふーん♪」
…庭を、『散歩中』だ!!
今日の魔法の授業はもう終わった。暇なのだ!
………別に、自主練習をサボっているわけではない。
た・ま・た・ま暇なのだ!そう。たまたま! …たま、たま……(ーー;)
花壇を見て回っていると、1人の少年が花壇の前に立っていた。
(……誰だろ?)
恐らくローズお姉様達と同じくらいの歳だろう。
話しかけようと思いそっと近づいていくと、後ろに私がいることに気づいていない少年は、、、水の魔法を使った。
・・・・・
「………っえ〜〜!?」
「っ!?」
少年は驚いた顔で振り向いたが、私に気づくとすぐ真顔になった。
「………どうしたんですか」
「……え?わ、わたしのこと、しってるの?」
と聞くと
「……………爺ちゃんから聞きました」
(??)
色々質問して分かったことは、彼は寡黙キャラだということ、庭師の孫だということ、両親や兄弟、祖母など、祖父以外の親戚がいないということ、今11歳でローズお姉様達の1歳年上だということ、名前はアレフだということだ。
「あれふは、だれにまほうのつかいかたをおしえてもらったの?」
「…………前に魔法を使っている人を見たことあるから」
「ふぁ!?」
「?」
アレフは今、 (・・? …なぜ驚くんだ? というような顔をしているが、普通はそんなに簡単に魔法を使えない。
私のように異端児は独学で魔法使えたりするが……
加えてアレフは一般人だ。貴族出身ではない。
これは大事件である。
「ね、ねえ、」
「……何」
「あれふがいちばん、とくいなまほうをみたい」
人が1番得意な魔法はその人の属性の魔法なので、アレフの1番得意な魔法を見ればアレフの属性魔法が分かるはずだ。
「………いいよ」
するとアレフは立ち上がり、なぜか花壇の前に立った。
(?)
そして、
「!?」
なんと、アレフが使った魔法は、、、
緑の魔法だった。
「はっ、はああああああ!?」
「…?」
アレフはただでさえ異端児なのに、更に異端児要素が増えてしまった。
異端児とは、平民なのに魔法が使える人や、10歳未満なのに魔法が使える人、魔力が莫大な人、7魔法以外の魔法が使える人などのことを示す。
属性魔法が2つ以上の人も異端児なのだが今までそんな人はいなかった。
せいぜい適正魔法が多かったりするぐらいだ。
適正魔法とは、属性魔法の次に使いやすい魔法だ。適正魔法は、属性魔法と似た魔法であることが多い。
例えば、属性魔法が火魔法の人は水魔法を使うことが苦手だ。その代わり、風魔法が適正で得意なことが多い。
そして、光魔法と闇魔法を使える人は異端児扱いを受ける。
理由は、光魔法と闇魔法は属性でないと扱えないためだ。
ただ、使える者が稀なだけなので、異端児ではない。
属性魔法が光魔法の人は好待遇を受けるが属性魔法が闇魔法の人は邪険に扱われるため、主に適正魔法を使って属性魔法を隠す場合が多い。
……アレフは、異端児だ。




