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Das Heldenlied Neu ヘルデンリート・ノイ  作者: Siberius
Neu Artemidora
18/196

ウンディーネ

その日の夜は宴会だった。

シルフたちはストーンサークルで飲み、踊り、食べた。

ダンスに歌が提供された。

シルフの誰もが英雄セリオンをたたえた。

即興詩でこの英雄の武勇がたたえられた。

「ちょっと、セリオン……飲んでるう?」

そこにターニャが現れた。

「ターニャ……酔ってるだろ?」

「ウフフフフ……そうよお、酔っているわよお……セリオンも飲みなさいよ」

「俺は理性を失うほど酔うつもりはない。それにしても、シルフの里は救った。しかし、まだ終わりじゃないんだろ?」

「そうねえ……次はウンディーネ、水の精霊王に会ってみない?」

「水の精霊王か……しかし、どうやって行くんだ? 俺のバイクでは行けないぞ?」

「安心して。シルフの里に伝わる乗り物があるのよ!」

「乗り物?」

「そう……聖鳥せいちょうフォエニカ(Phoenica)よ!」


セリオンとターニャはフォエニカに乗って空を旅した。

空から見える景色は新鮮だった。

もっともセリオンはバハムートに乗って空を飛べるのだが……

ウンディーネ(Undine)の里は川沿いにあった。

セリオンとターニャはウンディーネの里に降り立った。

セリオンとターニャは旅人を装って里に入った。

そこで一人の少女と出会った。

少女は青い髪をツインテールにしており、ミニのプリーツスカートをはいていた。

「すまない。俺たちはウンディーネに会いに来たんだ。ウンディーネがどこにいるか、教えてほしい」

少女は警戒感をあらわにした。

少女は指で向こうと指し示すと、二人の前から駆け出して消えていった。

「さっきの子には警戒されたか? 何もしゃべらなかったが……」

「あんたねえ……あの子はしゃべりたくてもしゃべれなかったのよ」

「しゃべれなかった?」

「ええ。耳は聞こえていたようだし、言語も理解できたけど、話しをすることができなかったのね」

「そうか……すまないことをしたな……」

「まあ、いいわ。さっそくウンディーネのもとに行きましょう! もっとも、ただで水のオーブがもらえると思わないでよ?」

「つまり、試されるということか?」

「そういうこと!」

セリオンとターニャは滝が近くにある一軒家を訪れた。

その中から水の女性が出てきた。

「まあ、風の精霊王ターニャ! あなたと再会するのは何年ぶりでしょう! こちらのかたは? あなたからは神の息吹を感じます」

「俺はテンペルのセリオンだ」

「セリオン? セリオン・シベルスク? あのファーブニルを倒した英雄ですか!?」

「まあ、俺はそう呼ばれているところだ」

セリオンはウンディーネに水のオーブを探していることを告げた。

「なるほど……わかりました。ですが、水のオーブをただで差し上げるわけにはいきません。私から出す、三つの試練をクリアすれば渡しましょう」

「三つの試練?」

「そうです。まず第一はオンディーヌの心を戻すこと。第二はニクシーと対面して倒すこと。第三はその時に言いましょう。それではセリオン殿、この村にはオンディーヌという心を傷つけられた少女がいます。その子の心を戻してください」

「で、そのオンディーヌはどこにいるんだ?」

「セリオン、あんたが会ったあの娘よ」

「あのツインテールの子か? あの子の心をもとに戻せばいいんだな? やれやれ……めんどうなことだ」

セリオンは一人で出かけてオンディーヌのもとに向かった。

オンディーヌは川で水と戯れていた。

そこにセリオンがやって来た。

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