12 嬉しさともどかしさ
お久しぶりです、5月(結構過ぎてるよね……?)になっていろいろサボってました……(正直なんでね……許してください……(?))やっと仁ノ終わりましたね〜次はちょっとずつやっと進めていこうと思ってます!!!
「……よかった、ちゃんと二人が自分の気持ちを言えて」
オレの方を見て、飛鳥ちゃんが嬉しそうに笑う。
それと同時に、ズキン、と胸が痛くなった。
オレには、持病なんてない。嘘に決まってる。
スカートなんて、とっくの昔に諦めたのに、なんで……求めてしまうのだろう。
仁ノは……仁ノちゃんは、自分らしさを見つけた。
……でもオレは。一回オレを捨てたから。
戻ることなんて、許されるわけがない。
「そうだね〜。でも、よく飛鳥ちゃん、仁ノちゃんのことわかったね」
何事もなかったように、作り笑顔を浮かべる。
「えっ、あっ、それはっ……か、感覚ってやつかなっ!」
……ん? あれ? 飛鳥ちゃん、なにか焦ってる? やっぱり、飛鳥ちゃんはなにか悩んでいる……?
「でっでもほらっ! 仁ノちゃんがあんなに笑顔になれたんだし、結果オーライじゃんっ!」
「まあ、それはそうだけど……」
もう一度、病室にいる仁ノちゃんと優衣ちゃんに視線を移す。
男の子とは思えないような顔立ち、服、姿。メイク一つであんなに変わるものなの……?
確かに、仁ノちゃんはもともと容姿が整ってた。中性的な顔立ちだったし。
「……ねぇ、飛鳥ちゃん」
少しだけ震えた声で、飛鳥ちゃんに話しかけた。
ずっと飛鳥ちゃんに聞いてみたかったことがある。
「ん? どうしたの? 朝陽」
「……オレに、スカートって、似合うと思う?」
「え?」
驚きを隠せない飛鳥ちゃんの顔が目に入って苦しくなる。
何言ってんだろう……オレ。冗談でも笑えないじゃん。
自分で言ってて、吐き気がする。
「ううんっ! なんでもないっ!」
笑えているのかもわからない笑顔をまた作る。
一度、自分から逃げたのに。また戻ってこようとするなんて。
「…………朝陽は、何でも似合うよ!」
「っ……!?」
曇りのない晴れやかな笑顔。太陽みたいに、輝いて見える。
『何でも似合う』…………こんなオレでも……?
否定されるのは慣れていた。
だって、オレ自身が、他人を否定していたのだから。
目の奥が焼き切れるように熱くなる。鼻もツンとして、肺が苦しい。
生暖かい水が、オレの頬をつたる。一滴二滴、ちょっとずつ、増えていく。
「ええっ!? 朝陽!? 大丈夫!?」
オレの異変に気づいたのか、飛鳥ちゃんは顔を真っ青にして倒れ込みそうなオレを支えた。
「オレに、メイクを教えてほしい」
やっとの思いで絞り出した声は、細く、弱々しく病院の廊下に響いた。
短い話です〜!!最近本当に何もしてなくて執筆下手になっててごめんなさいです……!ちょっとずつですが頑張って投稿しようと思ってますっ!!!




