54話
今回は間の小休憩みたいなものなので少な目です。
「どうだったかな?魔の森は」
俺たちは今、ロスラリス一家に混ざり晩御飯を食べている。
ロスラリス一家側からしたら「分ける必要もないし、一緒でいいや」で済むのかもしれないけど招かれている側からすれば堪ったもんじゃないよね。
かなり緊張する。
「流石に魔の森と言われるだけの場所だと思いました。厳しい場所ですがとてもいい修行になりそうです」
アストは表面上は普段通りだな。
やっぱ貴族の子弟だとこういったことも経験してるんだろうな。
内面でどう思っているのかは知る由もないけど。
「で、どこまで行ったんだ?」
「ウルフのところまで行って帰ってきました」
「ふむ、随分慎重なのだな」
「いえ、本来であればもう少し奥まで行きたかったのですが途中で大量のウルフに襲われまして、
魔力もケイ以外が半分以下になったので帰ることにしたのです」
「それはまた結構な大群に襲われたのだな」
「大体3000くらいでした」
「ほう、それは魔の森であることを加味しても多いな」
「そのウルフのことでお父様に相談があるのですが」
「相談?ふむ、聞こうか」
「冒険者活動をするにあたって何かとお金は入用になることはご存じですよね?」
「それはな、私も冒険者である訳だしな。相談とは金の無心の話か?それならば断わるぞ」
「違います、冒険者は自らで稼いだお金で装備や環境を整備出来なければ一人前とは言えません。
何度もお父様が言っていたことくらい覚えています。
それでですが、冒険者の主な収入源は持ち運びが楽な魔石と依頼金で、素材はかさばる為あまり多く持てませんよね」
「そうだな」
「ですから、アイテムボックスという希少スキルもちは重宝され、収納バックという魔道具は高値で取引されています」
「その通りだ」
「ですが私たちのパーティーは運の良いことにケイさんがアイテムボックスのスキルを持っています」
「羨ましい限りだ」
「そのアイテムボックスが問題なのです」
「どう問題なのだ?」
「ケイさんのアイテムボックスの容量が大きすぎるのです。ウルフ3000体が丸々入ってしまったのです」
「は?すまないもう一度言ってくれ」
「ですから、ケイさんのアイテムボックスに解体すらろくにされていないウルフ丸々3000体近くが入ってしまったのです」
「・・・聞き間違いではなかったか、少し理解が追いついてないがとりあえずいいとしよう。
容量が大きいことは喜ばしいことだろう。なぜ問題になるのかが分からんな」
「今日、冒険者ギルドでウルフの解体をお願いしましたが他の仕事が回らなくなるから1日で500体しか引き取れないと言われました。
ケイさんのアイテムボックスにはまだ2500近いウルフが眠っています。
私たちは殆ど毎日魔の森に行くつもりですがその都度アイテムボックスに眠る魔物の量が増えないとも限りません」
「ギルドに頼まず自分たちで解体する選択肢は無いのか?」
「それも考えましたが魔物の方が圧倒的に多いので4人で回すのは困難を極めると思います。
なので魔物の解体に騎士団の方たちを貸してほしいのです。
数が多いので騎士団員たちの解体練習に出来ますし、私たちとしてもいつまでも魔物の素材を抱えているのは修行の邪魔になるのでお願いしたいのです」
「ふむ・・・いいだろう」
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ステータス
名前:ケイ
年齢:15
スキル
鑑定Lv4(232/400) アイテムボックスLv5(230/500)
投擲Lv3(181/300) 剣術Lv7(448/700)
槍術Lv3(178/300) 槌術Lv3(178/300)
斧術Lv3(178/300) 杖術Lv3(178/300)
盾術Lv3(178/300) 火魔法Lv8(73/800)
水魔法Lv6(115/600) 風魔法Lv6(340/600)
土魔法Lv6(21/600) 聖魔法Lv5(419/500)
ユニークスキル
練度増加Lv4(187/400)
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