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Das Heldenlied Neu ヘルデンリート・ノイ  作者: Siberius
Neu Artemidora
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サラマンドラ

「へえ、あのザンガードを倒したか……やるじゃねえか! おーし! 燃えてきたぜ! セリオンといったな? 今度は俺と勝負しろ! 俺に勝ったら炎のオーブはおまえにやるよ!」

サラマンドラが槍を構えた。

「じゃあ、行くぜ! 炎撃突えんげきとつ!」

サラマンドラが炎を撃ちだす突きを放った。

セリオンは氷結刃を出して無力化する。

「おらおらおら!」

サラマンドラはセリオンに接近して、連続突きを出してきた。

セリオンは冷静に大剣で受け流す。

「少し、熱く、行くぜ? 火竜槍かりゅうそう!」

炎に燃える槍がセリオンを襲う。

それに対してセリオンは氷の剣で対抗した。

燃える槍が猛威と化してセリオンに迫る。

セリオンの反撃。

セリオンはサラマンドラを武器の押収で追いつめる。

「ぐっ!? これほどとはな!?」

サラマンドラは後退した。

「武器を持った戦いでは、おまえのほうがやるようだな! だが、俺の本気マジはこんなもんじゃねえ! 燃えな!」

サラマンドラは火炎放射を出してきた。

炎が燃え盛り、焼き尽くそうとする。

「はあああああ!」

それに対してセリオンは氷の力を高めた。

氷粒剣ひょうりゅうけん――きらめく氷の粒子を剣とする技が、サラマンドラに放たれる。

氷粒剣は火炎放射を真っ二つに両断した。

「うひゃー!? なんて攻撃だ!?」

「どうする? もうやめておくか? やめておいたほうが無難だぞ? 俺の氷の力はこんなものじゃない」

「ふざけるな! これは俺が言い出した戦いだ! 勝敗の決着がつくまでやるからな!」

サラマンドラが槍先を向けた。

火矢ひや!」

サラマンドラが火の矢を出した。

「いっけえ!」

火の矢がセリオンに降り注ぐ。

セリオンは氷粒剣――氷の粒子をまとわせた大剣で火矢をしのいだ。

氷粒剣はセリオンの氷技で最上位に位置する技である。

氷結刃→氷星剣→氷粒剣の順で強くなる。

もっとも、強い技ほど、魔力の消費も多くなるのだが……

「ここまでできるとは思わなかったぜ。それに敬意を表して俺のマジを見せてやるよ! 出な! 炎竜槍えんりゅうそう!」

サラマンドラの周囲に竜のシルエットをした炎が現れた。

「さあ、力比べといこうじゃないか! いっけえ! 炎竜槍!」

炎竜がセリオンに迫る。

セリオンが使う技はもちろん、氷粒剣だ。

セリオンは全力で炎竜槍を迎え撃つ。

セリオンは氷粒剣を出した。

氷の粒子が美しく舞った。

突っ込んでくる炎竜槍に対して、セリオンは氷粒剣で叩き落す。

二人の技がぶつかった。氷と炎――共に反対の属性がショートを引き起こす。

あとは技と技、力と力のぶつかり合いだった。

セリオンは押された。

この炎竜槍は見た目以上の力を持っている。

セリオンは対抗した。

ここで負けるわけにはいかない。

それはこれまでのすべてが無駄になるということ。

それだけはセリオンが決して認めないことだった。

「はあああああ!!」

セリオンは過去最高の氷粒剣を出した。

その刃が伸びて炎竜槍を切断する。

「なっ!?」

炎竜槍は消えてなくなった。

「まさか、あの技を打ち破る人間がいたとはな……さすがは英雄・神の子か……俺の負けだ。炎のオーブはくれてやるよ」

サラマンドラが炎のオーブを出して、それをセリオンに投げる。

「やったわね、セリオン! これでグランシルヴァンに行けるわね!」

「じゃあな。俺はまたひと眠りするぜ」

サラマンドラはマグマに入っていった。

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