第17色 限界突破+成長
何とか間に合った...。
トーカが気付いてくれなかったら間に合わなかった..。
咄嗟に、限界突破は使ったが...。
いつもより体は、軽い...。
息も切れていない...。
まだまだ魔力は保ちそうだ...。
敵は、30ぐらい...。
様子を見ているのか...まったく動きがない...。
親玉は、あのデカイやつか...。
『トーカ...あとどれぐらい保つ?』
『...まだ保つわね...。
何故か魔力量が跳ね上がってるわね...。
あと5分はいけるわ』
アオイが駆けつけてくれた。
「いったい今の技はニャ二ニャ!?
全然追いつけなかったニャ...」
「アオイあの子を守れるか?」
「大丈夫だけど...ニャ?
...っ!?ナイトオブゴブリン!?
アイツの討伐難易度はDランクニャ!
2人でもキツイニャ...逃げるニャ!」
ナイト...ゴブリン...?
見たまんまだな...。
ナイトかどうとかどうでも良い...。
1人を集団で甚振って狩りをする様なクズはいない方がいい...。
「大丈夫だよ。
もしもの時は逃げて欲しい。
アイツを野放しにすれば、周りに被害が出るかもしれない。
5分だけ俺に下さい...。」
「...何故かニャ?いつもより魔力量が増えてるニャ...。
わかったニャ...絶対に5分したら一緒に逃げるニャ」
「アオイ有難う」
...相手は、戦力を上手く使うんだろうか...。
数をまず減らさないと...。
『トーカ...この黒い紐ってどれだけ伸びる?
あと重さは、重く出来るか?』
『手貫緒っ!!!今は5mはいけるわね。
重さわね...1番最初の時より10倍は大丈夫よ。
凡そ100キロよ!』
...色々気になる事あるが...使える...。
『重さは、インパクトの瞬間に頼む...。
手貫緒を伸ばす時は、トーカ自身も短くしてくれ。
イケそうか?』
『わかったわ...。
長さは、5秒ぐらいしか調整無理だから...限界突破の力は、少し弱まると思って...。
重さは数字で伝えて...。
手貫緒は、どうしたら良い?』
『《 鎖》の言葉で伸びてくれ...。
長さは、最大の5mで頼む...。
重さは、今は+10キロで頼む。
よし...。
戦闘開始だ...。』
様子見をしていたゴブリン達...。
「待たせたなっ!!
神技-限界突破っ!」
右手の神紋から光が漏れだす。
相手も俺の変化に動きだした。
『鎖』
黒い手貫緒に手を通し、前向きに振り回す刀を遠心力で直線的に投げつける。
神伐流-鎖鎌術-雀
伸びたトーカは、直線に3匹を貫き通す。
普段は、分銅を使う技だか...。
『なかなか使えるな...。』
『急に投げるなっ!ビックリするじゃない!』
引き抜き、トーカを手に取る...。
『ゴメン、ゴメンっ!
