バイオラボラトリー
狂月は繁華街に現れた。
狂月は逃げ惑う市民たちを斬り、殺していった。
「はっはっは! 逃げろ! もがけ! そして死ね!」
「あ、あ、あ……」
「あーん?」
そこに一人の女性が座りこんでいた。
「クックック……まだ生きている奴がいたのか……」
狂月が女性に接近する。
「い、いや! 来ないで!」
「ククク! 殺してやるよ。いい叫び声を上げな!」
狂月が刀を上に振り上げる。
そして振り下ろした。
その瞬間大剣が狂月の前にあった。
「これ以上、人殺しはさせない!」
「なんだあ、てめえは?」
「俺はセリオン・シベルスク! 青き狼だ!」
「ほう……てめえが青き狼か……てめえが現れるのを待っていたぜ! さあ、英雄様よう! この俺と戦おうじゃねえか! そのためにこの町を襲ったんだからなあ!」
「俺と戦うためにこの町を襲ったのか……なぜ、俺を直接攻撃しない?」
「あーん? それはなあ、サタンの奴がおまえの大切なものを攻撃しろって言ったからよ」
「ゲスどもが!」
「クックック! それがサタンの奴のやり方なんだよ。さあ、英雄様! この俺と戦ってくれよ!」
狂月が刀でセリオンに斬りかかる。
セリオンはそれをガードする。
狂月の攻撃は鋭かった。
「おら、おら、おら!」
狂月はセリオンに攻め込んでいく。
その攻撃をセリオンははじいた。
「なにいい!?」
狂月が驚愕する。
セリオンが狂月に反撃する。
セリオンの大剣が狂月に振るわれる。
「くっ、こいつ!?」
セリオンの斬撃が一方的に狂月に襲いかかる。
セリオンは連続して狂月を攻撃した。
「ちいっ!」
狂月はセリオンと距離を取った。
「ちいっ! どうやら剣術はおまえの方が上のようだな。だが俺の力はこんなものじゃねえ! 俺の真の力を見せてやるよ! パンター(Panther)!」
狂月の姿に変化が生じた。
狂月の姿がヒョウの亜人のようになっていく。
顔は人のままだ。
「俺様はヒョウの悪魔、狂月だ! この俺様の真の力、見せてやるぜ!」
狂月が吠えた。
狂月はダッシュすると消えた。
そしてセリオンの前に現れ、威力のある蹴りを叩き込んできた。
「くっ!?」
セリオンはうめいた。
狂月のスピードはすさまじく速かった。
狂月が長い爪で攻撃してきた。
セリオンには反撃の暇がない。
狂月はセリオンを圧倒した。
「はっ! くらいやがれ! 闇魔砲!」
狂月が闇の力を収束した。
闇はすさまじくあふれていく。
闇の砲撃が放たれた。
セリオンはそれに光子斬を叩きつけて、無力化した。
「なにいい!?」
狂月が目を見開いた。
セリオンは狂月に接近して光子斬で斬りつけた。
狂月は爪でガードしたものの、セリオンの光子斬はそれを叩き斬った。
「がっ、がはっ!? なんだと!? この、俺が……」
狂月は倒れた。
「セリオン、話がある」
「アンシャル?」
アンシャルは聖堂にセリオンを連れて行った。
そこで話を始める。
「廃棄されたはずの施設バイオラボラトリーが動いている。おそらくサタンのしわざだ。赤き祝福もそこで得た技術に違いない。そこで、セリオン、おまえにこの施設の調査を頼みたい」
「ああ、わかった」
「実はツヴェーデン軍の精鋭部隊がここを襲撃したのだが、連絡が途絶えた」
「ということは?」
「ああ、おそらく壊滅したのだろう。敵がどんな力を持っているかはわからない。気をつけてくれ」
「ああ」
セリオンはバイオラボラトリーを訪れた。
施設は外側からはすでに廃棄されているように見えた。
「いったい、この施設で何が起こっているんだ?」
セリオンは施設の中に入った。
内部は壊れていたり、崩壊していてすでに機能を停止しているように見えた。
セリオンは明かりに目を止めた。
「これは……電力が通っているのか? ならばこの施設は動いているのか?」
セリオンは通路を歩いていくと螺旋階段に躍り出た。
「螺旋階段だ。ここを登っていけばいいのか?」
セリオンは螺旋階段を登った。
すると上からトゲのある侵入者抹殺兵器「クラッシャー」が降りてきた。
「ガードシステムが動いているのか!?」
セリオンは大剣に雷の力を集めた。
クラッシャーの接近に合わせてセリオンは雷電昇を放った。
電光によってクラッシャーは一撃で撃墜された。
「その程度か」
セリオンは螺旋階段を再び登っていった。
今度はクラッシャーが階段を滑って降りてきた。
セリオンは再び雷の力を集めた。
「雷鳴剣!」
雷電が階段を蹂躙する。雷によってクラッシャーは破壊された。
セリオンは螺旋階段の最上階にやって来た。
そこにはワープマシーンがあった。
その中にセリオンは入る。
「ここは、どこなんだ?」
セリオンは土に満ちた空間に出現した。
「はっ!?」
セリオンはすぐさまその場から離れた。
上からドリルが落下してきた。
道は前に進むほかない。
この空間ではドリルが攻撃してくるらしい。
「ドリルが襲ってくるのか……厄介だな」
セリオンは空白地帯に侵入した。
ドリルが下から攻撃を仕掛けてきた。
セリオンは大剣を振るった。
ドリルは一刀両断にされた。
ドリルは爆発した。
セリオンは奥まで一気にダッシュした。
セリオンの後からいくつものドリルが襲いかかる。
セリオンはドリルよりも速いスピードで道を移動した。
セリオンは奥のワープマシーンに入った。
今度は研究棟の外に出た。
「ここは外だな」
外は冷たい空気が支配していた。
セリオンは外を歩いた。
すると庭のようなところからトゲのあるツタがセリオンに襲いかかった。
「これは……植物型のモンスターか!?」
セリオンは大剣でツタを斬り払った。
「植物が相手なら氷が有効なはずだ」
セリオンは氷結刃を出した。
セリオンは氷の刃でツタを斬り裂いた。
奥に紫のバラの姿が見えた。
「ローゼ・プルプーア(Rose Purpur)」であった。
バラのツタがセリオンに叩きつけられる。
どうやら攻撃方法を変えたらしい。
セリオンは打ち付けてくるツタを大剣で斬り落とした。
バラが紫の花びらを飛ばしてくる。
「これは……毒か!」
セリオンは氷結刃でバラの花びらを次々と斬って捨てた。
「このままじゃキリがないな。一気に終わらせる!」
セリオンは雷光の力を大剣にまとわせた。
「雷光閃!」
雷のひらめきが地面から噴出した。
庭をふくめたすべてがセリオンの雷光によって消滅した。
バラは跡形もなく消え失せた。




