〜番外編〜 恋バナ
《リアン Version》
「「あっ」」
それはレオが来てから数日後のこと。
たまたま剣術の稽古の休憩が重なった俺たちは、同じベンチに座ることになった。
「………………」
しばらく沈黙が続いたが、俺は前から気になっていたことを聞くことにした。
「……なあ」
「えっ?」
「レオ……お前、ってさ、そのー…マリンのこと、好き、なの?」
と聞くと、レオは顔を真っ赤にした。
「すっ!?………え、えーと、」
とどもり始め、俺は確信した。
「やっぱり……好きなんだな。」
「ふぁ!? す、好き、とか、そ、そういうのじゃ………」
と焦っていたが、
「………実はさ、俺も好きなんだよ。あいつのこと。」
と言うと、
「え」
とピタッと静止した。が次の瞬間勢いよく立ち上がり、
「お、俺だって彼女のこと好きです!」
と言い、すぐにしまった!というように顔を青くし、慌てて手で口を塞いだ。
俺がなんて言おうか迷っている間に休憩終了の合図があり、急いで戻ることになってしまった。
(やっぱりレオも、好きだったのか………
……まあ、あいつに惚れるなっていうほうが無理だよな…(苦笑))
《レオ Version》
「「あっ」」
俺がここに来てから数日経ったある日、たまたま剣術の稽古の休憩が義兄様と重なった。
同じベンチに座ったが義兄様があまり俺を好いていないような気がしていたので、どう接しようか迷っていた。
すると、
「……なあ」
「えっ?」
なんと、義兄様から話しかけてきてくれた。
「レオ……お前、ってさ、マリンのこと、好きなの?」
と聞かれ、顔に熱が集まるのを感じた。
「すっ!?………え、えーと、」
と動揺していると、
「やっぱり……好きなんだな。」
と言われた。
「ふぁ!?す、好き、とか、そ、そういうのじゃ………」
と焦っていると、
「………実はさ、俺も好きなんだよ。あいつのこと。」
と言われ、
「え」
と思わず固まった。が勢いよく立ち上がり、
「お、俺だって彼女のこと好きです!」
と言ってしまい、すぐにしまった!と思った。慌てて手で口を塞いだが、もう言ってしまった。
どうしようかと思っていると義兄様は休憩が終わり、稽古に戻ってしまった。
(……まさか、義兄様も、マリンのことが好きだったなんて…………)




