60話
魔の森の木は相当にでかい。
全てが巨木、大木と言えるサイズになっている。
魔力の影響なのか成長も相当に早く、魔物との戦闘で折れたとしても通常サイズにはすぐに戻る。
樵などがこんなところに来れるわけもないので伐採されずに放置されて巨木になっていくのだ。
普通の木であれば、魔物が木の上にいたとしてもそれほど高い場所にはいない。
木自体は20mくらいあるだろうが、上の方は魔物の重量を支えられるだけの立派な枝が無い。
だから、ある程度低い場所におり、従来の索敵でも問題なかったのだ。
平面的な索敵だと言っても完全に平面な訳でもないしな。
だが、真の魔の森の木は巨木なのだ。
入ってすぐのところなので身長はそんなに変わらないが逞しさが全然違う。
例えば、同じ身長の男性が2人いたとしよう。
片方は完全インドアで仕事もデスクワークばかりのひょろがり。
片方は筋トレなどをして鍛えている建築関係の職人(大工など)でムキムキ。
このくらい違う。
なので、巨木は大蛇の重量であったとしても受け止めることが出来るのだ。
上に上がれるのであればなるべく上がった方が賢い。
視覚的にも索敵的にも見つかりにくくなるのだから。
そして俺たちは巨木の上に潜む大蛇に気付かなかったわけなんだが。
まあ、木の上や死角に潜む魔物についてはもう新しい索敵の習得によりちゃんと捉えられるようになったので良しとしよう。
次の魔物のところに行こう。
索敵を平面の物に一瞬切り替えて、魔物がどこにいるのかを把握する。
「あっちの方向に魔物がいます」
指をさしてそういうと、索敵を切り替えて探したのかと一瞬で何をして探したのか当てられてしまった。
はい、と答えると皆一斉に方向を転換し、そちらに向かって歩き始めた。
これで居なくなってたらどうしようかと一抹の不安を抱えながら進んでいくと索敵空間に反応があった。
これで先ほどの魔物は俺たちから100mも離れていない場所にいることが分かったのでほっと一安心だ。
少し移動しているようだと言い、若干進路を変更して魔物に近づく。
魔物が見えた。
あれはBランク魔物のトロールだな。
「・・・あたりに魔物の気配はない。アイツ1体だけのようだしお前たちだけで討伐してこい」
「はい、分かりました」
俺たち4人はトロールとの距離を詰める。
背後を取ると、俺以外の3人はダッシュしてトロールに迫る。
走る3人に気付いたトロールは振り向いて攻撃しようと右手を振り上げるが、その動きは緩慢で全員が余裕で避け、足に一撃を加えてから距離を取った。
緩慢な攻撃ではあるが威力はあるようで、空振りして地面を殴った時、少しではあるが地面が揺れたのだ。
流石にその大きな体は伊達じゃないと言ったところか。
トロールはオーガよりも余裕ででかく、身長は7mくらいあるだろう。
普通に武器で攻撃しても下半身にしか届かない。
その上、軽めではあるが再生能力までついているのだ。
中々に面倒くさい魔物である。
とりあえず俺は、トロールに膝をつかせるために、背後から全力の風刃を膝の裏めがけて放つ。
流石にBランクなだけあって両断するには至らず、半分を過ぎたくらいで止まってしまった。
だが、両足の膝の裏を半分も斬られて立っていられる筈もなく、膝をつかせるという目標は達成できた。
トロールの胴体に攻撃が届くようになったと見るや、一斉に攻撃をし始めた。
勿論魔法も使ってである。
自分の周りで攻撃をしている俺たちを追い払おうと、トロールは腕を振り回そうとするが、
それをされると避けざるを得ないので、振り回そうとしている腕に最大魔力の風弾をぶち当てて阻止する。
追い払うことも出来ずに、攻撃を喰らい続けて、トロールの再生能力では追いつかないほどの傷を与えたところで、最後に俺が風刃で喉を切り裂いてトロール戦は終了した。
____________________________
ステータス
名前:ケイ
年齢:15
スキル
鑑定Lv5(494/500) アイテムボックスLv6(588/600)
投擲Lv4(369/400) 剣術Lv9(102/900)
槍術Lv4(362/400) 槌術Lv4(362/400)
斧術Lv4(362/400) 杖術Lv4(362/400)
盾術Lv4(362/400) 火魔法Lv9(711/900)
水魔法Lv7(599/700) 風魔法Lv8(249/800)
土魔法Lv7(527/700) 聖魔法Lv7(321/700)
ユニークスキル
練度増加Lv5(424/500)
___________________________
よろしければブックマークと評価お願いします。
感想の方もよろしければお願いします。
感想が来た場合は全身全霊をもって返信します。
現在の返信確率100%!