鎖の時は、鎖鎌の様に使うから宜しくです』
『何でそんな事出来るのよ...あんた!』
『トラウマ...。《 鎖》』
横に振り回す...勢いを付けて...。
神伐流-鎖鎌術-燕
横薙ぎの一閃で首を飛ばす...。
鎖鎌より圧倒的に使い易い...。
長さの調整...切れ味。
イケる...。
包囲されない様に、背後は取らせない...。
一瞬でキメる...。
流れる様に、踊る様に次々首を飛ばす。
長くなる、腕に絡ませ長さを変える。
蠢く蛇の様に襲いかかる。
重さを更に変えて叩き付ける。
相手は、ナイト以外にマトモな武器を持っていない。
トーカの一撃を防げる訳もなく、屠られた。
20匹ぐらいを、殺した所でナイトが動く...。
素早く間合いを詰めて...縦の一閃。
振り上げられる大剣、棟で流し勢いをころす。
返し型-旋
躱された...。
相手は、重装備らしき鎧を付けてる割には素早い。
コイツは、レッドオークよりも強い...。
ランクDは伊達じゃないな...。
何十回も、打ち合う...。
一撃一撃が重い...全力で振り下ろしているのに、返しが早い...。
低い体制からの脚を切る一刀も受けられる...。
モンスターの癖に対人の弱点の一撃も防がれた...。
アオイの様にフェイントを織り交ぜてからの死角からの一撃も...。
コイツは、マジで強い...。
隙がない...隙が合っても、それは誘われている...。
コイツは、熟練の剣士を思わせる...。
隙を作り入れ込んだ一刀もすんなり躱されて、返される。
迷いのない一撃、言葉は分からないが剣士同士の剣戟...。
俺を剣士と言うのは烏滸がましいが...。
こいつは、俺の事をそう思ってくれてるだろうか...。
たった数分の打ち合いで、モンスターとしての認識が無くなっていた...。
楽しい...心からそう思えていた。
コイツは、刀身で受けた瞬間に手首を返し、攻撃を弾く...。
大剣の重みを使って振り下ろす連撃は恰好いいな...。
足運び...。
間合い...。
一刀一刀に強くなるヒントがある。
コイツは、魔力の操作も完璧だ...。
掠ったとしてもオレンジ色に光る魔力は、石を切ったかの様に固く、一撃が重い。
防御の時に魔力を部分的に高めて防御力をあげている...。
風魔力を纏っても貫けないかもしれない。
コイツは...。
まだまだ戦いたい...。
でも神技の時間は、5分...。
もう...そろそろ終わりの時間だ...。
『トーカ次の技が当たる時に+10で頼む...。』
『...わかったわ...』
間合いを開ける...。
俺もそうだが、相手も次の一撃でキメる様だ...。
ナイトは、正眼に構えている。
同じ正眼に構えて時を待つ...。
名残惜しいが...。
動き出すナイト。
俺も動いて、お互いの間合いを詰める。
上からの一閃...。
躱すと次は、突きがくる。
...突きを下に逃げると刃を下ろされる...。
...だから、突きを峰で受け止めた瞬間に手首を内に返して...大剣を弾く...。
お前の技だ...。
右に逸れた大剣...。
隙が空いた胴に突きの一閃を入れ込んだ。
神伐流-刀術-初伝-突転
胸の中心、心臓辺りに、脚、腰、腕、手首、全ての関節の回転を活かした突きの一撃を入れ、突き抜ける。
連撃-抜
重さを増す刀、身体を入れ、体重を入れた肘で棟を下に落とすと...胸から股に裂けた...。
そしてナイトは、膝から崩れ落ちて、塵になって消えた。
橙色の魔石と光り輝く1本の大剣を残して。
...。
有難うございました...。
お前と戦えて誇りに思うよ...。
お前は、俺の中で生き続ける...。
本当に有難う...。
周りを見渡す...。
ホブゴブリンも全滅していた。
アオイが倒してくれたのだろう...。
手負いだったので、一瞬だったのかもしれない。
神技を解いて、息を休める...。
前の時より体が重い...前より消耗しているな...。
アオイが近寄り抱きついてきた。
「バカニャっ!無茶するニャっ!!」
「ゴメン、ゴメン倒さないとダメだって思ったから...」
少し泣いている、心配してくれたのか...。
愛おしくなり、抱きし返す。
更に力強く抱き返してくれた...。
「もっと頼って欲しいニャ...」
「うん、ごめん...。有難う...。」
「あのーすいません」
うん?そういえば、女の子を助ける事が出来たんだった...。
「本当に有難うございます。
命を掛けて手助てもろて...。
もう死ぬと思いました...。本当に有難うございます。」
泣きそうになっていた...。
本当に死ぬと思ったんだろう...。
頭を抱えて抱きしめてあげる...。
「...あかん...泣きそう...。泣く...。」
「もう大丈夫だからね...。」
「...うえぇーーーん!
