61話
説明回?というか反省回?
よくわからんけどそんな感じの話。
「トロールと戦ってみて何か思ったことはあるか?」
トロールを倒した後、ちょっとした休憩時間に領主様にそんな質問をぶつけられた。
「は、はい。今までに戦った経験が無い大きさでとても戦いずらかったです」
と、ニルが言う。
「そうだな、単純に大きくなればなるほど強いのは人も魔物も変わらん。使用できる力の源に大きな差があるのだからな。
まあ、しばしば経験や才能、魔力の量によって覆されることはあるがそれはまた別の要素を足しているからにすぎん。
大きいものは強い。
魔物にしてもFランクのゴブリンとEランクのウルフやDランクのオークを比べればわかる通り大きくなっている。
そしてその大きさの差はBランクから桁が違ってくるのだ。
先ほどのトロールも十分大きかったが、更に大きい敵がこの先にいる。
自分よりも圧倒的に大きい敵を倒す技術や戦略は鍛えておいた方がいいだろうな。
他には?」
「先ほどのトロールは何をしなくても傷が回復していました。巨体であり大きな傷を負わせることが難しい上に、小さな傷はすぐに治してしまう能力を持っているのはとてもやりずらかったです」
と、アストが言う。
アストにとっては特にそうだろうな。
短剣2刀流で手数とスピードが肝の戦い方をしているアストにとって、傷を自分で癒せてしまう相手というのは大層やりにくいと思う。
剣よりも圧倒的に短い短剣は、切り裂ける長さも短い。
それでも人間に対しては問題にならない程度のものであるが、それが巨大な魔物となれば話は別である。
大きな傷をつけることが出来ず、小さな傷を沢山つけても直ぐに治されたり傷が小さくて痛みを感じない程度になってしまったり。
大きいものに小さいもので挑むとはそういうことなのだ。
せめてケイの風刃のような得物に関係なく大きな傷をつけられるような魔法があればいいのだが、世界はそう優しくない。
「そうだな、トロールの再生能力には厄介なものがある。だがそれは何もトロールに限った話ではない。
Aランクの魔物にはトロール以上の再生能力を持つ魔物もいる。
そもそもBランク以上の魔物は何らかの特殊な能力を持っている。
トロールにとっては再生能力がそれにあたる。
トロール以外にもBランクで再生能力を持つ魔物もいれば、再生能力とは全く似ても似つかない能力を持つ魔物もいる。
Bランク以上の魔物と戦うときは相当に気を付ける必要があることを忘れてはいけないぞ」
「それ以外に何かないか?」
「私も気になったのは先ほどの2点くらいです」
「俺も同じです」
「そうか、では最後に1つだけ。
これはトロールだけでなく大型の魔物全般に当てはまることだが、戦っている最中に地形が変わっていたり、足場が無くなっていることがよくある。
気を付けていなければ、あると思った場所に地面が無くて戦線を離脱する羽目になったり、変わった地形に足を取られてこけて、魔物の餌食となることがある。
十分に足元には気を付けなければならないぞ」
『はい!』
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ステータス
名前:ケイ
年齢:15
スキル
鑑定Lv5(494/500) アイテムボックスLv6(588/600)
投擲Lv4(369/400) 剣術Lv9(102/900)
槍術Lv4(362/400) 槌術Lv4(362/400)
斧術Lv4(362/400) 杖術Lv4(362/400)
盾術Lv4(362/400) 火魔法Lv9(711/900)
水魔法Lv7(599/700) 風魔法Lv8(249/800)
土魔法Lv7(527/700) 聖魔法Lv7(321/700)
ユニークスキル
練度増加Lv5(424/500)
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