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36話

章分けをしていればここからは次の章に突入だ!!!

と、言えたのに・・・。


面倒くさいので恐らくしないけど。

異世界生活120日目


武闘祭から暫く、この学園に来てはや3ヵ月が経とうとしていた。


武闘祭のあとは特に行事や問題ごとが起きずに平和な日々を過ごしていたのだが・・・


平穏な日々は唐突に終わりを告げるもので、この先に待ち受けている試練の存在をまだ誰も知らない。



なんちゃって。





「おい、変なこと考えてないで真面目にやれ」


「くっ・・・はい」


怒られてしまった。

知っているか・・・


やれと言われるとやりたくなくなる。

そんな天邪鬼な心を人は持っていることを。


俺のことを怒っているのは相部屋をしている説明要員と名高いニル・スぺシオンサムその人。


彼に怒られている現状はまさに平穏な日常が崩れ落ちたと言ってもよく、そしてニルを怒らせ、俺の平穏を壊した元凶はとある試練にあった。


その試練とは、全ての学生に平等に降り注ぐ厄災。


人類の発明であり、大切な資源であるにも関わらず人々のヘイトを大量に買う数枚の紙。


そこに記されているは人類が歩み、積み重ねてきた歴史の一部。


英知の一端が詰まっているにもかかわらずその存在をことごとく拒否されてきた孤高にして至高の紙々

の名は・・・



テスト。



一度経験したものならば聞くだけで総身を震わす3文字。


かの有名な魔法使いの少年の物語に出てくる某ハゲ頭卿と並び、口にしてはいけない御方2大巨頭と呼ばれている超有名人(紙)である。



つい2日ほど前に私たちはこの定期的に学生に襲い来る試練を乗り越えた・・・はずだった。


しかし、一つだけ。


そう、たった一つだけ壁を乗り越えることが出来ないものが俺にはあった。


それが歴史である。


前世、日本で学んだことがこれほどまでに無意味な学問は他になく。

また、この世界に来て半年も経っていない俺にとってはこの国や周辺諸国の歴史は割とどうでも良かった。


そして自分の興味のある事以外はすぐにきれいさっぱりと忘れてしまう脳を所有している俺にはどこまでも相性の悪い学問である。


この学園で学ぶものは主に、武術実技、武術座学、魔法実技、魔法座学、数学、歴史学、言語学、薬学、錬金学だ。


武術実技、武術座学、魔法実技、魔法座学はもちろん問題なく高得点。


数学は数字の形が変わっただけで地球と同じな為、全く問題なし。


言語学は古典のようなものであり、地球にいたころに身に着けていた言語能力をこちらの世界に適応させてくれているおかげで問題なく出来る。


錬金学はまんま錬金術で、これに興味のない日本の今どきの高校生はいないのではないだろうか。

知識は最初こそ無かったが、スポンジのように錬金学を吸収していく驚きの成長をしている。


薬学はあれだ・・・まさしく魔女であった。地球の悪い魔女のイメージそのままだった。

制作物は違うがまあ毒と薬は紙一重と言うしな。似るのもしょうがない。

まあ、仮に魔女スタイルじゃなくても薬学には元々興味はあった。なにせ冒険者の必需品であるポーションが作れるからな。

俺は聖魔法があるから要らねえだろと思う人もいるかもしれんが、いつでも聖魔法が使えるとは限らないし俺の聖魔法のレベルは低い。

常に何本か持っておくのが冒険者の常識である。


最後に歴史であるが、これの前世知識の応用はされなかった。まあ応用したら何千万年前のこの世界のこととかもある程度わかってしまうからかもしれない。

なにせ地球の誕生の方法とか、生物の進化の過程とか恐竜の時代とか過去に起きた大事件とかいろいろ知っているからな。

知られてはいけない過去とかがあるのかもしれない。


こういう異世界物で大昔にとても栄えていた超魔法文明とかがあるってのはある種のお約束と言うか、テンプレになりつつあるしこの世界にもあってもおかしくは無い。


教えてはいけない、復活させてはいけないものがあるのなら仕方ないけどさ、せめて問題の無い範囲で適応させることは出来なかったのかな?

それでもだいぶ違う筈なんだけど。


まあ、グチグチ言っててもしょうがないしやるか。


おっかない人もいるし。




◇◇◇◇◇◇◇◇


「お、おわった~」


「漸くか、それにしてもボーダーギリギリの合格最低点じゃねえか」


「もうテストの話は聞きたくない」


「ま、1回目の追試で合格して良かったな。不合格だったら夏休みに突入してたぞ」


「ほんと、夏休みに追試とかマジ勘弁だからな。明日で学園終わりだしな。俺は自由を手に入れた」


「夏休みの予定は自由とは程遠いほどびっちり入ってるけどな」


「それな、まさかロスラリス家で開かれるパーティーに平民が呼ばれるとはな」


「まあ、ケイはロスラリス家のお嬢様であるメリアさんが誘った人だからな。ロスラリス家の客であるともいえるし、何よりあの家は平民でありながら武闘祭を勝ち抜き優勝したケイに興味があるんだろう」


「ニルも来るんだろう?」


「領地貴族の繋がりでな。スぺシオンサム男爵家の上にサングイネア子爵家があってその上にロスラリス伯爵家があるからな。領地貴族は必ず一番上に伯爵家がある。俺の家はロスラリス家の管理下にあるからパーティーに顔を出すのは当たり前なんだよ。

まあ、普通は一家の当主と次期当主しか行かないけどさ、今の俺ってロスラリス家のご令嬢と殊の外近い位置にいるからさ。

利用されてるわけ。

ただ利用されるだけなのは悔しいから俺も魔の森で楽しむために同行するけどな」


「貴族ってめんどくせえ」



























____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv4(24/400) アイテムボックスLv4(384/400)

投擲Lv3(40/300) 剣術Lv7(95/700)

槍術Lv3(37/300) 槌術Lv3(37/300)

斧術Lv3(37/300) 杖術Lv3(37/300)

盾術Lv3(37/300) 火魔法Lv7(425/700)

水魔法Lv5(311/500) 風魔法Lv5(476/500)

土魔法Lv5(211/500) 聖魔法Lv5(154/500)


ユニークスキル

練度増加Lv3(290/300)

___________________________










1ヵ月以上も空くと練度増加の効果によって必ずこれだけは上がっているという熟練度の数値を計算するのが面倒くさいですね。


練度増加のレベルが上がったことでさらにチートが加速していく。

計算しててちょっと笑ってしまった。上がり過ぎじゃね?と。

ただ今3%の増加を毎日してる。

Lv7の剣術なら700の3%だから毎日21も上昇する。

チートかよ。




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