第5話 僕の出会い
「よし皆終わったな」
教室に集まる受講生は、全部で18人か。
多いか少ないか良くわからないけど、今年の訓練校の入校が、決まったらしい。
落ちる事は、考えてもいなかったけど夢だった事が1つ叶った。正直、嬉しい。
「明日の朝8時に、またここに集まってくれ。今日の最後の試験結果で各自寮が振り分けられる。
とりあえず、今日はお疲れ様。昨日寝泊りした部屋に戻りゆっくりしてくれ。明日集合して貰う時には、荷物を全部持ってくる事、では解散だ」
呆気なく終わってしまったけど、明日から始まるのか...。試験以上にドキドキしてしまう。
「お前、凄いニャ」
「うわっ」
突然声をかけられたので、ビックリして声が出てしまう。
鍛えられた危機管理能力の筈なのに、後ろに回り込まれるまで、全然気付かなかった。
「アオイ!突然声を掛けたらビックリするでしょ」
「わ、悪かったニャ。ついついやってしまったニャ」
獣人の2人。多分同じ髪の色だし、背丈も同じぐらいだから双子か何かなのかな?
「全然大丈夫だよ。突然でビックリしたけど、気にしないで!気配に敏感な筈なんだけど...。
アオイちゃんって呼んでいいのかな?気配が全くわからなかったよ」
「自己紹介がまだだったニャ。こっちがサクヤで私の双子の姉ニャ。私はアオイ、呼び捨てで構わニャいニャ」
すごくフレンドリーな感じのアオイちゃん。
やっぱり双子だったのか、雰囲気が少し似てる感じもするしね。
「僕は、レッドって言うんだけど、呼び捨てで僕も構わないよ、これから宜しくね」
「宜しくニャ」
「宜しくお願いします」
それから3人で少しだけ話ていた。
2人は、ノルトの街に住んでいるらしい。
ギルドで働いていたらしく、ダンジョン攻略法も既にしているらしい。
2人ともレベル1でランクもEらしい。
...そんな、抜け道があったとは...。
資格が、ないと攻略出来ないと思っていたけど、始まりの街だからなのか、ギルド長の特例なのか...羨ましい。
近くのダンジョンは、死亡率も圧倒的に高く入る考えすら無かったからな...。
早くレベルを上げたいな...。
「魔力が少ニャいとか...あの石柱を木っ端微塵にしていたニャ。驚異的な魔力爆発だったニャ」
今度手合わせするニャ!って凄い剣幕でいるアオイ。でも興味あるしね。戦いたい。
最終試験は、確かトーナメントみたいに戦う感じだったと思う。
卒業するまでに時分を高めないとね。
「機会があったらお願いするよ」
......機会があったら...。
まぁ近い内に...。みたいなニュアンスだったんだけどな...。
「今日の食事当番で勝負するニャ!」
「えぇーっ!!」
もう外に走り出してるし...。
アオイは、色んな事を勝負を挑んてくる。
ここに来る時だってて...。
なんでこうなったかと言うと...。
僕達は、同じ寮になった。
昨日は、2人と話しながら校舎を出た。
全員、試験の為なのか、3人とも見事にバラバラ。色んな場所に小さな寮がらしい。
部屋に帰り、最後の風呂...。
隅々まで洗った、徹底的。
もう2度とココの綺麗なお風呂に入れないかもしれない。
次の日、その予想は当たった...。
「各自クラスが記載されているとおもう。
全員が、クラスFからの開始だ。
これからこのランクを1年で、B以上まで上げる事がお前達の第一目標だ。
その、カードはここを卒業する時にお前達のマテリアルリングに変わる。無くすなよ、クビにはしないが、キツイ罰が待ってるからな。
そして、今日1日は寮の掃除だ。
皆、昨日も泊まった寮にはランクがあってな。徐々にランクが上がる事で、良い部屋に住むことが、出来る。
では、教官の案内の元、寮に移動してくれ」
僕の泊まっていた所は、Aだったから...。
マジか...。
夢は、儚いよねぇ...。
「レッド早くいくニャ」
「えっ?アオイ......も?同じ?」
「...そうだニャ。これから宜しくニャ!!どっちが早いか勝負するニャ」
「えっ!えっ!?」
走り出すアオイ...。
凄い速さで走ってる...。
何処に......行くんだろう。
「レッドさん、ココにいましたか。私があなた達の教官です。試験ぶりですね」
声がする方に、振り向くと...。
「クレス...さん?」
「正解です」
ニコやかな笑顔で笑いながら手を振るクレスさん。クレスさんが教官なのか...。
後ろには...。
「カ...ヅキさん」
「うん?...あぁ一昨日の...」
「あれ?2人知り合い?」
昨日を、思い出しながら首を傾ける仕草。
素晴らしく...今日も綺麗だな...。
大きな瞳に、吸い込まれそうだ...。
「もしかして...」
「そうです。同じ寮みたいですね。よく分からないですけど、お願いします」
オッシャーーーーっ!!
っと心の中でガッツポーズをしていると...。
「レッドっ!勝負するニャ!!
......ヘラヘラしてバカみたいニャ」
......これから楽しくなりそうだ......にゃ。
ご愛読頂いて有難うございます。
すいません。投稿遅れました。
申し訳ございません。
これから少しペースが、遅れてしまいます(涙)
ペースが、戻る時にまた報告させて頂きます。




