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46話

漸くだ。

異世界生活132日目


「さて、今日から魔の森に入る訳だけどその前に軽くおさらいと打ち合わせをしようか。

それと役割を決めないとだね」


アストが話し始める。


名前の呼び方は変えた。俺、ニル、メリアは名前が短いから呼びやすいけどアストルムは長いからな。

たった二文字だけど、この二文字が一瞬一秒を争う戦闘では大事になるのだ。


「魔の森の情報から話しましょうか、魔の森に出てくる魔物の種類は他の森と比べてもそう変わらないわ。

違ってくるのが魔物の密度です。

魔の森は普通の森の5倍から10倍くらいになると言われています。

それだけの数が魔の森にはいますが、生存競争が活発過ぎて魔物の間でも殺し殺されが日常のようなのでこちらに溢れてくるようなことは滅多にないらしいですが。

魔の森は奥へと進むにつれて魔物も強くなっていきます。

そしてBランク魔物以上しか出てこない領域を魔の森と言って、危険度とこれまでに死んでいった冒険者の数から一定以上の力を持つ人しか入ることが出来ません。

その領域が本当の魔の森なんですが殆どの方は制限のない森も全てを含めて魔の森と言っていますね」



「ああ、かなり危険な場所って聞いてるぜ。本当の魔の森は」


「そうですね、お父様たちも入ったことがあるそうですが苦戦したと聞いています。

ですが領域との凡その境界がしっかりと分かるように目印が置いてあると聞いています。

自らの意思で超えない限りは大丈夫でしょう」


「そもそも僕たちの今の実力で境界までたどり着けるのか、という疑問はあるけどね」


「死なねえように余裕をもっていかないとだな」


「じゃ、そろそろ役割を決めないか。って言っても殆ど決まってるようなもんだが」


本当に、わざわざ決める必要なんてない程に俺たちの個性は被っていない。


「僕は前衛だね」


「私も前衛です」


「俺、中衛」


「俺が後衛だな」



「まず僕が前を警戒し、ケイが後ろを警戒する形で進んで行き、僕は敵を発見したら逃げる場合は先導、戦う場合はおびき寄せる」


「おびき寄せられてこちらに来た魔物は私が受け止めます」


「数が多い場合は俺が魔法で先制攻撃をして減らす」


「メリアさんが受け止めてる魔物を俺たちが武器を使って減らしていく」


「混戦になり始めたら俺はあたりの警戒をしながら司令塔をしつつ、聖魔法をいつでも使えるようにしておく」


「魔法を使うのは魔力量が1番多いケイさんに殆ど任せて私たちは身体強化含む武術でなるべく敵を殲滅。魔法は極力使わないようにします」


「この4人のうち誰か一人でも魔力量が半分以下になったら来た道を引き返す。多分メリアさんか僕かニルだと思うけど」


「昼食を摂ってしばらくしたら引き返しましょう。昼食が摂れるかどうかは分かりませんが」


「最初は昨日買った武具になれる為にゆっくり目で進もう」





「・・・さて、それでは行きましょうか」


『ああ』



緊張しているのだろう。

普通の森であるのになぜか矢鱈と暗くて鬱蒼とした不気味な森に見える。





「いるね、多分ゴブリンだ」


森へと入っておよそ10分、始めて敵と遭遇した。



「戦うかい?」


「当たり前だろ、初っ端から逃げるとかありえねー」


「じゃあ、おびき寄せてくるね」


と言って、離れていった。




「来たよ、ゴブリン16体だ。さすがに多いと言われるだけはあるね、いきなり数が多いよ」


「元々、ゴブリンは徒党を組む魔物だしな。余計になんだろうな」


「ケイさん、先頭の2,3体頼めますか?」


「了解」



叫び声をあげながらこちらに走ってくるゴブリンの先頭にいる奴らに火球を喰らわせる。


火を選択したのは、視覚効果により相手がおびえやすいことと、他のゴブリンにも燃え広がったらラッキーだからな。


森の中で火とか危なくね?と思われる方も多いだろう。


大丈夫だ。生木は大量に水を含んでいるからそうそう燃えない。

たとえ燃え広がっても水だせば済む話だしね。


あ、ほら。


火球を喰らって倒れた3体から延焼した奴が4体もいる。


結局俺が7体倒してしまったので残りは9体になった。


ゴブリン程度であればメリアも剣だけで十分処理できるし盾は防御には使っていなかった。

何なら盾で積極的に攻撃していたまである。


初戦闘と気合の入った3人によって30秒もかからずゴブリン共は殲滅された。



しっかりと魔石を抜き取り死体を処理して次に進む。


















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv4(232/400) アイテムボックスLv5(220/500)

投擲Lv3(181/300) 剣術Lv7(448/700)

槍術Lv3(178/300) 槌術Lv3(178/300)

斧術Lv3(178/300) 杖術Lv3(178/300)

盾術Lv3(178/300) 火魔法Lv8(73/800)

水魔法Lv6(64/600) 風魔法Lv6(279/600)

土魔法Lv5(466/500) 聖魔法Lv5(419/500)


ユニークスキル

練度増加Lv4(187/400)

___________________________











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