あるときある場所で①
私は守るべき地への侵入者を感知した。
「The twelfth changes fate」
静かに、確実に気付かれることはなくしてから、そいつの背後に立った。
「・・・The user・・・やぁ、序列10位。こんばんわ。」
はずだった。しかし、そいつは気付いた。なぜ?私の力を破れるわけがないのに?
序列10位、それは私。彼が付けてくれた大事な、私を象徴するモノ。なぜお前が、お前のようなどこの馬の骨ともいえぬ存在が知っている・・・?
「うん?どうしたんだい、序列10位。何かあったのかい?」
「軽々とその名を口にするな!お前は誰だ!なぜその名を知っている!?」
「うん?あぁ、そうか、知らないんだったね。では、ご挨拶を。私の名はリズベル。我らが太陽を支える黄道が13、序列13位だ。君たちのことは聞いているよ。あいにく会う機会はなかったがね。」
「・・・レイブンの?本当に?」
「あぁ。そうさ。そして私は君を迎えに来たんだ。」
私を迎えに?私は彼のいる場所を護る役目を授かった。故に、その邪魔をする存在は、敵だ。
「The 13th wishes for death」
私は全力で、即死の魔弾を飛ばす。ここを護る茨が通用しなかったのだから、手加減をする理由はない。
これで殺せない奴は、彼以外にはいなかった。
だから、どこかで慢心していたのだろうか?
「おっとあぶない。The white rabbit does not die!」
そいつが叫ぶと、青いベールのようなものがそいつを包んだ。
「うぐっ!」
即死のはずなのに、当たって、生きていた。彼は闇に取り込んで、そもそも当たらなかった。当たっても死なないのは、初めてだ。だが、もう死にかけ。気にする必要はないだろう。
「・・・無様ね。死にかけじゃない。何がしたかったのかわからないけれど」
そう言ってとどめを刺そうと近づく。
「The white rabbit regenerates!まったく、いきなり物騒過ぎないかい?」
そいつが叫ぶと同時に白い光がそいつを包み、光が薄れた時には、最初と変わらないそいつがいた。
「・・・どういうからくりかはわからないけれど。殺し続ければ解決でしょう?The 13th wishes for death」
私は再び魔弾を飛ばそうとしたが、
「Night crows are not found」
そいつはその言葉と共に、闇夜に溶けるように消えた。
「・・・烏だなんて、生意気な。」
その呟きには、
「そうかい?私としては彼のいる場所を護っている君に嫉妬しているけどね。」
私の背後という、予想しない場所から返事があった。
「なっ!?」
振り向こうとしたが、首元になにか禍々しい気配のある刃物が触れている感覚がある。
・・・負けか。
「動かないで?てか、話聞いてよ。私は彼を復活させるために動いてるんだから。私は君の味方だよ。」
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