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男が最弱な異世界。それでも最強を手に入れる。  作者: CHIKAY
Lv.0 tone ~始まりの異世界~
18/62

第17色 限界突破+成長


 何とか間に合った...。


 トーカが気付いてくれなかったら間に合わなかった..。


 咄嗟に、限界突破は使ったが...。

 いつもより体は、軽い...。

 息も切れていない...。


 まだまだ魔力は保ちそうだ...。


 敵は、30ぐらい...。


 様子を見ているのか...まったく動きがない...。


 親玉は、あのデカイやつか...。


『トーカ...あとどれぐらい保つ?』


『...まだ保つわね...。

 何故か魔力量が跳ね上がってるわね...。

 あと5分はいけるわ』


 アオイが駆けつけてくれた。


「いったい今の技はニャ二ニャ!?

 全然追いつけなかったニャ...」


「アオイあの子を守れるか?」


「大丈夫だけど...ニャ?

 ...っ!?ナイトオブゴブリン!?

 アイツの討伐難易度はDランクニャ!

 2人でもキツイニャ...逃げるニャ!」


 ナイト...ゴブリン...?

 見たまんまだな...。

 ナイトかどうとかどうでも良い...。

 1人を集団で甚振(いたぶ)って狩りをする様なクズはいない方がいい...。


「大丈夫だよ。

 もしもの時は逃げて欲しい。

 アイツを野放しにすれば、周りに被害が出るかもしれない。

 5分だけ俺に下さい...。」


「...何故かニャ?いつもより魔力量が増えてるニャ...。

 わかったニャ...絶対に5分したら一緒に逃げるニャ」


「アオイ有難う」


 ...相手は、戦力を上手く使うんだろうか...。

 数をまず減らさないと...。


『トーカ...この黒い紐ってどれだけ伸びる?

 あと重さは、重く出来るか?』


『手貫緒っ!!!今は5mはいけるわね。

 重さわね...1番最初の時より10倍は大丈夫よ。

 (およ)そ100キロよ!』


 ...色々気になる事あるが...使える...。


『重さは、インパクトの瞬間に頼む...。

 手貫緒を伸ばす時は、トーカ自身も短くしてくれ。

 イケそうか?』


『わかったわ...。

 長さは、5秒ぐらいしか調整無理だから...限界突破の力は、少し弱まると思って...。

 重さは数字で伝えて...。

 手貫緒は、どうしたら良い?』


『《 鎖》の言葉で伸びてくれ...。

 長さは、最大の5mで頼む...。

 重さは、今は+10キロで頼む。

 よし...。

 戦闘開始だ...。』


 様子見をしていたゴブリン達...。


「待たせたなっ!!

 神技-限界突破っ!」


 右手の神紋から光が漏れだす。


 相手も俺の変化に動きだした。


『鎖』


 黒い手貫緒に手を通し、前向きに振り回す刀を遠心力で直線的に投げつける。


 神伐流-鎖鎌術-雀


 伸びたトーカは、直線に3匹を貫き通す。

 普段は、分銅(ふんどう)を使う技だか...。


『なかなか使えるな...。』


『急に投げるなっ!ビックリするじゃない!』


 引き抜き、トーカを手に取る...。


『ゴメン、ゴメンっ!

