ザンガード
火炎の谷はザハル(Dzahar)砂漠の奥地にある。
灼熱のマグマにあふれた場所である。
セリオンとターニャはマグマが流れる谷に降り立った。
「これは……熱いな。なんて熱さだ……」
「セリオン、気をつけて。流れるマグマに落ちたら、いくらあなたでも焼け死ぬわ」
「わかっている。忠告ありがとう」
「私がサラマンドラのところまで案内するわ。ついてきて」
「ああ、わかった」
セリオンはサラマンドラのところまでターニャの後をついていった。
セリオンたちは炎の沼地にまでやって来た。
マグマがぐつぐつと燃えている。
「ここね。ここにサラマンドラがいるわ。サラマンドラ、出てきなさい!」
「フワアアアア! いったい誰だ、俺の眠りを妨げる奴は!」
サラマンドラがマグマの中から出てきた。
「ありゃ、おまえ、ターニャか! 何百年ぶりだあ! そしてそこの横にいる奴……おまえは何者だ? おまえからは神の息吹を感じるんだが……? 普通の人間じゃあ、ねえよな?」
「俺はセリオン。セリオン・シベルスク。炎のオーブを求めてここにやって来た」
「炎のオーブ? ああ、俺が持っているぜ? なるほど、炎のオーブが欲しいのか……なら、試させてもらうぜ!」
「試す?」
「ハッハッハ! 俺は強い奴が大好きだ! おまえが試練に合格したら、炎のオーブをくれてやるぜ! で、肝心の試練だが、こいつの相手をしてもらおうか!」
サラマンドラは口笛を吹いた。
すると、上空から鳥の頭をした炎のモンスターが現れた。
「こいつはザンガード(Dzangaad)見ての通り、炎のモンスターだ。俺はこいつをペットにしている。炎のオーブが欲しいのなら力を示せ!」
セリオンはザンガードと対峙した。
ザンガードの体は炎で構成されている。
その体は魔力で構成されており、通常の物理攻撃では効果がない。ザンガードにダメージを与えるには頭部を攻撃する必要がある。
ザンガードが炎の体でセリオンを取り囲む。
炎の体はぐるぐるととぐろを巻いた。
それから炎が一斉に襲いかかってきた。
セリオンは大きくジャンプして、その輪から逃れる。
上方からヒートビームが放たれた。
セリオンはそれをやり過ごす。
ザンガードは地面からマグマを噴出させた。
セリオンは回避に努めた。
ザンガードは口からヒートビームを出してきた。
セリオンはそれに対して氷結刃で対抗する。
セリオンはザンガードの頭部を狙って、氷の剣で斬りかかった。
それをザンガードはよけた。
「ちっ、かわされたか。だが、奴が俺の攻撃を警戒していることはわかった。どうにかして油断させないと、攻撃を当てるのは難しいか」
ザンガードの頭部は炎と化し、体の中に入った。
これによって、セリオンはザンガードの頭部を見失った。
ザンガードが炎と化して、セリオンに襲いかかる。
炎の塊がセリオンに殺到した。
セリオンは雷の力を出した。
そして、全周囲攻撃「雷光輪」を出した。
ザンガードの炎が吹きとばされる。
ザンガードの頭部が現れた。
「今だ!」
セリオンはこのチャンスをものにした。
セリオンは氷星剣でザンガードの頭を貫いた。
「ギャオオオオオオオオ!?」
ザンガードは赤い粒子と化して消滅した。




