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Das Heldenlied Neu ヘルデンリート・ノイ  作者: Siberius
Neu Zwei Proserpina
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ガロッツォ

セリオンの前に一人の青い男が現れた。

「ハッハッハ! 俺はグレネードマン様だ! この俺様と戦って勝てたら、ボスのところに行かせてやるぜ!」

「なら、おまえを倒して、ガロッツォを止める!」

「ハッハッハ! それができたらの話だがな! 死ね! フラッシュボム!」

グレネードマンが右手から、一つの爆弾を発射した。

セリオンは当初、それを切断することを考えた。

グレネードマンはニイッと笑った。

セリオンはとっさにジャンプした。

そうして爆弾をやり過ごす。

爆弾は閃光と共に爆発した。

「ちいっ! 気が付いたか! 勘のいい奴め!」

「斬らなくて正解だったな。あれを斬ったら爆発に巻き込まれていた」

セリオンは険しい表情を浮かべた。

「砕けろ!」

グレネードマンがバリアを張って突撃してきた。

セリオンは蒼気をまとってグレネードマンに叩きつけた。

「くうっ!?」

グレネードマンは形勢不利と悟って後退した。

グレネードマンが大量の爆弾をばらまいてきた。

「クレイジーボム!」

セリオンは蒼気を集中した。

そして蒼い斬撃でクレイジーボムを一度で薙ぎ払う。

セリオンの斬撃でクレイジーボムは無力化された。

「フラッシュボム!」

グレネードマンがきらめく爆弾を出した。

セリオンは蒼気の波を出した。

「翔破斬!」

「ウオオオオオオオオ!?」

グレネードマンは翔破斬に巻き込まれた。

「ぐっ!? この俺が……しかし、しかし、おまえをこのままガロッツォ様のところには行かせはしない! 俺といっしょに、燃え尽きろ!」

グレネードマンは全身に炎を出して、セリオンに突進してきた。

セリオンは全身から蒼気を放出した。

大検の先にまで蒼気をいきわたらせる。

セリオンは蒼気の大剣でグレネードマンを斬った。

「がはっ!?」

グレネードマンは倒れた。

「次はガロッツォの番だ。俺はこの暴走列車を止める!」

セリオンは先頭車両に近づいていった。

すると、列車の天井を破ってガロッツォが出てきた。

ライオンの頭に屈強な体を持つ亜人だ。

「ガッハッハ! よくあのグレネードマンを倒したものだ。それはほめてやるぜ。だがこのまま目的を果たせないようでは『あのおかた』への面目が丸つぶれなんでな。おまえさんにはここらで死んでもらうぜ」

「『あのおかた』とは誰だ?」

「クックック! それは真に偉大なおかただ。あのおかたはこの世界を変える! そのために革命を起こすだろう。おい、セリオンさんよ?」

「何だ?」

「あんたは『ネーション・ステート』をどう思う?」

「それは民族ごとに統一された国家だ」

「だがよ、そいつはおかしくねえか?」

「何が言いたい?」

「あのおかたはこのネーション・ステートを越える存在だ。あのおかたは地上に悪魔の国を作る。それもただの国じゃねえ。『帝国』だぜ! あのおかたはその国の皇帝となるのさ!」

「……」

セリオンにはガロッツォの言っていることが理解できた。

つまり現在国土の基本単位となっている民族とその国家をあのおかたとやらは否定したのだ。

これは既存の秩序の否定であった。

こんにちのエウロピア(Europia)では民族国家がスタンダードだった。

各々の民族ごとに国を持っている。

民族と言語を踏まえてその領土が確定する。

「俺たちはあのおかたのために動いている。どうだい、セリオンさんよ? こっち側に来ねえか?」

「何だと?」

「あのおかたにおまえさんを紹介してやるぜ。そうすれば来るべき、新しい時代の支配者になれるぜ? どうだ、いい話だろ?」

「断る。おまえの、そしてあのおかたとやらの目的もここで終わりだ」

「ああ、そうかい。それじゃあ、あんたには死んでもらうしかないな。超特急であの世に送ってやるぜ!」

ガロッツォは右手にエネルギーブレードを形成した。

「おおりゃあああああ!」

ガロッツォはセリオンにエネルギーブレードで突き付けてきた。

狙いはセリオンの心臓だ。

セリオンはジャンプして突撃をかわし、くるりと回転して着地した。

「クックック! よくかわしたな! だがこれはどうだ? レオスラッシャー!」

ガロッツォは右手からエネルギーの刃を飛ばしてきた。

エネルギーの刃がセリオンに迫る。

セリオンは蒼気の刃を出して、この刃を迎撃した。

エネルギーの刃はくだけた。

「ガッハッハ! やるじゃねえか。だが、これならどうかな? 行くぜ!」

ガロッツォはたくさんのエネルギーの刃を出した。

セリオンは蒼気を出して迎撃する。

ガロッツォは不意に、セリオンに向かって牙で跳びかかってきた。

セリオンは大剣を軽々と振るう。

ガロッツォはセリオンの大剣にかみついた。

セリオンはすばやく大剣を抜いた。

ガロッツォはエネルギーブレードでセリオンを突いてきた。

セリオンはとっさに後退した。

「へへへ……よくやるじゃねえか。これで死にさらせえ!」

ガロッツォはエネルギーブレードで連続攻撃を出してきた。

セリオンはそれを大剣で裁く。

ガロッツォの攻撃は疾風のようだった。

セリオンが反撃する。

蒼気をまとわせた大剣でガロッツォを攻めた。

セリオンが大剣を上から下へと、振るう。

ガロッツォはエネルギーブレードでガードした。

「くっ!? なめんじゃねえ!」

ガロッツォはセリオンを払いのけた。

セリオンは大剣で攻撃を打ち込んでいった。

ガロッツォは守勢に立たされた。

「こ、この俺様が!? 押されているだと!? ふざけるな!」

ガロッツォは大きくジャンプして斬りつけてきた。

セリオンは大剣を構えて上昇した。

セリオンの技「雷電昇」である。

「なにいいいいいいいいい!?」

セリオンは対空技でガロッツォを攻撃した。

ガロッツォのたくましい体が斬られた。

ガロッツォは列車の上に落下した。

「ぐっ、がっ、この俺様が……サ、サタン様……」

がくりとガロッツォは倒れた。

「サタン?」

セリオンはガロッツォが漏らした言葉を唱えた。

暴走列車はその後セリオンによって止められた。

セリオンは知らなかったが、闇の影が迫りつつあった。

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