62話
今日は、日が暮れるまで魔の森で魔物狩りを続けた。
その結果、俺たちは館に帰ってきてすぐにベッドの上でぐでっとなっていた。
いや、俺たちという表現は適当ではないな。
俺は別に問題ないから俺を省けば適当な表現になるはずだ。
俺を省く俺たちはぐでっとしていた。
うん、間違っては無いけどもはやそこに俺を入れる意味は無いな。
お前たち、とか、こいつらでいいはずだ。
いや、固有名詞出せば一発で済むことか。
・・・考えが纏まらずに変なことを言っているあたり俺も十分疲れてるな。
そう、アスト、ニル、メリアの3人はベッドの上でぐでっとしていた。
因みに補足だが、今は話し合うために集まっているだけであり寝るときは個々の部屋で1人で寝ている。
「・・・ねえ」
アストが布団に突っ伏したまま皆に話しかけた。
っていうか起きろや、くぐもってて聞こえにくいったらない。
「どうした?」
一応話しかけてきたわけなので返事はしておいてやろう。
「やばくないですか?」
・・・主語が無い。
あと、どういう風にやばいのかも分からんぞ。
「それな」
ニルには伝わった様子。
こちらは仰向きにベッドダイブしてるので顔が上を向いている為聞きやすい。
「知ってました」
・・・メリア、答えになってない。
そしてなぜ通じ合う。
だらけすぎて、ぐで〇まみたいになってるぞ。
伯爵令嬢としての意地は無いのか?
「明日もでしょう?」
だから主語忘れてる。
言いたいこと何となくわかるけど。
「帰るまでずっとみたいですよ」
「余裕で死ねる」
ニル、不謹慎だそれは。
「ニルさんの言い方はどうかと思いますけど言いたいことは分かります」
「うんうん、着いて来てくれることで危険度はかなり下がって死ににくくなってるけども、
あの人たちのペースに合わせていくと死ぬほど疲れる」
「まあ、確かに中々のハイペースな狩りだったよな。しかも真の魔の森の領域なのに」
何気なく発した俺の一言が場の空気を変えたことを察知した。
「余裕だな?」
「確かに」
「随分と元気ですね?」
おおっと、なぜか3対1の構図が出来上がってしまった。
「僕たちはこんなにも疲れているというのに」
「そうです」
「ケイも疲れろ」
無茶言うなニル。
「いつもは助けてもらってばっかりでとても頼りになって尊敬すらしている魔力量ですが今日この時はなぜでしょうか、憎さを感じます」
「同意」
「同意」
あらら、理不尽な憎しみ。
「ギルティ・オア・ノットギルティ?」
「ギルティ」
「ギルティ」
「ギルティ」
知ってた。『ギルティ・オア・ノットギルティ?』って問が出た時はノットギルティ派が出る事なんて作者がゲームアプリのガチャで神引きする確率より低いんだから。
おっと、電波が。
まあ、ともかく、満場一致でギルティなことは分かってたよ。
これほど不条理と偏見に満ちた判決は無いね。
疲れてないことが罪ですか、そうですか。
「で、ギルティだったらどうするんだよ」
「そんなことは決まっている。ケイも疲れてぐでた〇の一員になればいいのだ」
「何をして疲れればいいのさ?」
「そりゃあ当然魔物狩りだろ」
「ふーん、でもいいのか?」
「何が?」
「俺が疲れるレベルの狩りをしたときはニルは過労死してるかもしれないよ?もちろん魔物狩りに1人で行けるわけないから一緒に行くことになるもんね?」
「ア゛ア゛ア゛ア゛」
慟哭を上げながらニルは崩れ落ちた。
いや、ぐでってる状態で崩れ落ちる事なんてできないんだけどね。
そういうリアクションを取るニルを幻視したというだけで。
「不問で」
「同じく」
手のひら返しが早いね。
こっちとしては好都合だけど。
「まあ、頑張るしかないんじゃない?そのうち慣れるよ」
「そうだといいんだけどね」
「私はあれには慣れたくないですが」
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ステータス
名前:ケイ
年齢:15
スキル
鑑定Lv5(494/500) アイテムボックスLv6(588/600)
投擲Lv4(369/400) 剣術Lv9(121/900)
槍術Lv4(362/400) 槌術Lv4(362/400)
斧術Lv4(362/400) 杖術Lv4(362/400)
盾術Lv4(362/400) 火魔法Lv9(781/900)
水魔法Lv7(659/700) 風魔法Lv8(269/800)
土魔法Lv7(577/700) 聖魔法Lv7(341/700)
ユニークスキル
練度増加Lv5(424/500)
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