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Das Heldenlied Neu ヘルデンリート・ノイ  作者: Siberius
Neu Zwei Proserpina
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ゴーレム2

その時、スルトはテンペルの正門でゴーレムと対峙していた。

ゴーレムに対し、一般の騎士たちが攻撃したがゴーレムの硬いボディーに剣が届かなかった。

「皆の者、下がれ!」

「スルト団長!」

「おまえたちが束になってもゴーレムは倒せん。ここは私自ら相手をする」

「団長自ら?」

「これ以上、おまえたちに犠牲がでては困るのでな」

スルトは不敵な笑みを浮かべた。

スルトは豪剣を出した。

ゴーレムはスルトの前に迫ってきた。

スルトは豪剣に雷をまとわせた。

スルトはゴーレムと一気に間合いをつめた。

その刹那、スルトがゴーレムの腹を豪剣で貫通した。

「雷霆よ!」

ゴーレムの体内から雷が全身にほとばしる。

ゴーレムはこの一撃で倒された。

スルトは豪剣を抜いた。

スルトは後退する。

ゴーレムの体が芝生の上に倒れる。

そして、ゴーレムは爆破、四散した。

「おお、さすがスルト団長だ!」

「お見事です! スルト団長!」

「フッ、ゴーレムなどこの私の敵ではない。負傷者の救助に当たれ!」

「はっ!」


一方、アンシャルは聖堂の前でディオドラを守っていた。

アンシャルにとって、妹のディオドラこそ、守るべき存在であった。

「よくもディオドラを攻撃しようとしてくれたな。ここから先は私が通さない」

アンシャルは白銀の長剣を構えた。

ゴーレムは右手でアンシャルを殴りかかろうとする。

アンシャルはジャンプでかわし、さらに腕に乗ってゴーレムの右腕を斬り裂いた。

アンシャルの「風振剣」である。

アンシャルは後退した。

アンシャルは風の刃を放った。

「風切刃!」

アンシャルの刃はゴーレムの頭部を破砕した。

頭部が破壊されたことで、ゴーレムは視界を失った。

「ここで一気に決める! はああああ! 風王衝破!」

アンシャルが風をゴーレムのボディーに叩きつけた。

この風の攻撃はゴーレムの核にまで及んだ。

ゴーレムは爆発した。

「ふう……ディオドラ、けがはないか?」

「ええ、兄さんが守ってくれたから、けがはないわ」

「私は正門に向かってスルトと合流する。ディオドラは地下のシェルターに避難するんだ」

「わかったわ」

ディオドラは走り去っていった。

「それにしても、誰がテンペル襲撃を企んだんだ?」


ゴーレムはシベリア学校にも侵入していた。

この学校にはアリオン、シエル、ノエル、ダキの四人も通っている。

テンペルが襲撃されたと聞いてみんなは避難していたが、四人は外に出ていたのだ。

「な、何よ、これ!?」

「シエルちゃん! これゴーレムだよ!?」

「何でゴーレムがテンペルに!? くそ! 俺が三人を守るしかない!」

アリオンは刀を抜いた。

ゴーレムは氷の矢を飛ばしてきた。

「はっ! 紅蓮剣!」

アリオンは刀に紅蓮の炎をともした。

アリオンの炎が氷の矢を溶かす。

アリオンはゴーレムを攻撃した。

しかし、刀で刃ゴーレムに致命傷を与えることはできなかった。

「くっそー! 硬いな! なら、これで! 紅蓮犬牙斬!」

アリオンは炎の刀で斬りつけ上昇する。

「反応はなし、か。効いているのか、いないのかわからないな。どこかに弱点はないのか?」

「アリオン!」

そこにシエルが入った。

シエルたちは隅で震えていた。

「アリオン、ゴーレムには核があるはずだわ! 多分体内の見えないところにあるんだと思う! それを破壊して!」

「よく言うぜ。それがどこにあるのかわからないから苦労しているのに……は!」

アリオンはさらにゴーレムに攻撃した。

炎で装甲を溶解する。

ゴーレムの胸から黄色い球が見えた。

「あれは! あれがゴーレムの核に違いない! 行っくぞー! 紅蓮突!」

アリオンは紅蓮の突きをゴーレムの核に向けて放った。

ゴーレムの核はガラスのように砕け散った。

ゴーレムは活動を停止した。

「やったぜ! 大しょーりー!」

「その、アリオンありがとう……私たちを守ってくれて」

シエルは目を伏せがちに答えた。

「アリオン、私たちは大丈夫だよ」

「アリオンさんのおかげです」

「よし、俺たちもいっしょに避難だ。ん? げっ!?」

「アリオンたちが避難していなかったからもしもって思ってたけど、こんなところで何をしているのかしら? 答えなさい、アリオン!」

「フ、フライツァ先生……!?」

そこにアリオンの母、ダリア・フライツァが現れた。

白いタイトスカートのスーツを着て両腕を組んでいる。

「無線は聞いていなかったの?」

「それは聞こえた。ただ、その、その時にこのデカブツが現れたんだ。俺は三人の命を守ったんだぜ!」

「アリオン、あなたは自分のしたことを理解しているの? テンペルでは18歳が成人年齢よ。あなたはまだ15でしょう? ゴーレムと戦うことが求められる年齢じゃないわ。とはいえ、三人を守った功績は評価されるでしょう。よくやったわね、アリオン」

「母さん……」

「アリオン! 学校では『フライツァ先生』でしょう?」

「はい、フライツァ先生」

「それじゃあ、シェルターに避難するわよ!」

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