第22色 眷属神+神殿
あれから...。
俺の眷属になってしまった、マーナ...。
「...ほなちょっと、考えたい事があるから、まだお風呂頂いとくわ...。
ユキこれこらもよろしゅぅな♪」
素早く着替えを済まして、屋敷の外に体を冷ます為に外に出る。
外は少し涼しいぐらいで、清々しい温度だ...。
お風呂上がりの、のぼせた体温を下げてくれる。
この数日で沢山起こりすぎた...。
異世界に転移して、モンスターを倒す生活...。
気が着いたら...親公認も入れたら眷属が3人...。
姉さんやバーちゃんが知ったらどうなる事やら...。
多分殺されるかもしれない...。
『...トーカどう思う...?』
『...マーナも言ってたじゃない...。
《 責任とって》って、男なら男らしく取りなさい。
男の甲斐性よっ!!4人ぐらい気合いでカバーしなさい』
...4人......。
『あんた...私も忘れんじゃないわよ...。』
『...はい...覚悟しています...。』
4人...。
3人に1器...。
俺の異世界ライフ…出だしから…なかなか好調です…。
そのまま少し夜風にあたり、寝室に戻った...。
今日は、色々あり過ぎた...。
...。
…。
…この重み…。
…もう慣れました…。
どうやったら、ここまで気付かれずに侵入してこれるんだ...。
…右肩にはマーカラさんの、温かみと重みがしっかりとあった…。
…5日に1回の約束どうなった…。
まぁ吸われたもんは、仕方がない…。
今日はマーカラさんだけで、アオイの姿は、なかった。
今は五時前…。
海の近くを走るのも乙だな…。
少しぼんやり明るくなってきたぐらいでも、流石は、メイドさん...朝の仕込みをされていた。
メイドさんに、出ることを告げて街に走り出す…。
普段と違う景色...。
清々しい朝日が、体を包み込む。
その感覚をより包み込む様に魔力を纏う。
魔力を増やさないと生きて行く事は、難しいだろう世界…。
ボーダーラインは、だいたいD…。
女性の平均魔力値がそれぐらいだろう。
もっともっと手練が必要だ…。
ひたすら魔力使い休憩して使う事…。
トーカの恩恵のお陰で1日で何倍もの手練に繋がる…。
ある意味この恩恵を得れた事も《開運》してるのかもしれない。
皆に会えた事も...。
俺の運もまだまだ捨てたもんじゃないな…。
緑色の魔力を纏いながら光魔力を纏う…。
ナイトとの戦闘時、アイツはオレンジ色だったが普通から見る、オレンジ色よりも、もっと鮮やかな色をしていた…。
濃く…光り輝く様な…。
実際にやってみると、体感だが少し速く走れる様な気がした…。
今はまだ薄い色しか出せないが、もっと鮮やかな色を出せる様にしたい…。
ただただこれが…難しい…。
色を混ぜるのがここまで難しいとは…。
今は風魔力9:光魔力1でこの難易度…。
混ぜる練習は、これからも続けていこう。
日課の最大魔力消費のインターバルをやっていく、2時間走り終わって屋敷に帰る…。
そして…。
あぁ良い湯だ…。
気を効かせて、メイドさんが準備してくれていたので、有り難く頂戴いたしました。
朝風呂...。
素晴らしい。
ハニートラップのない風呂…。
素晴らしい…。
絶対に風呂を作ろう…。
そう誓った。
軽く朝食を皆で済まして、リリーナさんにお礼を言い、旅路を再開した。
2時間少しで着くのでそんなに長くもない旅だが…。
久しぶりの親子の再会エリーゼがリリーナさんと別れを言う時は、涙はあったが、嫌な別れでは、なかった様な気がする。
また休みを作って会いに来てくれるそうだ…。
その時は、オレが持て成さないとな…。
別れに「うちの娘を...」っと改めて言われたが、今回は全員がツッコンでいた...。
そんな仕様もご愛嬌だ。
旅路は、順調で問題もなく進んでいた…。
ただ1つ問題があったとすれば…。
「…ユキ昨日の事はまだ皆に秘密にしとこか…。
全然後悔は、してないんやけどな…。
オカンに黙ってやって、もうたからさ…。
だからちょっと、まってくれへん?
