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ロケットパンチが神殺しの剣より弱いのは不満なので覆します  作者: 黒井 冥斗
最弱スキルと最強の剣を持つ冒険者
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第26話:呪いの塊

お久しぶりです!黒井冥斗です!ご心配おかけしました!また投稿再開するのでよろしくお願いいたします!

第26話:呪いの塊

赤黒い光が消えると、そこは洞窟のようになっていた。そして岩の洞窟は所々がノイズのようにザザっと赤黒く乱れる。

全員がここはヤバいと感じるのにそう時間はかからなかった。

その時アリーナ姉さんの「死霊人接近!」という声と共に聖騎士達の抜剣音が聞こえ、戦闘が開始したようだ。

「ギルセイド最高司令長官殿、死霊人って……」

「そうだ、異適に侵食された人間であり、下手に攻撃を受ければ死霊人の仲間入りだ。彼女たちはそれは分かっているから心配はないだろう」

そして魔導通信機を取り出すと第7機動機獣艦隊に通話をかけ出す。

「アラム中将か?敵の後衛を機獣で潰せ」

「言われんでもわかっとる。既にワイらの機獣は榴弾装填済みや。ひとつ聞かせてくれ、あいつらは異適属性なのは間違いないんか?」

「あぁ。異適属性の人間だ」

「分かったで。ほな殲滅するわ。総員!機動機獣艦隊の怒りを見せてやれ!艦隊連動熱光線!!」

その時中衛ゾーンから一斉に青白い光が飛んでいき、奥が吹き飛ぶような爆風と爆心地から数キロ離れてるここでさえ少し熱いと感じた。

その時、前衛の聖騎士達が「敵増援を確認!」と叫ぶのが聞こえた。

「怯むんやない!爆裂榴弾連続射撃や!!」

ドンッドンッ!と激しい爆音が聞こえ、死霊人のうめき声が聞こえてきた。

「砲撃による有効率4割と思われます!」

司令長官の魔導通信機から聞こえてきた声の後にアラム中将の舌打ちが聞こえる。

「舐めとんのか!ふざけようて!爆裂榴弾連続射撃続行や!」

「やれやれ、アラム中将。血の気が登りすぎですよ。私の機装帝としての実力が必要そうですね」

「あぁん!?カリデウスはんの実力は認めたるが……」

「天獣!流星天撃(スターダスト・ゼーラーアタック)!」

ここでも見えるくらいの大きな機獣……カリデウスさんの天獣が流星群のように多数の光線のような攻撃を撃ち込む。

「攻撃有効率5割か……粘ってきますね」

俺はその破滅的な様子をただ眺めていた。そんな時だった……

明らかに違う気配を感じた。聖騎士達も感じてないようだ。

「アリーナ姉さん!!」

俺はギルセイド最高司令長官の静止の言葉も聞かず、即座に飛び出て、神殺しの剣を引き抜き、煙の中から近づく確実な恐怖と絶望から姉さんを守るために覚悟を決める。

「ディレオス!来ちゃダメ!」

アリーナ姉さんの僅かな抜剣する様子が見えたがこちらが守る方が早い。姉さんの前でゼウス・スローター・カーテナを恐怖と垂直になるように剣を向けて、赤黒く穢れた呪いの槍が何本も飛んできた。全部アリーナ姉さん狙いだったが、俺は限界まで集中して全て弾き返す。

「ディレオス……あなた……」

「姉さんとはもう離れ離れにはならない!!」

恐怖の本体が一気に近づいてくるのを感じ、牙突の構えで突こうとした……いや、待て。敵からは純粋な呪いのみを感じる。意識とか敵意よりも生命を蝕む呪いを。

ならば……

「剣よ!守りに徹せよ!」

冒険者育成機関時代に習った体勢、自分の命をダイレクトで狙ってくる攻撃をかわしきれないと判断した時の防御の動き方と構え。

そしてヴァギィィィィンン!!という激しい金属音の後に呪いが消えた。

「はぁ……はぁ……」

剣を見ると傷1つついてない。流石神殺しの為に造られた剣。たかが呪いの塊くらいでは潰れないことが証明できた。

俺が後ろを振り向くと、アリーナ姉さんは俺を抱きしめ、泣きながら叱る。

「バカッ!あんなのお姉ちゃんでも倒せたわ!ディレオス、私はあなたを……あなたを守るために聖騎士になって総長まで上り詰めた。姉として最低限の義務すら果たせなかった私はあなたを守るくらいしかできない……なのに……なのにっ……」

「姉さんの剣が呪いで壊れたら悲しいから……この剣なら耐えれると分かってたから……」

俺も申し訳ない気持ちになりながら涙を流そうとするとギルセイド最高司令長官が来て、「時間がない、前進しなくてはならない」と言って、俺も前衛に加わり、さらに深く降り続ける。何度か先程のような呪いの塊と遭遇したが俺の神殺しの剣の前では無力だった。

自信が着いてきて、これが人類最強の力、今考えれば自惚れだった。

再び呪いの気配を感じた。

地下階層第10階、黒い炎で燃えた地獄のような場所の奥の祭壇に複数名の騎士のような人間と祭壇の奥に女性がいた。

「西洋刀……まさか……」

「最高司令長官!俺が全員ぶち抜きます!」

俺は即座に地面を蹴って突進した。この剣なら勝てる。

「離れろ!ディレオスそいつらは亡国最強の騎士達だ!!」

6本の西洋刀と俺のゼウス・スローター・カーテナが交わる。弾き返せる……そう思った瞬間……

「すり抜け……ぐはっ!……がっ!!」

霊刀だ、俺は完全に油断していた。

意識が一瞬で持っていかれそうになった時にアリーナ姉さんとギルセイド最高司令長官が二人で俺を、後衛の方まで投げ飛ばし、そこで意識は途絶えた。

こんばんは!ご拝読ありがとうございます!もうすぐ第1章が終わりを迎え、第2章が始まる感じですが、第2位から登場する人物が一時期自分好みすぎてイラスト化しようとして折れました笑

絵を上手く描ける人はすごい才能だと思います。それでは皆様いい夜を!

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