封印直後 中編
同じタイミングで2種の高威力な管理者権限級の攻撃を受けた序列13位は、虫の息となった。
「・・・殺ったか?」
「いや、序列9位、気を抜くな。こいつはそう簡単に倒れるタマじゃない。」
「・・・そうだったな。前は4対1で仕留めきれなかったのだったな。だが、俺らも前とは違って」
その会話への返答のように、序列13位は起き上がり、再生する。
「あぁ・・・The white rabbit regenerates・・・酷いじゃないか・・・!管理者権限級の攻撃を同胞に叩きこむだなんて!」
そんな、緊張感の感じられない序列13位に対して、序列8位、序列9位の2人は宣言する。
「「序列13位!俺/私は旧魔王軍幹部としての誇りにかけて、ここで貴様を止める!」」
「・・・あぁ・・・そうかい。わかった。よぉーっくわかったよ!旧魔王軍共!どうせ他の幹部、序列5位や序列7位も、旧魔王である序列2位も!私の考えには賛同しないのだろう!?貴様らは、敗者だからな!心が折れ、言われた通りのことを行う愚者共が!私が!私は!私だけは!彼を復活させて見せるさ!例え他の全てを滅ぼそうとも!なぁ?それでいいんだろう?」
「おいおい、さっきからお前ら、何の話してるんだ?序列8位、序列9位、こいつは敵なのか?味方なのか?」
「・・・序列11位、今は話しをする余裕はないのでな。後にしてくれ。そして序列13位、貴様の手にはかからん。その精神誘導には二度とかからぬさ。」
「まぁ、そういうことだ、序列13位。諦めろ。」
2人は剣を向けるが、序列13位は気にする様子もなく話しかける。
「・・・そうか。それもそうだな。貴様等はあの時、私が相手したのだ。当然、手の内は知れているか。で、あれば、説明するのもやぶさかではない。私の所持する最上位管理者権限は、2つ。1つ目は、The user。貴様らが警戒している力だ。協力を求め、相手がそれに同意した場合、その目標を達成するまでの間、目標を達成するための行動であれば強制的にさせることができる。そして、解除までの間相手に、強制させられているという自覚はない。これで前回は、誤魔化したのだったな。これは自力で得たものだ。貴様らに配られたZodiacがあれば、意味をなさない、というより、私の対策に、得たのだろう?」
「・・・その通りだ。我らは、貴様と再び戦う時のことを考え、Zodiacを得るときに、それ以外の力を退ける力を得た。貴様は、何を得たのだ?」
「何も?私は元々同格の力を複数持っているからな。必要ない。The Lucifer。」
序列13位がそう言うと、左手に光り輝く剣が現れる。




