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第4話:憧れのスキル

第4話:憧れのスキル

5年後

5年の間に色々あった。まず、俺達上級教室では将来的にはAランク以上のパーティに入ることが決まっていると教えられ、税務処理から魔法基礎知識、戦闘医療を1日7時間、半年間学び、そして第1次座学テストで上級教室は上位5名は不動だったが下は何名かが中級教室に降りていった。次の半年間は秋季から冬季にかけての魔物達の巣窟、階層宮と呼ばれるエリアでの自給自足での活動方法。そして1年生最終試験、相変わらず上位5名は不動という感じで1年を締めくくる。新年から年度始めは休暇という事もあり、久しぶりに村に帰ったが、同級生達は農業を引き継いだが見向きもされず、父さんと母さんだけが色々聞いてくれた。レボリューション・チルドレンの事も話そうと思ったが、お父さんが村の神の摂理を受けて好奇心が無いと思うと怖く、聞けずじまいだ。2年生は1年かけて扱いたい武器の特訓で、3年生昇級試験までに試験官を倒すレベルまで鍛えなくてはならない。俺は片手剣を専攻し、無事に合格。村の雰囲気がいつからか好きでなくなって、レスティアの家で過ごした。3年生は魔法の勉強が主で3つ以上の魔法、1種類以上の魔法を覚えるのが必須条件で、とにかく練習と知識の叩きの日々。毎週の魔法の実技試験では最初の1ヶ月は魔法が使えたのは首席のレギオスだけだった。俺は1ヶ月半ほどで回復魔法の初級を覚え、感動が心を飲み込んだ。それから2ヶ月に1つほどの魔法を覚えていった。そしていよいよ、4年生から階層宮の第1層の試験で、天に届く高さで、円柱状の直径だけでも30kmあるらしく、それが300層まであるとされるが現時点では第75層までしか攻略できてないとか。每季節每に2週間サバイバル及び戦闘訓練、それも無事に達成し、最後の5年生は1年間でどこまで進めれるかのテストだった。俺とレスティアは上手く協力し合い、レスティアを第4層のボスモンスターを討伐させてあげれて、首席となり、いよいよ。5年間のご褒美。そしてこれからの冒険の祝福とも言える固有スキル習得の儀。

1番の下の学生からスキルを取る。固有スキルにはコストがあり、生まれながらの才と17歳までの精神力と体力でキャパシティが決まる。

「私はアイアンホーク「鉱物探索」」、「僕はクリティカル・オブソリュート「絶対必中」」……各自がスキルを取っていく中でレスティアの番が回ってきた。

「私は……ベクトルアップ「速力加速」を選びます!」

レスティアが青色の光に包まれた。弾けると同時にレスティアは嬉しそうにスキルの宝玉を渡してくれる。

俺はこの時を待っていたついに11年間忘れられなかった、格闘劇場で見たあの一撃を。

「俺はロケットパンチ「弾丸殴打」!」

右の拳が光出し、ワクワク感と力がみなぎる。

しかしクラスに激震が走り、担任の教官も驚いていた。

教官に問われる。

「お前本気でそれ選んだのか?」

「はい、ずっとこの時の為に耐え忍んできました」

「そうか……ならいい」

いよいよ、レギオス君の番だ。やはり原子融合だろうか……レギオスは結局この5年間も魔導原子力の本を読み続けていた。

「僕は……魔導消滅「マギアス・アニヒレーション」を選びます」

教官も聞いた事がないスキル名だったらしく、近づくと宝玉が赤く光だし、クラス内に暴風が吹き荒れる。

「これだ……!これが僕の求めていた力!!」

そう言うと光も風も収まり、教官は彼を問う。

「レギオス、魔導消滅なんて聞いたことないぞ。どういうスキルだ?」

「魔法は基本の負のエネルギー反応と呼ばれています。ですが正のエネルギーとされる固有スキルの根源のエネルギーをぶつけると膨大なエネルギーに変換されます。魔法正負反応と呼ばれるものです。物理学的には対消滅と呼ばれる仮説をスキルにできないかこの5年間調べてきました」

教官は圧倒されていた。恐らく自分よりも強い学生ができてしまったと。

その後は卒業パーティーだったが俺と今まで話してきた友人達は突然変わったかのように交流を避けられる。だが、レスティアとレギオスだけは別で魔導通信機の番号を交換し、一緒に食事を楽しんだ。

いよいよ、来週からは卒業生専用のBランクパーティの天眼の剣の入隊式だ。どうなるか……

俺はレスティアと手を繋ぎながら、レスティアの家に帰る。

「主人、娘さんを首席にしました」

「……」

「主人?」

「ディレオス君、残念なお知らせだ。東の農村が壊滅したらしい」

俺は鋼の剣を落とした。

「父さんと……母さんは……」

「残念ながら遺体すら見つからなかったようだ。生き残った村人も致命傷を負い、何者かが動いた可能性がある。ディレオス君、混乱と悲しみの中で私から提案させてくれ。うちに養子に来ないか?無理にとは言わない。来週までに考えておいてくれ」

俺はどうやって自室に戻ったか分からない。だが事実としてもう、俺に故郷は無い。

ご拝読お疲れ様です!今日は次話でラストですね。もし1話からここまで読んでくださった方がいれば黒井としてはとても嬉しいです!ぜひ、次話も読んでいただきたいです!そして黒井がもし固有スキルを取るとしたら異界顕現「アナザー・ワールド」みたいな若干型月作品寄りのスキルを取りたいですね。

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