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49話

なぜなんでしょう、とりあえずやる気が起きないのは・・・。


3人が群れの中に突撃していったが今回はゴブリン戦のように個別に敵を殲滅するスタイルから3人1組で互いの弱点や死角を補うように陣形を整えていた。


ゴブリンからウルフ、獲物を変えたことで今まで通りにいかないことがたくさん増えた。


まず、個体の強さが違う。

まあ、一緒だったらウルフがEランクな訳はないから当たり前なのだが。


そして2つ目、連携の練度だ。

はっきり言ってゴブリンはただの烏合の衆。

リーダーも戦闘時の司令塔と言うよりは非戦闘時にどうするか、敵が来た時に戦うのか戦わないのか決めるだけだと思われる。

違いなど大きさと力くらいだった。

だがウルフは違う。

獲物をしとめる為の効率的な狩り、それを目的として全体が一つの意思のもとに動いていると感じる。

各々に役割やするべきことが明確に決まっているのだろう。


だが逆にこちらに有利なことも増えた。

ウルフは四足歩行の魔物であるために足が速いが、攻撃手段に乏しいと言える。

爪による攻撃も簡単に避けれるしリーチが短い、そして噛みつきは一度噛まれると離してもらえず手こずっている間に他のウルフも噛みついてくるという悪循環を巻き起こす恐ろしい攻撃ではあるが、リーチが短くて範囲も狭い、そして連続性が無いということ。


一度閉じた口を再度開いて噛みつくまでの時間があればどんな武器だって振れる、つまりウルフに連続攻撃は出来ないのだ。

なお、多数によるリンチ風な戦闘は波状攻撃とかであり決して連続攻撃ではないのでそれは連続とは認めない。



そしてもう一つ有利なポイントは、ウルフたちには手が無いということ。

手が無ければ武器は持てず、防具も持てない。

なので攻撃を防ぐ、あるいは防御するということが出来ないということだ。


守りにおいて、防御と回避は基礎的で故に究極的なものである。

完璧に出来ていれば一つたりとも攻撃を喰らうことは無いだろう。

だがそれは無理だ。

無理だからこそ防御と回避の選択肢を用いてより完璧に近づいていく必要がある。

であるにもかかわらず防御を捨てたに等しい。


それはただの阿呆だ。

だが防御を捨ててもスピードがある、このスピードを使いこなしてすべて避けまくればいいのだろう。

しかし、それがうまくいくことは恐らくないだろう。

スピードのアドバンテージなど魔力による身体強化で殆ど潰されているからだ。

哀れウルフ。



まあ、つまり何が言いたいのかと言うと、ちゃんと見て攻撃に気を付けてさえいればウルフの相手をするのは比較的簡単であり、3人1組で死角を補い合い戦っているアストたちがウルフに負ける要素はあまりない。


メリアは攻撃を盾で防ぎ、斬りつけている。

ウルフの身体的特徴上盾に噛みつくことは難しい。ちゃんと噛みついてきたウルフに対して盾を垂直になるように出せば盾の長さより口が開かないウルフたちの攻撃を防ぐことが出来る。


ニルはただただその手に持つ槍で串に刺された魚のようなウルフ串を量産していた。

でも出来れば死体を飛ばすのはやめてくれないかな。

回収が面倒くさい。


アストはその速さと手数の多さを生かして、メリアとニルの後ろから近づくウルフたちを斬っていっている。

アストはウルフをあまり殺してはいない。

殺してはいないが足を斬り落としたりしてウルフの戦力を大幅に落としている。

2本足だろうと4本足だろうと1本でも失えばその自由度は激減する。

立つこと自体は出来ないこともないが走ることは難しすぎる。

そして、戦闘中であれば走ることが出来ないというのはある種の致命傷であった。

それでもなお、アストに立ち向かうウルフばかりだが勢いがなく動きは緩慢、足を1本失っている為に爪による攻撃をしようとすればバランスを失ってこける為噛みつきしかしてこないウルフにアストが後れをとるはずがなく普通に仕留められていた。



俺は、死体を回収しつついつでもフォローが出来るように戦況を注視していたが、ウルフたち全員がアストたちに襲い掛かるはずもなく、俺の方にも何体か来たがさっさと仕留めてやった。

魔法攻撃によるフォローと聖魔法によるフォローをいつでもできるようにはしていたが結局使うことなく戦闘は終了してしまった。


あとで気付いたことではあるが、身体強化の強度上がってウルフに噛みつかれたくらいだったら全然大丈夫じゃね?ということに。

結果は全然大丈夫だった。

服が傷むからあまりしない方がいいけど。





















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv4(232/400) アイテムボックスLv5(220/500)

投擲Lv3(181/300) 剣術Lv7(448/700)

槍術Lv3(178/300) 槌術Lv3(178/300)

斧術Lv3(178/300) 杖術Lv3(178/300)

盾術Lv3(178/300) 火魔法Lv8(73/800)

水魔法Lv6(64/600) 風魔法Lv6(310/600)

土魔法Lv5(470/500) 聖魔法Lv5(419/500)


ユニークスキル

練度増加Lv4(187/400)

___________________________











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