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~異世界転生~ 悪役令嬢の『妹』に転生してしまいました!?  作者: 小宮 春
第1章 乙女ゲームの舞台が始まる前の話
11/15

10.叔父様の誕生日。

 マリンが今までとは違い、叔父様・お姉様・お義兄様の前に名前をつけて呼んでいる理由は、レオも義兄になったからです。

レオもリアンも義兄なので「お義兄様」だとどちらか分からないため、名前をつけて呼んでいます。

(姉と叔父は義兄だけ名前をつけて呼ぶのが不自然なため、名前をつけて呼んでいます。)

 最近、レオお義兄様とリアンお義兄様がギクシャクしているのでどうしたのか聞いてみたが、なんでもないよと言われた。

…どうしたのだろうか?

 気になるとはいえ、今日はそんなことを考える暇もない。

なぜなら、、、ルード叔父様の誕生日だからだ!

 ルード叔父様は今日は仕事で夕方ごろに帰ってくるので、それまでに準備することになった。

 だが私は前に町に行ったときプレゼントを買いそこねたので、今日買いに行く。

レオお義兄様もまだプレゼントを買っていないのだがレオお義兄様が1人で町へ行くのは心配なので、レオお義兄様も一緒に行くか誘ってみた。

すると喜びながら一緒に行くと言った。

(あんなに喜ぶなんて………やっぱり、レオお義兄様も1人で町へ行くのは不安だったのだろうか?)

 なんて考えていると、リアンお義兄様も一緒に行くと言い出した。

「りあんおにいさまも?」

と聞くと

「ああ。」

と言われた。

 すると、レオお義兄様がなぜかムッとしながら

「俺たち2人で大丈夫ですけど。」

と言い、ローズお姉様が

「リアンもまだ叔父様へのプレゼント、買っていないの?」

と聞いた。ちなみに、ローズお姉様は前回町へ行ったときにプレゼントを購入したらしい。

「いや、2人だと心配だし。」

とリアンお義兄様は言うので、

「じゃあ、ぜいいんでいきましょう!」

と私が笑顔で提案すると、

「ええ!?」

と不満そうにレオお義兄様。

「いいわね!」

と嬉しそうにローズお姉様。

「……まあ、いいんじゃない?」

と複雑そうにリアンお義兄様。

ということで決定した。


 町へ着いた。私は全員フード付きマントを着ている。身バレ防止と目立たないようにするためだ。

(だけど私達の誰かの存在感が凄まじいらしく、もの凄く注目された。(ーー;)

一応、身バレはしていないようだ。)

 それからいろんな店を見てまわり、リアンお義兄様は万年筆を。レオお義兄様はハンカチを。私はネクタイを買った。

ローズお姉様は腕時計を買ったらしい。

 その後少し休憩し、町を一周した。

そして帰ろうとしたとき、お姉様が絡まれた。ガラの悪い人達だ。

相手はわざとぶつかってきて怪我をした、などと言ってくる。

ここは人通りが少ない。

アスラー公爵家の名を名乗っても信じてもらえず、ローズお姉様は腕を掴まれてしまった。

「キャッ!」

「うわ〜 君がぶつかってきたせいでこいつ怪我しちゃったじゃん。どうしてくれんの〜?」

「ていうかこいつ、目つきとか悪いけどよく見たら美人じゃね?」

「確かに〜ww」

という会話を繰り広げ、

「金がないなら君で払ってもらうしかないなあ〜?www」

と言い、ローズお姉様を連れ去ろうとした。

すると、リアンお義兄様が

「やめろ!」

と言い、男に向かって殴りがかった。

だが相手はガラの悪い大男数人。体格差や筋力差などでリアンお義兄様はあっという間に返り討ちにされてしまった。

男はリアンお義兄様の胸ぐらを掴み、

「お前の攻撃なんかこれっぽっちも効かないんだよwww」

と言い、男の仲間はギャハハと笑った。

これ以上は見過ごせないので、私はフードを脱いだ。

一気に男達の目が集まる。

「うわ こいつ、金髪金眼じゃん。」

「しかも結構可愛い〜www」

と言ってこっちへ歩いてきた男を魔法で金縛りにする。

そのまま一気に全員金縛りにして、リアンお義兄様とローズお姉様を解放する。

「わたしのたいせつなおにいさまとおねえさまにてをだすなんて、、、ゆるせない。」

と言った瞬間、男達の体に失神する程度の電流を流す。

男達は全員、白目向いて失神した。

そしてリアンお義兄様に治癒魔法をかけ、全員で帰宅した。

 帰る道中、ローズお姉様からは感謝されまくり、レオお義兄様からは呆れられた。リアンお義兄様はずっと黙っていた。

 帰ってからは昼食を食べ、パーティーの準備を手伝った。


 ルード叔父様が帰ってきた。玄関で待ち伏せしていた私達は出迎え、食堂へ連れて行った。

ルード叔父様は驚き、そしてとても喜んでくれた。

 ごちそうを食べ、ケーキを食べ、プレゼントを渡した。

とても楽しかったが、私は終始元気のないリアンお義兄様が気になっていた。

「りあんおにいさま!」

部屋に戻る途中のリアンお義兄様を呼び止める。

「どうしたのですか?…ずっとげんきないですね。」

と言うと、リアンお義兄様は

「………昼間、俺の力不足で一人では義姉様を助けられなかった。

守るべき存在である義妹に助けられた。

俺が力不足なのが悔しかったんだ。」

と言った。

「……りあんおにいさまはろーずおねえさまがさらわれそうになったとき、あんなおおきなおとこのひとにむかってなぐりかかりました。

それだけでゆうかんだとおもいます。」

と言うと、リアンお義兄様は一瞬驚いた後微笑み、私をギュッと抱きしめて、

「………ありがとう」

と言った。

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