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45話

強くなれ。若者よ。

異世界生活131日目


「さて、本来の予定であれば今日から魔の森に行くつもりでしたが、お父様のアドバイスに従って今日は武器防具を揃えに行きましょう」


「「「賛成」」」


いつもであればアストルムか偶に俺だが、今日の司会進行役はメリアのようだ。


因みに、昨日正式に婚約者となってから俺はメリアをさん付けで呼ぶのを辞めさせられた。

ほんの一昨日までロスラリスさんだったのになあ。


ロスラリスさんだとロスラリス一家全員反応するからと昨日メリアさん呼びになったかと思えば今度は婚約者でメリアだよ。

展開が早い、ついていけない。


まあ、メリアを呼び捨てにすることが出来る優越感が無いとは言わないけどね。

超美少女だし。


「メリア、武器防具をそろえると言ってもどこの店が良いのかなんて分からないんだが。何か当てはあるのか?」


「ええ、任せてください。これでもこの都市で生まれ育って15年ですから」


「とは言え伯爵家の令嬢ともあろう人間が街を散策することなんて殆ど無いだろう?」


「確かに、私はこの街を自由に歩いたことはありません。ですが良い店は知っていますよ。領内で1番の腕を持つ店の方は邸に御用聞きに伺いに来ることもしばしばありますし、馬車でですがお父様に連れられお店の方に出向いたこともあります。

それに、噂は邸にまで届くこともあります。

何処の誰はとてもいい腕をした鍛冶師だとか、あそこにあるお店はとても料理がおいしいだとか、良い噂ばかりとは限りませんが15年もいれば大体の把握は出来るというものです」


「なるほど、それは頼もしいね」


「俺のとこは関係なく外に出てたなあ、まあしがない男爵領の・・・だけど」


「僕のところもそうだよ。性別とか長男ではないこととかが比較的自由を与えられていた要因だけれどね」



「それはそうとして一つ問題が発生しました」


「どうした?」


「道が分かりません」


ズルッ!とずっこけそうになった。

関西の古典的なコントのように。


「違うんです、ちゃんと良いお店は知っているんですよ。ですがこれまでは馬車に乗ってしばらくすればついていたのでどこにあるのか分からないだけなんです」


「分かってる分かってる、冒険者ギルドにでも聞きに行こうか」


「そうだな、それがいいと思う」


「場所が分からずに何時間も歩くのはごめんだしね」


結局、冒険者ギルドで道を尋ねることになった。


道中、若干拗ねていたメリアの反応が可愛かったと言っておこう。



ここにいる全員が問題なく地図を読めるので程なくして目的の武器屋に到着した。


「こんにちわー」


ずかずかと遠慮なくニルが入ってく。

俺には出来ないな。


別に店なんだから遠慮など要らないことは分かってるんだけどなぜか無遠慮に入ることが憚られるというか、何というか・・・まあとりあえず初見の場所に入っていくのが苦手なのだ。


前世から備わっている人見知りスキルの面目躍如と言ったところか。


誰かに続いて入っていくのは問題ないんだけどね。



いらっしゃい。と出迎えてくれたのは初老くらいの女性だった。



俺たちは各々自分の使用する武器を手に取り感触を確かめながら選んでいく。


本来であればオーダーメイドの方が断然にいいんだけど、金、時間がかかることと俺たちの実力的にまだオーダーするほどでもない。

店においてある品はどれも画一的なものだが、全て鍛造品で質は良い。

それに誰にでも扱えるようにその武器の最も基本的な形をしている。


俺は鑑定を使い、使われている素材や武器の品質などを見て、財布の中身と相談しながら決めた。


主な素材は鋼、魔物の牙を追加素材として使用しており強靭さや切れ味などが上がっている剣だ。

鍛冶師の腕も相まってそのお値段は金貨10枚。

ギリギリ予算内で、1番良いものを選んだ。


ニルも同じくらいの値段の槍を購入していた。


アストルムとメリアは使用する武器が2つなので金貨7枚ほどの物を2つ買っていた。

流石に財力が違うぜ・・・ゴ、ゴクリ。


なんちゃって。



次は防具をまた別の店に行き買う。


魔物の皮を使用した防具ではあるが特殊な処理を施している為、素材となった魔物が生きていたころより高性能である。


金属の鎧もあるが、冒険者でそれをつけるのは愚の骨頂。


重い、動きにくい、音が出る、と言った弱点があり、冒険者には向いてない。

戦争をするうえで対人であれば効果は高いのだが。


その他にも、魔物を相手にするうえで多少なりとも防御力は必要なので魔物素材の服や、長時間森やらを歩き回るのに適した靴などを買いに行き、出費は金貨20枚を超えた。


これから魔の森周辺で稼ぐとは言え、一時的にでも財布の中身がすっからかんになるのは悲しいものがあるな。
















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv4(216/400) アイテムボックスLv5(200/500)

投擲Lv3(169/300) 剣術Lv7(416/700)

槍術Lv3(166/300) 槌術Lv3(166/300)

斧術Lv3(166/300) 杖術Lv3(166/300)

盾術Lv3(166/300) 火魔法Lv8(41/800)

水魔法Lv6(40/600) 風魔法Lv6(255/600)

土魔法Lv5(446/500) 聖魔法Lv5(399/500)


ユニークスキル

練度増加Lv4(170/400)

___________________________











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