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第18話:ディレオス村の安全保障と社会保障

第18話:ディレオス村の安全保障と社会保障

「では、ディレオス村再興会議を始めようと思う。今回の議題は安全保障ですが……なんでレスティアと主人と……そこのお兄さんは?」

「あぁ、紹介しょう。彼はギルド連合軍の第7機動機獣艦隊の司令官だ。出世を蹴り続けてるが事実上の大陸安全保障担当官でもある」

主人がサラッと語ってくれた。確かに2日前にディレオス村の再興とそれに伴う機獣操作スキル持ちが欲しいとは相談したが……

「ワイも名前ゆうた方がええんか?」

「そうだな。言ってやれ」

「ほな、言わせてもらうで。アーサー・カレオン・アラム中将や。お前のナックル作ったのもワイの妹やで」

なんていう偶然だ……だがアーサー家は騎士団家系のはずだが……

「妹さんの事は分かりますが……何故アラムさんは騎士団ではないのですか?」

「単純や、レオーサー帝国は腐敗しとる。ワイの他の兄妹や親戚は帝国を盲信してるがワイとミーナは違うで?、人は救われなくして、人であらず。人って生き物は生涯に一度は救われるもんや。救われんかったらそん時は死ぬ時。なら救える力があるヤツが救わんでどうする?っちゅうな話だけや」

俺は驚きながらも拍手をしてしまう。

「嬉しいわぁ、村長はん。でも1つ誤解せんで欲しいのは、ワイらは軍事戦略的にレオーサー帝国に最も近い村である、ディレオス村を国際ギルド連合軍の防衛拠点と補給拠点にするっちゅう理由や」

「お金が無くてもいいんですか?急に撤退されたらとかも……」

「そこを心配するっちゅうのは村の予算、村人の命を考えてることに他あらへん。そしてワイの回答はあんたの采配次第や。賢王なら死ぬまで守ったる。愚王なら滅ぼす。よく理解せぇや」

俺はこの村の重要性を理解した。レオーサー帝国の脅威から村を守るには俺自身が賢くなる必要がある。民を思い、民を守る。冒険者訓示の一つだ。

「よろしくお願いいたします……」

「礼儀正しくてええな。それじゃ白銀はん、資材運びは機獣にも手伝わせてええんか?」

「あぁ。ディレオス君は元々これだけでもお願いしたいくらいだったらしいからな」

「ディレオスはん、とりあえずワイらは艦隊戦力を旧ディレオス村に集結させておくで、魔導通信機の報連相は忘れんといてや。あとコーヒー美味しかったで、ストレイドはん。ほなまたな」

と言い、アラム中将は去ってしまう。

その時レスティアが声をあげた。

「ディレオス君、私もお父様もディレオス村でパーティを再編成するつもりなんだけど、貿易品や鍛治施設がないと存続は難しいよ」

「それについては既に考えてる。俺のいた土地は大陸同士がぶつかって出来た山脈の村だ。土壌も豊かだったが、何より鉱物資源採集はしてない。農作物と鉱物資源、高野メークンによる乳製品を主力にする予定だ」

レーチカさんが「薬草畑も作るからねっ!」と口出しして、「もちろんです」と答える。

そして、いよいよ最終課題の村人確保をリーダーが問う。

「ディレオス村は素晴らしいが村人がいないと始まらないのも事実。アテはあるのか?」

「簡単には集まらないのが事実だと思ってます。なので税金回避地と貧困層の人に手厚い支援で人を集めます」

リーダーは手を机の上で組んで、「具体的には?」と聞いてくる。

「まず、消費税・所得税・民間の固定資産税・法人税はかけません。基本的な税収は特定金額を超えた際の最大20%以内の贈与税、武器に関しては安全確保税として値段の5〜15%、関税は一律5%、法人固定資産税は組織規模に応じて10%〜20%。次に福祉に関してはギルド主体で日雇労働者の募集を行います。これは法人との協力協定も結び、生活に困ってる人にその日の衣食住と人権を与えて、5年間病欠等を除いて完遂したら二階建ての一軒家およそ35坪程度が支給される事を考えてます」

「「「……」」」

ダメだったかな……かなり頑張って計画したんだけど……

すると主人が挙手する。

「発言よろしいか?」

「お願いします」

「公務を任せる仕事は基本的に公務作業資格が必要だ。だがそんな勉強のできる彼らがこの大規模だが未知の領地に集まるとは思えない。私の提案として年に1度受験資格を設けない公務作業資格試験を行い、人を集めよう。ほぼ全ての国家が年齢や学歴ばかり条件に組むが優秀な人材は貴重な資源でもある。有効活用する他はない」

俺は「ありがとうございます。取り入れさせていただきます」と言って、会議は一時中断し、今度は魔導通信機で俺は会議が始まる4時間後まで、建設会社や冒険者ギルドにも連絡して、人と建物作りの資源確保に奔走し、次の会議では農作物等の備蓄と村内消費と貿易用のバランスを協議して、終わったのが夕方の6時。そこから更に村の地図を自室で書いているとノックもされず、ドアが開かれ、リボルバーを抜こうとしたら、レスティアだった。

「お疲れ様、ハーブティー持ってきたよ」

「ありがとう、置いといて」

「ディレオス君、お願いだから休んで……本当はもう疲れてるんでしょ?」

「いや、元気……だよ……」

「じゃあこの紙にパーティメンバー全員の名前書いてみて」

ディレオス……なんだっけ?

レオス・アークラー?

ミレーユなんとか?

「はぁ……やっぱりダメじゃん。私が添い寝するから寝るわよ」

俺のベッドにレスティアが押し倒し、布団を被せてくれて、抱きしめてくれる。

「ディレオス君……無理して作った街に欠陥やミスがあったり、過労死したら誰が村の再興を果たすの?君が村を再燃させる火なんだから、燃え尽きたらおしまいだよ」

「そうだね……少し……寝る……Zzz」

「ふふっ、可愛い寝顔。写真に収めたいくらいだなぁ。ディレオス君冒険者育成機関の時はお世話になったね。ありがとう」

チュ、優しいキスは額にしてあげて、私も眠りについた。

遅れてしまいすみません!黒井冥斗です!少し休むつもりがガッツリ寝てしまいました…

今日の後書きの内容が薄くて申し訳ないです…その分今夜はディレオスたちの冒険の続きを書きます!

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