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第三章 接近  第十四話「四人、情報を持ち寄る」

「らくか」に、四人と斎藤が再集結した。斎藤は青ざめた顔で、先ほどの出来事を報告した。

「マジで肝が冷えたよ……あの二人、素人じゃない。完全に『プロ』の動きだった」

安藤が腕を組む。

「樋口家の話と合わせると、やっぱりあの外国人グループは、何か『約束事』の履行のために動いてるってことか」

工藤も頷いた。

「大使館の関係者も、はっきりとは言わなかったが、『危害を加える目的ではない』とだけ強調していました。逆に言えば、何か別の明確な目的があるということです」

秋月が顎に手を当てる。

「杉原の記念館、位山の祠、樋口家の三柱鳥居……全部、ユダヤ絡みの伝承がある場所だ。もし本当に『約束』とやらが、杉原千畝の時代から続くものだとしたら」

太田がカウンターの奥で、静かに口を挟んだ。

「昔からこの辺りには、そういう言い伝えがちらほらあるんですよ。表には出ない話ですがね」

そこへ、根古が店に入ってきた。四人の緊張した表情を見て、小さく笑う。

「随分と深いところまで、掘り進めたようだな」




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