番外編 騒がしい登校
今回は優衣視点の番外編です!リクエストがあったので作ってみました!読んでも読まなくても本編には影響しないのでどちらでもオッケーです!!
「あ、ああああ飛鳥ちゃん…………あ、あたあたあたアタシ、今日なんだよね……!?」
仁ノは元々緊張しやすい性格だけど、今日という今日はいつも以上に緊張していた。
仁ノ、ヤンキー時代も緊張だけはそのままだったな。
相手と殺り合う……ゴホン、勝負する前だって心臓バックバク〜って顔してたし。
ただ、もう少し落ち着いてもいいんじゃない………?
「だっ、だよねっ! ボクも緊張して夜も眠れなかったよっ!」
そして飛鳥ちゃんも仁ノと同じくらいの緊張顔……。
よしっ……!ここは私が活を入れなきゃっ!
「大丈夫だって! 仁ノに何かあったら私が助けるんだからっ!」
いつも通り……いつ通り仁ノにハグをしたらいい……。
わかってるはずなのに恥ずかしくて顔が少し熱くなる気がした。
どんな仁ノだって仁ノだから全然おかしくないのに、今の仁ノは可愛すぎて目を合わせるだけで精一杯。
「ゆ、優衣! あ、アタシだって一応男なんだからそんなっ、無防備にっ!」
っ……そんな恥ずかしそうな、でもどこか嬉しいような顔で見つめられたら心臓持たないよっ……!
きっと私たち互いに自分たちの心臓潰しに行ってるよね!?
どことなく初々しい空気が流れる中、朝陽くんが飛鳥ちゃんの肩に手を置いた。
「まさかオレ『たち』が付き合ってすぐ後に二人も付き合うとはねぇ~」
………………え。
「「!?!?」」
びっくりしすぎて無言で仁ノと視線を交わす。
『ふ、ふふふ2人って付き合ってたの!?』
そう言おうとしたけど声がうまく出ずに口パクで仁ノに喋りかけた。
『あ、アタシも知らない!!』
『だよねだよね!?』
仁ノも声に出してないのに、言ってることが理解できる。互いに理解できることを知ってまた驚いた。
これぞ幼馴染パワーならぬ以心伝心……。
「…………っ!? ………………〜! ………………〜〜〜!?」
「……? …………?」
わわっ……あっちもあっちで大変そう……。なんて言ってるかわかんないけど、飛鳥ちゃん顔真っ赤……。
朝陽くん絶対話噛み合ってない顔だし……。
「美乃花さんじゃなかったっけ?」
「「「ミノカ……?」」」
だ、誰それっ……!?名前的に女の人??しかも朝陽くん『さん』って言ってるから年上……?
「ゆ、ゆゆゆゆ優衣……! ど、どういうことっ。朝陽くんってその……美乃花さん……と付き合ってるの?」
「で、でも『じゃなかったっけ?』ってクエスチョンマークって言うの? それがついてるから親戚的な感じかもしれないよね……?」
2人に聞こえないように小声で会話をする。
全く会話が理解できない……マジでこれどういう状況っ!?
唖然として飛鳥ちゃんを見てたら、急に今日一番の大声を上げた。
「お姉ちゃん!?!?!?!?!?!?!?」
私たちはまたびっくりしてお互いの耳を塞ぐ。
す、すっごい声量…………どこから出てるんだろ……。
でもやっぱり会話噛み合ってないよね!?
「オレのお兄ちゃんと、飛鳥ちゃんのお姉ちゃんが♡」
そういうこと!?
付き合ったって朝陽くんのお兄ちゃんと飛鳥ちゃんのお姉ちゃんがってことね!?
そりゃ通りで朝陽くんすまし顔なわけだ!!
「つき、つきつつつきつき付き合ったぁ!?」
「あはっ、キツツキって言ってるじゃん」
「笑い事じゃなーい!!!!!!!!!」
あ、2人とも走って学校のほう行っちゃった……。
少ししてから仁ノとまた顔を見合わす。
「アタシ的にはあの2人のカップリングが好きなんだよね」
「うん、めっちゃわかる」
「「……やっぱり、あの二人には敵わないねぇ〜」」
ほっこりした気持ちで遠くなっていく2人を仁ノと見つめた。
私的には優衣と仁ノのカップリングが気入ってるんですよねぇ〜。次はいよいよ覚えてるかな?朝陽の男友達、御剣双くんの登場です!名前だけだして全く登場させてなかったのでまあ楽しみにしててください(?)!性格は明るい元気な男の子って感じです!




