↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/62

19話

いやあ、人が増えるぅぅぅぅ。


メンドクサイ。

異世界生活34日目


試験をした日から1夜開けて今日。


2の鐘が鳴ってしばらく、太陽の傾きも考慮して見るに、今は大体

10時過ぎ位だろう。


合格者の番号が張り出されているはずなので早速向かいたいと

思う。

本当は1の鐘が鳴る前、時間で言うと6時前には起きていた。


夜更かししようにも夜更かしのお供が無いし宴会や飲み会

はまず1人では出来ない。

昨日来たばっかりの街で誰と飲めというのか。

と言う訳で昨日はかなり早く寝たために早めに起きてしまったのだ。


断じて受験結果が気になって早起きしてしまったわけではない。


とは言え起きてしまったのでさっさと見に行こうかと思ったのだが

流石にこんな時間に張り出されていたりはしないだろうと思いなおして

2の鐘が過ぎるまで待つことにして今に至る。


流石にもう張ってあるだろう。







◇◇◇◇◇◇◇◇


フッ・・・人がごみのようだ。


別に高層ビルに上ったりはしてないし空も飛んでない、というか

飛べない。

主に風魔法スキルのレベル不足で。


張り出された合格発表の紙の前に人の塊が出来ていたからつい・・・

こみごみしているなあと思ってたらパッと頭に浮かんだのだ。



人混みの中にはキランキランしてるいかにもな貴族がいる。

全身から「私は高貴な貴族です!」という主張が聞こえてくる。


反対に装飾は最小限でスタイリッシュだけど全身から滲み出る

人の上に立つ者のオーラを纏った人もいる。貴族なのだろう。

「・・・出来る」ゴクリ

と言ってあげたくなる感じだな。



とまあ、どこからどう見ても貴族が混じってる人混みに向かって

人がごみのようだなんて言ったら一発アウトだよね。

人生が。


俺も見たいんだけど遠いんだよね。

かといって下手に貴族に近づく真似はしたくない。


暫くして人がはけだしたので近づいて見る。


Gクラス・・・ない。


Fクラス・・・ない。


下から見ていることでわかるだろうが自己評価は高くない。

何せ筆記が半分白紙とか舐めてることしたからな。


Eクラス・・・ない。


Dクラス・・・ない。


Cクラス・・・ない。


Bクラス・・・ない。


Aクラス・・・あった。



おお、俺Aクラスか。高いな。なんでなんだろう。

後でどの試験で何点取ったか教えてもらえないかな。



「合格者はこちらに来てくださーい!不合格者は邪魔ですので

さっさとお帰り下さーい!」


辛辣。


さっきから聞こえてたけどさっさと帰れって・・・。

落ちたやつ涙目になってるぞ。



まあいいか。とりあえず行こう。


「受かりました」


「おめでとうございます。受験番号と名前を教えてください」


「544番ケイです」


「はい、544番は・・・これですね。中には学園の制服と資料が

入っています。寮の番号も資料に書いてありますのでそれを見て

ください」


「え、寮があるんですか?」


「はい、ありますよ。知らなかったのですか?」


「知りませんでした」


「珍しいですね」


「その寮に住まないといけないんですか?」


「はい」


「絶対?」


「ルールですので」


「準備してないんだけど・・・1度帰ってもいいのかな?」


「ええ、今日の日没までに入寮していてくれたら問題はありません」


「わかった。ありがとう」




・・・寮あるとか全然知らんかった。

でもそうか、学生で冒険者活動が出来ないのにずっと宿の金払うのは

きついもんな。


とりあえず荷物はいつもアイテムボックスに入れてるからいいんだけど

宿を引き払わないとな。

先払いした分は返ってくんのかな。





◇◇◇◇◇◇◇◇


無事引き払うことが出来ました。


お金は泊まってない分返ってきたよ。


さて、寮に行くか。


流石に一人一部屋ではないだろうな。

せめて二人部屋がいいな。


多ければ多いほどめんどくさいし。



俺の部屋は・・・204、ここか。


扉を開けるとそこには・・・


「お、同室さんか?」


先客がいた。


「俺の資料には204と書いてあった」


「なら俺と同じだな。俺の名前はニル・スぺシオンサムだ。

よろしくな」


「俺はケイだ。よろしく」


「苗字が無いってことは平民か。俺は貴族だけど家は末端

の木っ端貴族だから気にしなくていいぜ」


「気にするなと言われて本当に気にしないやつは少ないと思うぞ」


「それもそうだな。でもケイは少ない方なんだろ?」


「まあな、で、俺はなんて呼べばいいんだ?スぺシオンサム様と

呼ぼうか?」


「うわああ、気持ち悪い。呼ばれなれてなさ過ぎて鳥肌立つわ。

普通にニルでいいよ」


「そうか、じゃあニル。ちょっと俺に貴族のこととか学園の

こととか教えてくれよ。全然知らねえんだよ」


「おう、いいぜ。まずは貴族のことから話すか。

貴族には位ってのがあってな。上から順に公爵、侯爵、

伯爵、子爵、男爵、騎士爵の6つがある。

あとは、伯爵の中でも特に力を持つ国境を守る4家を辺境伯