 鎖の時は、鎖鎌の様に使うから宜しくです』


『何でそんな事出来るのよ...あんた!』


『トラウマ...。《 鎖》』


 横に振り回す...勢いを付けて...。


 神伐流-鎖鎌術-燕


 横薙ぎの一閃で首を飛ばす...。


 鎖鎌より圧倒的に使い易い...。

 長さの調整...切れ味。


 イケる...。


 包囲されない様に、背後は取らせない...。

 一瞬でキメる...。


 流れる様に、踊る様に次々首を飛ばす。


 長くなる、腕に絡ませ長さを変える。


 蠢く蛇の様に襲いかかる。


 重さを更に変えて叩き付ける。


 相手は、ナイト以外にマトモな武器を持っていない。

 トーカの一撃を防げる訳もなく、屠られた。


 20匹ぐらいを、殺した所でナイトが動く...。


 素早く間合いを詰めて...縦の一閃。

 振り上げられる大剣、棟で流し勢いをころす。


 返し型-旋


 躱された...。


 相手は、重装備らしき鎧を付けてる割には素早い。

 コイツは、レッドオークよりも強い...。

 ランクDは伊達じゃないな...。


 何十回も、打ち合う...。

 一撃一撃が重い...全力で振り下ろしているのに、返しが早い...。


 低い体制からの脚を切る一刀も受けられる...。


 モンスターの癖に対人の弱点の一撃も防がれた...。

 アオイの様にフェイントを織り交ぜてからの死角からの一撃も...。


 コイツは、マジで強い...。


 隙がない...隙が合っても、それは誘われている...。

 コイツは、熟練の剣士を思わせる...。


 隙を作り入れ込んだ一刀もすんなり躱されて、返される。

 迷いのない一撃、言葉は分からないが剣士同士の剣戟...。

 俺を剣士と言うのは烏滸(おこ)がましいが...。

 こいつは、俺の事をそう思ってくれてるだろうか...。

 たった数分の打ち合いで、モンスターとしての認識が無くなっていた...。


 楽しい...心からそう思えていた。


 コイツは、刀身で受けた瞬間に手首を返し、攻撃を弾く...。

 大剣の重みを使って振り下ろす連撃は恰好いいな...。

足運び...。

間合い...。


 一刀一刀に強くなるヒントがある。

 コイツは、魔力の操作も完璧だ...。


 掠ったとしてもオレンジ色に光る魔力は、石を切ったかの様に固く、一撃が重い。

 防御の時に魔力を部分的に高めて防御力をあげている...。

 風魔力を纏っても貫けないかもしれない。


 コイツは...。


 まだまだ戦いたい...。

 でも神技の時間は、5分...。

 もう...そろそろ終わりの時間だ...。


『トーカ次の技が当たる時に+10で頼む...。』


『...わかったわ...』


 間合いを開ける...。

 俺もそうだが、相手も次の一撃でキメる様だ...。


 ナイトは、正眼に構えている。

 同じ正眼に構えて時を待つ...。


 名残惜しいが...。


 動き出すナイト。

 俺も動いて、お互いの間合いを詰める。


 上からの一閃...。

 躱すと次は、突きがくる。

 ...突きを下に逃げると刃を下ろされる...。


 ...だから、突きを峰で受け止めた瞬間に手首を内に返して...大剣を弾く...。

 お前の技だ...。


 右に逸れた大剣...。


 隙が空いた胴に突きの一閃を入れ込んだ。


 神伐流-刀術-初伝-突(とつてん)


 胸の中心、心臓辺りに、脚、腰、腕、手首、全ての関節の回転を活かした突きの一撃を入れ、突き抜ける。


 連撃-(ばつ)


 重さを増す刀、身体を入れ、体重を入れた肘で棟を下に落とすと...胸から股に裂けた...。


 そしてナイトは、膝から崩れ落ちて、塵になって消えた。


 橙色の魔石と光り輝く1本の大剣を残して。


 ...。


 有難うございました...。


 お前と戦えて誇りに思うよ...。

 お前は、俺の中で生き続ける...。

 本当に有難う...。


 周りを見渡す...。

 ホブゴブリンも全滅していた。

 アオイが倒してくれたのだろう...。

 手負いだったので、一瞬だったのかもしれない。


 神技を解いて、息を休める...。

 前の時より体が重い...前より消耗しているな...。


 アオイが近寄り抱きついてきた。


「バカニャっ!無茶するニャっ!!」


「ゴメン、ゴメン倒さないとダメだって思ったから...」


 少し泣いている、心配してくれたのか...。

 愛おしくなり、抱きし返す。

 更に力強く抱き返してくれた...。


「もっと頼って欲しいニャ...」


「うん、ごめん...。有難う...。」


「あのーすいません」


 うん?そういえば、女の子を助ける事が出来たんだった...。


「本当に有難うございます。

 命を掛けて手助てもろて...。

 もう死ぬと思いました...。本当に有難うございます。」


 泣きそうになっていた...。

 本当に死ぬと思ったんだろう...。


 頭を抱えて抱きしめてあげる...。


「...あかん...泣きそう...。泣く...。」


「もう大丈夫だからね...。」


「...うえぇーーーん!

