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「北村、接触を図る」
NSAエージェントの北村唯と遠藤成気は、三人組と杉本たちの動きを、ずっと注視していた。
「北村さん、この五人の女性たち、単なる元組織関係者にしては、身のこなしが尋常じゃありません」遠藤が報告する。「特に杉本と深沢は、格闘技術の水準が高い。素人目にも分かるレベルです」
北村が資料を見ながら頷いた。
「ヘイブンス様に確認したところ、彼女たちを『保護対象』として接触することを許可された」
「保護、ですか」
「正確には、スカウトの意味も含めてだ。彼女たちのような、裏社会での経験と技術を持つ人材は……我々にとっても、決して無関係じゃない」
遠藤が少し驚いたような顔をした。
「元裏社会の人間を、NSAが直接?」
北村は静かに答えた。
「表には出ない話だ。だが、足を洗いたいと願う者に、まっとうな道を示すのも、時には我々の仕事のうちだ」