死ぬか思ってんもん...。
怖かったてぇーん!!」
胸で大声で泣いてくれるて...。
ある程度の気配を探る...。
もう大丈夫だろう...。
今までの戦闘が温く感じる位の一戦だった...。
後数十秒でアウトだったと思う。
『...トーカあとどれぐらい保っていたかな?』
神器同士でずっと、コソコソ話合っていた...。
正直うるさいです...。
『えっ!?後10秒ぐらいじゃない?
あんたオカシイわよ...普通あんなに保たないはずよ...無茶すんじゃないわよ...。』
『私達は、ランツとネピトっ!
私がネピトで『私が...ランツ...』なの!』
『マーナを助けに来てくれて、ありがとうなの...。
この子には、野望があってね...』
『あんたら何言ってんの!?
ちょっと、待ち!まだ自己紹介まだやねんから...。』
ゴホン「えー先ほどは、取り乱してスイマセンでした...私は、マーナ=ヴェルディク言います。
見ての通り神官しております。
神官と言っても見習いでして。
先程コイツが野望とは、言いましたが...夢があって...。
ソレを達成する為に修行の為に、神官兼攻略者になろう思ってます。」
腰のホルダーに入れた神器を手で...叩く...。
神官で銃とか......わかってますねぇー!
しかも透き通る様な美白の肌...マーカラさん並に色が白く、女神の様な端麗さ...息をする事を忘れる美しくさ...金色の瞳は、全てを吸い込む様な純粋さが感じられた...シルクの様な綺麗な...
『......ユキ!』
「あっ!!すいません!僕は、コンドウ=ユキと申します。
そしてこの子が「アオイニャっ!!」
今は神殿に魔導書の儀式をしにいく最中でして...。
ヴェルディクさんも、もし良かったら一緒に行きませんか?」
「えっ!?本当ですか!!?いいんですか!!?
有難うございます!!無駄な時間取らせてしまって申し訳ないっ!
後マーナって呼んで下さいっ!!
ユキさん...ってユキさんって呼んでいいですかっ!?」
「あっはい!大丈夫ですよ。
じゃー討伐の証と魔石を回収しましょうか?
マーナさんは、何故こんな所に1人で?」
「あっはい!手伝います!
えっクソババ...大神官様が儀式に使う魔鉱石をお求めになられまして...ひ、と、りでこんな危険なミッションを任せられました。
(...帰ったら風穴あけたる)」
「ぶっ!!ニャハハお前面白いニャ!
宜しくニャ」
うん?
...何故笑ったんだろう?
最後があまり聞き取れなかった...。
2人で握手を交わして笑いあっていた...。
マーナさんは、艷麗端麗な見た目と違ってなかなかワイルドで面白い...。
何故か関西弁に聞こえるが...どこかにあるのだろうか...。
白に近い金色の髪に、瞳...。
多分人種なんだろうが...。
本当に見た事ない...。
マーナは(先程歳が一緒なのが分かり、呼び捨てになった...)崖に落ちて、脚を痛めて、不意打ちを食らったらしい...。
戦場の近くが鉱石が取れる場所だったらしく、ゴブリンの序に回収する。
Fランク36個
Dランク色付き1個
ドロップ
大剣1
こん棒10
腰巻1
採取
魔鉱石5キロ
討伐の証36
ナイトだけは俺が貰ったが、後は山分けだ...。
全力でマーナは、断っていたが...。
「受け取るニャ!」アオイの一言でシブシブ
「...すいません...有難うございます...。
では、このキノコをあげます!!」
...真っ黒いキノコ...この臭いっ!!
素早く受け取る......トリュフ...。
トリュフ似では、あるが...香りは優雅に超える...。
...素晴らしい...。
料理に使うと言ったら手を挙げて喜んでいた...。
時間も大幅に過ぎている...。
早足で宿に戻った。
...あー疲れた...。
ご愛読頂いて誠に有難うございます。
ブックマークありがとうございます。
評価も頂ければ幸いです。
明日も頑張って投稿致します。
遅れたらスイマセン...。
宜しくお願いします。