まぁー改めて宜しく…。」
差し出された右手には軽く包帯が巻かれていた…。
…怪我してる設定ちゃんとしろよ…。
軽く握手を、返す。
それからの、旅路マーナと眷属に対しての話を聞いた。
眷属は、一般的には神に至るための協力者。
親神をマスターと呼び、力を貸す存在だと、ダンジョンでマスターの神格が上がれば眷属も神格レベルがあがる。
今のアオイとサクヤがそうだ…。
リングを共有してダンジョンを攻略する仲間。
リングが、なければ神格は無くなる。
デメリットしかない様に感じるが...。
リング自体に特殊な性能があるのか...。
訓練校卒業生達は、秘匿が義務付けられているらしい…。
これが一般的な眷属。
血や魂で契約する《 眷属神契約》と言い、これはリングが出来る前に、親神が仲間を眷属にする儀式で、お互いにメリットがあるのだとか...。
神官や特殊な伝承がある種族しか出来なくなった儀式らしいが、本当の眷属...。
魂に結び付き死なない限りは亡くならない眷属の絆らしい...。
死なない限りなくならない...。
合って数日...。
マーカラさんは、仕方がないとして...。
マーナ...大丈夫なのか...。
「マーナ...大丈夫なのか?」
「えっ?ウチは、もうユキ以外におらんと思ってるから...ウチの野望は、もう叶ったんや...。
まぁちょっと無理矢理やったかもしらんけどね...。
それだけユキに夢中になってもうたって事で許したってな♪
それに、まだまだ野望は、あるけどね...。
ユキに協力する...。
ユキの夢を叶える...ウチの次の野望やね...。」
...マーナは、それだけ覚悟してくれてる...。
血の盟約と違ってリスクはないそうだが...。
まだ神にもなって俺だから、まったくわからないけど...。
マズは、一緒に攻略していかないとな...。
...その前に大神官様に...挨拶をしないといけない...。
しばらくして、目的地の神殿に着いた...。
初の馬車の旅...。
長く感じた...色々あったからか...。
白い石造りの城の様な作りで、かなり大きな敷地に作られた魔導書を付与し完了する神聖な神殿。
山の上の尖った部分を切り取ったような台地に、神殿の近くに湖があり森がある。
っと言うより...湖の中に神殿がある様な作りだ。
人の手なのか、神の創造なのか...。
神秘的な絶神の力を感じさせる空気感が伝わる。
大きな石造りの門を潜ると、見た事ないくらい大きな青いクリスタルがあった。
金の鎖を巻かれた様なクリスタルは、宙に浮いている...。
クリスタルの下には、赤い文字で魔法陣が広く書かれていた。
...あの下に入ると力が手に入る...。
湖から水面を反射した光がよりクリスタルを輝かせて何故かそう思える空間だった。
「ユキっ!ちょっと待ってな...。
オカン...大神官様に風穴...会って話してくるから...。」
「あっ!この手紙も渡して欲しい...。
ノルンのギルドマスターからの紹介状」
「...まぁウチが居てるから大丈夫やけど、一応貰っとくわ、少し時間かかると思うから、ゆっくりしといて!
あんまりと遠くにいかんかったら大丈夫やから!
」
そう言ってマーナは、駆け足で離れていった。
今は少し自由行動中だ。
みんな思い思いに神殿を散策していた。
マーカラさんとクレスさんは、年長の安定感なのか2人で話し込んでいた。
エリーゼは、前回来た時はあまり散策出来なかった様なので、来た事ない3人組に混ざり楽しんでいた。
余りにも広過ぎる神殿内は、手分けしないと少ない時間を有効活用出来ないので、集合場所を決めて移動開始した。
制限時間は、30分...。
3人のマテリアルリングには、時計の昨日がついているので、正確に...勝負出来る...。
神秘的な場所は、何かある様な気がする...。
冒険心を、くすぐる危ない場所だ。
...勝負開始してから、10分経った...。
方向感覚は鈍くないのだが...。
迷った...。
『トーカさん...今何処に居るか分かります?』
『...分かる訳ないじゃない...』
『ですよね...。』
神殿の広さを舐めていたし、通った事がある様な、無い様な連続...。
そら迷います...。
...段々光が届かなくなってきた...。
薄暗い...。
気持ち悪い...。
...。
...水の音が聞こえる...。
音が聞こえる場所を探って...迷宮に...入り混む...。
...たぶんこの中から音がする...。
5分ぐらい迷い込み、明らかに他とは、違う雰囲気の扉の前に立っていた...。
......。
『トーカ入ってみようか...。
どう思う??』
『...明らかに入らない方が良い空気間だけど...。アンタの感はどうなのよ?』
『...大丈夫...だと思う...。
でも何かあるのは、間違いないと思う...。』
『...入ってみましょうか...。』
『...一応《 太刀》で頼む』
小太刀ぐらいの大きさだったトーカを一般的な刀程の長さに変える...。
扉に手を掛け内に押して、開く...。
重たい扉を開いた先は...。
...。
視界が真っ白に染まった...。
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