表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/27

第一章 予兆 第五話「動き出す影」

第五話「動き出す影」

その夜、位山の祠付近では、一石誠二率いる一団が静かに動いていた。

「情報幹部殿、地元の探偵たちが動き始めています。今日で四人に増えました」

報告したのはジェイコブ・ラファエル。相棒のアンナ・レヴィが双眼鏡を下ろしながら付け加える。

「YouTuberのバイヤーが写真を撮っていました。拡散される前に対応が必要かと」

一石は表情を変えなかった。

「対応というのは、物騒な意味ではない。我々の目的は破壊ではなく確認だ。探偵たちは放っておけばいい」

マーク・コーエンが小さく首を傾げる。

「放っておいて、よろしいのですか」

「むしろ好都合だ」一石は微かに笑みを浮かべた。「彼らが動くことで、我々が表に出ずとも、真相に近づく者が現れるかもしれん。それならそれで、面白い見世物になる」

レイチェル・ミゲルとサロメ・ウリエルは、すでに周辺の警戒配置についていた。ナホム・アリエル、ヨセフ・シャローム、メサイア・ミカルの三人も、無言のまま夜の山道に散っていく。

多治見の町では、四人の探偵と一人の老人、そして一匹の黒猫が知らぬ間に、大きな流れの入り口に立たされていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