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第一章 予兆 第四話「四人、顔を合わせる」

第四話「四人、顔を合わせる」

「正直に言うと」工藤が切り出した。「横浜で追っていた案件の関係者が、この地方に流れてきたという情報がありまして」

「俺たちは逆に、地元で妙な連中を見かけたって話が発端で」江戸川が答える。

安藤と秋月、二人の元刑事が顔を見合わせ、ほぼ同時に呟いた。

「……これ、繋がってるな」

斎藤がスマホを構えながら、にんまり笑う。

「おいおい、これは面白い展開じゃないか。凸凹探偵四人組、謎の外国人組織を追う! ってタイトルで動画にできるな」

「絶対やめてください」四人が同時に止めた。

根古はカウンターの隅で茶をすすりながら、静かに口を挟んだ。

「私は詳しいことは分からんが……ああいう手合いは、下手に近づかん方がいい。見た目より、ずっと厄介な連中かもしれん」

「根古さん、何か知ってるんですか」江戸川が尋ねる。

根古は少し笑って、はぐらかすように言った。

「知ってるというより、勘だよ。年寄りの勘は、案外馬鹿にできんぞ」

太田がその様子を見ながら、小さく笑った。

(根古さんがああいう言い方する時は、大抵図星なんだよなぁ……)



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