 死ぬか思ってんもん...。

 怖かったてぇーん!!」


 胸で大声で泣いてくれるて...。


 ある程度の気配を探る...。


 もう大丈夫だろう...。


 今までの戦闘が温く感じる位の一戦だった...。

 後数十秒でアウトだったと思う。


『...トーカあとどれぐらい保っていたかな?』


 神器同士でずっと、コソコソ話合っていた...。

 正直うるさいです...。


『えっ!?後10秒ぐらいじゃない?

 あんたオカシイわよ...普通あんなに保たないはずよ...無茶すんじゃないわよ...。』


『私達は、ランツとネピトっ!

 私がネピトで『私が...ランツ...』なの!』


『マーナを助けに来てくれて、ありがとうなの...。

 この子には、野望があってね...』


『あんたら何言ってんの!?

 ちょっと、待ち!まだ自己紹介まだやねんから...。』


 ゴホン「えー先ほどは、取り乱してスイマセンでした...私は、マーナ=ヴェルディク言います。

 見ての通り神官しております。

 神官と言っても見習いでして。

 先程コイツが野望とは、言いましたが...夢があって...。

 ソレを達成する為に修行の為に、神官兼攻略者になろう思ってます。」


 腰のホルダーに入れた神器を手で...叩く...。

 神官で銃とか......わかってますねぇー!


 しかも透き通る様な美白の肌...マーカラさん並に色が白く、女神の様な端麗さ...息をする事を忘れる美しくさ...金色の瞳は、全てを吸い込む様な純粋さが感じられた...シルクの様な綺麗な...


『......ユキ!』


「あっ!!すいません!僕は、コンドウ=ユキと申します。

 そしてこの子が「アオイニャっ!!」


 今は神殿に魔導書の儀式をしにいく最中でして...。

 ヴェルディクさんも、もし良かったら一緒に行きませんか?」


「えっ!?本当ですか!!?いいんですか!!?

 有難うございます!!無駄な時間取らせてしまって申し訳ないっ!

 後マーナって呼んで下さいっ!!

 ユキさん...ってユキさんって呼んでいいですかっ!?」


「あっはい!大丈夫ですよ。

 じゃー討伐の証と魔石を回収しましょうか?

 マーナさんは、何故こんな所に1人で?」


「あっはい!手伝います!

 えっクソババ...大神官様が儀式に使う魔鉱石をお求めになられまして...ひ、と、りでこんな危険なミッションを任せられました。

(...帰ったら風穴あけたる)」


「ぶっ!!ニャハハお前面白いニャ!

 宜しくニャ」


 うん?

 ...何故笑ったんだろう?

 最後があまり聞き取れなかった...。


 2人で握手を交わして笑いあっていた...。

 マーナさんは、艷麗端麗な見た目と違ってなかなかワイルドで面白い...。

 何故か関西弁に聞こえるが...どこかにあるのだろうか...。

 白に近い金色の髪に、瞳...。

 多分人種なんだろうが...。

 本当に見た事ない...。


 マーナは(先程歳が一緒なのが分かり、呼び捨てになった...)崖に落ちて、脚を痛めて、不意打ちを食らったらしい...。

 戦場の近くが鉱石が取れる場所だったらしく、ゴブリンの序に回収する。


 Fランク36個

 Dランク色付き1個


 ドロップ

 大剣1

 こん棒10

 腰巻1

 採取


 魔鉱石5キロ


 討伐の証36


 ナイトだけは俺が貰ったが、後は山分けだ...。

 全力でマーナは、断っていたが...。

「受け取るニャ!」アオイの一言でシブシブ

「...すいません...有難うございます...。

 では、このキノコをあげます!!」


 ...真っ黒いキノコ...この臭いっ!!


 素早く受け取る......トリュフ...。

 トリュフ似では、あるが...香りは優雅に超える...。

 ...素晴らしい...。


 料理に使うと言ったら手を挙げて喜んでいた...。


 時間も大幅に過ぎている...。

 早足で宿に戻った。



 ...あー疲れた...。


ご愛読頂いて誠に有難うございます。

ブックマークありがとうございます。

評価も頂ければ幸いです。


明日も頑張って投稿致します。

遅れたらスイマセン...。

宜しくお願いします。

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