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48話

この一日は長くなりそうだなあ。


その後も暫くゴブリンを狩り続けていた。


索敵をして、見つけては狩り、見つけては狩る。


見敵必殺を地で行く探索の仕方をしていた。



しかしながら余裕で勝てる相手をずっと作業のように倒していくのはどうしても暫くするとつまらなくなってしまうもので・・・


「なあ、もうゴブリンはいいんじゃねえか?かなり倒したと思うんだけど。武器もある程度慣れたしそろそろ別の強い魔物と戦いてえんだが」


と、ニルが言う。


こういう話をするときは大体においてニルが最初に提案することが多いな。


良くも悪くも相手に対する配慮が少ないのだろうか。

普通に貴族の子弟として生きてきたわけだし親しい相手限定のことだと思うが。


「そうですね、このままここでずっとゴブリンを狩っていても大して強くもなれませんし、お金にもなりませんからそろそろ次に行きましょうか」


「そうだね、ゴブリンは売れる素材が無いもんね。普通なら大して気にする差は出ないだろうけどケイがアイテムボックスを持ってるわけだし出来るだけ有効活用したいよね」


「ゴブリンの次となると、ウルフでも狩るか?」


「そうですね、ここにはコボルトもスライムもラビットもいますがいずれもゴブリンと同等程度の魔物ですからあまり意味は無いでしょう。冒険者ギルドの依頼でEランクに区分されている魔物の中なら魔の森にいるEランク魔物の中ではウルフが一番いいでしょうね。

素材の買取額が一番大きかったはずです」


「へえ、なら次はウルフにしようか」


「賛成」


「分かりました」


「了解」



「ここら一帯はゴブリンの縄張りみたいだからもう少し奥に行こうか、道中見つけたゴブリンは殲滅しよう。死体は処理せずに暫く持っていてほしいんだけどいいかな?」


「いいぞ、そのくらいのゴブリンなら容量を圧迫することにはならないし」


まあ、多分何を入れてもそうそうアイテムボックスの容量が危なくなることなんて無いと思うけど。

元から多いのに加えてレベルアップでさらに容量増えてるみたいだし。



「漸く抜けたな、次はウルフか」


「そうだな、ん!?」


ゴブリンの縄張りを抜けてウルフの縄張りに入った瞬間に数十の視線を感じた。


「うおっ!」


「これは!」


「ええ、見られてますね。ゴブリンのようにただ集まっただけではないちゃんとした組織が形成されているのでしょうね。

流石に縄張りに入った瞬間にこれほどの視線を浴びるとは思ってなかったです」


「ま、とりあえず狩ろうぜ」


「そうだね、ケイ、お願いしてもいいかな」


「了解」


そう言って隠れたところから俺たちを見ているウルフ共に魔法を放つ。


たとえ木の後ろにかくれていようとも届くように風槍を放った。

風属性なのは不可視効果を利用したいため、槍は貫くことに特化した魔法だから木ごとウルフを貫いてやろうという意図のもと魔法は選んだ。


なお、風刃ではないのは木を切り倒すのは遠慮したいからだ。


こんなところで木を倒して轟音を立てたらわらわらとウルフが寄ってきそうだからな。



放った魔法により一度に六体のウルフを仕留めた。


役割は斥候なのだろう、仲間がやられてもこちらに向かってこずに逃げていったので追撃でもう一度魔法を放った。


放たれた魔法はまたしても六体のウルフを仕留めた。


ジグザグに走るでもなく、バラバラに逃げるでもなく、みんな同じ方向に一直線に走っていたためとても当てやすかった。


だが、数匹は逃がしてしまったようだ。

別に大した問題でもないけど。


倒したウルフを回収しに行く。


「さて、今のウルフが逃げた方向に群れがあると思うのだけどそこに向かうのでいいかな?」


「うん」


「はい、いいですよ」


「異義なーし」





「うわー、これは凄いね」


「壮観だな」


「随分と大きな群れですね」


「ウルフが金の塊に見えてきたぞ」


おい、それはどうなんだニル。仮にも貴族の一員だろうに。



ウルフたちがたむろしている場所をのぞいてみるとぱっと見でも50匹以上いることは分かった。



「さて、じゃあケイ、さっきと同じくらいの量をしとめてもらっていいかな」


「了解」


「そのあとは僕たちが接近戦をするからケイは危ないと思ったら魔法で援護してほしい。それ以外の時は辺りを警戒しながら戦闘の邪魔になりそうなウルフの死体を回収してもらってもいいかな」


「分かった」


「じゃあ、僕たちは各々怪我しないようにね」


「魔法いくぞ」


そう言って、魔法を2連続で6発ずつ放った。


いずれの魔法もウルフをしっかりと仕留めていた。



俺が魔法を放った瞬間にアストたちは一斉にウルフに向かって行っていたのだった。

















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv4(232/400) アイテムボックスLv5(220/500)

投擲Lv3(181/300) 剣術Lv7(448/700)

槍術Lv3(178/300) 槌術Lv3(178/300)

斧術Lv3(178/300) 杖術Lv3(178/300)

盾術Lv3(178/300) 火魔法Lv8(73/800)

水魔法Lv6(64/600) 風魔法Lv6(301/600)

土魔法Lv5(470/500) 聖魔法Lv5(419/500)


ユニークスキル

練度増加Lv4(187/400)

___________________________
















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