と言ったりするな。

辺境伯は爵位こそ伯爵だけど1段上の侯爵と同列に見られるほどには

力を持ってる。

で、6つの爵位のうち上3つを上級貴族、下3つを下級貴族と言う。

家は下級貴族の男爵だ。

一応領地は持ってるが王都近郊の村が5個あるだけだな」


「その領地って男爵の平均なのか?」


「まあそうだな。男爵の平均は村5~6個だからな」


「騎士爵の領地はどれくらいなんだ?」


「騎士爵は村1つだな。騎士爵の治める村を5~6個管理するのが男爵で、

男爵家を5~6家管理するのが子爵家、子爵家を5~6家管理するのが

伯爵家だな。公爵家と侯爵家は領地を持ってない」


「そんな仕組みになってるんだな。貴族の数と村とかの領地の

数って同じくらいなのか?」


「いや、全然貴族の方が多いぞ。領地持ちの貴族は大して多くない。

騎士爵とか数えきれないほどいるしな。いくら村があっても足りねえな」


「公爵家とかはそれほど多くないだろ?」


「まあな、上に行くほど数は少なくなる。公爵家は2家、侯爵家は8家

だな。貴族についてはこのくらいだろうな。

この学園については明日にでもわかるだろうし・・・

今年入学した有力貴族のこと教えといてやるよ」


「それを教わる意味はあるのか?」


「大ありだ。俺らの同級生だぞ。下手こいて目をつけられたら終わり

だぜ」


「なるほど」


「じゃあまず何といっても王族だな。今年は王族はいない。

いないが、1年上に王子がいるお陰で今年のメンツも中々やばい。

公爵家はいないが侯爵家は4家、伯爵家も10家いてそのうちの4家

が辺境伯というのがやばい。

辺境伯が4家も同学年にいるとかやばすぎだろ。まじで」


「確かにやばいがなんでそんなに今年は揃ってるんだ?」


「1年上に王子がいるからだが・・・」


「1年上に王子がいたら揃う理由が分からん」


「それはあれだ。どの貴族家も王族の同じ年の子供が欲しいんだよ。

同じ年なら王族の誕生日パーティーに呼ばれるし、もし生まれた子が

才能豊かなら王族の側近や婚約者に選ばれる可能性も高くなるだろ?

だから王妃様が身籠ったって話が出るとどこも子作りを始めるんだよ。

でも、身籠ってからそれが判明するまでしばらくかかるから王妃様とは

どうしても差が出るだろ?それに情報が届くのが遅かったりもするしな。

で、そんなこんなで出た差のせいで1年下になってしまうこともあるんだよ。

というか今年の同学年にいる貴族は全員ずれた奴だと思うぞ。

かくいう俺もずれた口だ」


「なるほど、それでも皆合格するなんて貴族には優秀な奴が多いんだな」


「いや、それは違う。確かに幼少期から家庭教師つけられて勉強してる

から優秀な奴は多い。でも上級貴族は最初から入学することが決まってる。

だからここにいる上級貴族が全員優秀かと聞かれるとそうでもない。

まあ、クラスを分ける為にテスト自体は受けてるしSクラスの奴は紛れもなく

優秀だぜ」


「じゃあニルはちゃんと受験して受かったのか。

優秀だな。そういえばニルのクラスは?」


「ケイと一緒だと思うぞ。部屋割りはクラスでされてるからな。

端数がでたクラスは1個下のクラスの奴と同じになるけど。

あ、もちろん男女は分かれてるぞ」


「じゃあニルもAクラスか。優秀だな」


「まあな、というかケイ。お前知らないこと多いな」


「フッ・・・それほどでも。学園に寮があることを知らなかったくらいだ」


「ほめてない。それは知らなすぎだろ」


「まあそもそも昨日初めて学園のこと知ったし」


「はあ?昨日って受験の日だろ?昨日まで学園のこと知らなかったのに

なんでここにいるんだよ」


「受験に受かったからだが」


「昨日学園のこと知ったってことは受験のことも昨日知ったんだろ?」


「当たり前。学園のこと知らないのに学園の受験のこと知ってたら変だろ」


「よく受験しようと思ったな」


「まあな、ちょっと気になってな、ノリと勢いだ」


「よく受かったな」


「それは俺も思う」


「ノリと勢いでAクラスって・・・お前こそ優秀だよ」


「いやあ、それほどでも」















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv2(51/200) アイテムボックスLv2(140/200)

投擲Lv1(33/100) 剣術Lv4(7/400)

槍術Lv1(32/100) 槌術Lv1(32/100)

斧術Lv1(32/100) 杖術Lv1(32/100)

盾術Lv1(32/100) 火魔法Lv4(295/400)

水魔法Lv2(193/200) 風魔法Lv3(110/300)

土魔法Lv3(14/300) 聖魔法Lv2(139/200)


ユニークスキル

練度増加Lv1(66/100)

____________________________



よろしければブックマークと評価お願いします。


感想の方もよろしければお願いします。

感想が来た場合は全身全霊をもって返信します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。