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Das Heldenlied Neu ヘルデンリート・ノイ  作者: Siberius
Neu Zwei Proserpina
45/196

ガロッツォ団

「フンフフンフーン!」

列車の運転手は鼻歌を歌いながら、列車を運転していた。

列車は平常運転だった。

平和な時が流れてくるはずであった。

それは突然破られた。

ドアの扉が砕け散った。

「なっ! いったいなんだ!?」

運転手は動揺した。

そこには右手にエネルギーブレードをつけたライオンの亜人がいた。

「ガッハッハ! この列車は俺たちが占拠する! 騒いでも無駄だ!」

ライオンの亜人はエネルギーブレードで運転手を貫いた。

「ガハっ!? おまえらあ……こんなことをしてただで済むと思って……!?」

「ガッハッハ! 思ってねえよ! とりあえずてめえは死んどきな! おい、死体を片づけろ!」

「は!」

「ミケロッッツォ(Mikelozzo)!」

「はい、ガロッツォ(Garozzo)様!」

「計画通り、おまえが列車の運転をしろ!」

「は! わかりました!」

「よおし! 野郎ども! この列車を占拠しろ! ククク、抵抗する奴は殺せ!」

「はっ!」

かくして列車が占拠された。


「まもなく、四番線に列車が入ります。そのまま列車が入るのをお待ちください」

駅のホームでアナウンスが鳴った。

待っている人々は列車に乗ろうとしていた。

その時列車は猛スピードでプラットフォームを突っ切り、駅を去っていった。

「なっ、これはいったいどういうことだ!?」

駅長が叫んだ。

「どうやら列車が何者かに占拠されたもようです!」

「何だと!?」

「あー、あー! 親愛なる駅長殿、聞こえるか?」

「きさま、いったい何者だ!? 何を考えている!?」

「ククク、この列車に貴重な鉱物資源が積み込まれていることはわかっている。それをカムフラージュしていることもな! それはこのガロッツォ団がいただくぜ!」

通信は一方的に切れた。

「くっ!? 何ということだ!? 軍に連絡しろ! 列車がガロッツォ団という一味に占拠されたとな!」

 

軍からテンペルに連絡が入った。

アンシャルは通信機で列車が占拠されたこと、そして乗客が人質にされたことを知った。

至急セリオンが呼ばれた。

セリオンには列車の解放が託された。


列車はフルスピードで移動している。

このままではシュヴェーデの外に出るのも時間の問題だ。シュヴェーデの外に出た時点で列車は止められ、もはや無用の存在とかした人質は殺害される可能性が高い。

そう、セリオンは予想した。

「ここで待っていれば、列車が現れるはずだ」

セリオンは列車を先回りして待ち受けていた。

セリオンは鋭い視線を線路に送る。

すると、線路の奥から列車が姿を現した。

「来た!」

セリオンはバイクのエンジンを入れた。

列車は猛スピードで橋の下を通過しようとした。

セリオンはバイクを操り、列車の上に着地した。

それからセリオンはバイクを亜空間にしまった。

「な、何だ!? おまえは!?」

「俺はセリオン。セリオン・シベルスクだ。この列車の暴走を止めに来た」

「軍は……軍はどうしたんだ!?」

「軍は万が一のためにバリケードを設置している。俺はその前におまえたちを止めに来た」

「フッフッフ! その程度で俺たちを止められると思うな! 防備は備えているんだ! 行け、ライドマシーン!」

「むっ!?」

セリオンは大剣を出した。

人が乗り込んだマシーンが起動する。

ライドマシーンはセリオンにライドマシーンで突き付けてきた。

「フハハハハハー! このマシーンのパワーをおまえは受け止めきれるか!」

ライドマシーンのレーザーソードがセリオンに迫る。

ところが、セリオンはライドマシーンのレーザーソードを軽々と受け止めた。

「なっ!?」

「? どうした? この程度か?」

「なめるなあ!」

ライドマシーンがもう片方のレーザーソードを振り下ろす。

セリオンは後退した。

セリオンは蒼気を収束した。

セリオンの大剣から蒼気の刃がライドマシーンのパイロットに放たれた。

パイロットの首が切断された。

ライドマシーンが機能を停止する。

「どんな強力なマシーンでも、乗っているのが人ならたやすく破れる」

「おのれえ!」

「死ねえ!」

今度は二体のライドマシーンが攻撃してきた。

しかし、パイロットを殺せばこの兵器はたやすく無力化できる。

セリオンは蒼波刃でパイロットを殺害し、ライドマシーンを非戦力化した。

「くそっ! ライドマシーンがやられた!」

「なら、俺たちが相手なんだな!」

ショットマンとボンバーマンがセリオンの前に立ちふさがった。

敵はどうしても先頭車両にセリオンを行かせたくないらしい。

ショットマンはピストルからセリオンに弾を撃ってきた。

セリオンは大剣で防ぐ。

ボンバーマンが爆弾を投げつけてくる。

セリオンは蒼気を大剣に集めた。

セリオンは大剣から蒼波刃を横に放った。

ショットマンとボンバーマンが胴体を斬り裂かれて倒れる。

「く、く、くそ! 数だ! 数で抑え込むんだな!」

セリオンは一気に接近すると、大剣で滑らかに斬り捨てた。

「グガッ!?」

「ぎゃっ!?」

「かはっ!?」

「く、来るな! 来るなあ!」

ショットマンの指揮官が銃を乱射する。

セリオンは大剣で的確にガードする。

キンキンと大剣に銃弾が当たった。

「こ、この通りだ! 命だけは助けてくれ!」

ショットマンの指揮官が命乞いした。

「……いいだろう。俺も無差別殺戮の趣味はない。おまえたちのボスのもとへと俺を案内しろ。!?」

セリオンはとっさに伏せた。

セリオンの上をビームが通過していった。

指揮官はビームに貫かれた。

「そ、そんな……」

指揮官は倒れた。

「命乞いすれば味方も撃つか……」

セリオンの視線の先にはビームガンナーが備え付けられていた。

セリオンは大きくジャンプすると、ビームガンナーを大剣で貫いて破壊した。

「!?」

セリオンは再び伏せた。

再び、ビームがセリオンの上を通過した。

セリオンは蒼波刃でこのビームガンナーを破壊した。

「クックック! 敵に情けを求めるような奴は味方じゃねえ。敵だ!」

「この声は……!?」

通信が入った。

「ガッハッハ! この俺はガロッツォ。ガロッツォ団のボスだ! どうやらおまえが刺客として送り込まれたようだな、セリオン・シベルスク!」

「俺のことを知っているのか?」

「ガッハッハ! いいねえ! 楽しくなってきたぜ。この俺様は先頭車両にいる! こいつを倒せたらここまで来い! 楽しみにしているぜ!」

通信が切れた。

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