第11話 セレネさん後編
うーん・・・これ以上爆発させるわけにもいかないし・・・仕方ない、祖母様に連絡するか・・・祖母様の電話番号・・・いや、祖母様電話持ってないな。えぇとたしかこの辺に連絡用魔法札が・・・あったあった。
「封・解」
札を手に取り、封を解くと、広がり、円になり、空間がねじ曲がり・・・向こう側に、孫がいる年齢には見えない女性が見える。まぁ、今年で確か54歳だったはずだし・・・
「うん?**かい?・・・あん?あんた、いつの間に名を捨てたんだい・・・?」
「祖母様、お久しぶりです。いやぁ・・・名前については紆余曲折ありまして、そのうち伝えに行こうかと思っていたのですが・・・」
「そのうちじゃなくてすぐに来なさい!あたしが気付かない程の認識阻害がかかっているだなんて、ただ事じゃないよ!?」
ひぇ・・・祖母様怒ると怖いんだよな・・・だから言いたくなかったのに・・・
それに、ただ事じゃないのはそうだけど、管理者の制限を超えたのだから当然・・・制限?なんだそれは?
まて、そもそもこれは・・・【今考えるべきことではない】
・・・まぁいいか。今はトマトだ。
「・・・そうですね。私も私にかかっている認識阻害があるかもしれません。近いうちに伺います。それより今はこのよくわからないトマトの調理法を・・・」
「ならよし!逃げたら迎えに行くからね!で、えぇと・・・あぁ、それかい。それなら、内部の属性魔力を暴走しないように操作しながら調理すれば問題ないよ!ただしちょっとでも失敗したら爆発するからね!」
「・・・そうですね。セレネさんにも伝えておいてくだされば爆発せずに済みました。」
「なんだい!もう爆発させていたのかい?呆れたねぇ・・・鈍くなってるんじゃないのかい?」
それはそうだろう。今思考の3割を【制限条件に接触】
そうかな・・・?
「自覚はありませんでしたがもしかすると疲れが溜まっているのかもしれませんね。」
「気をつけなよ?」
「はい。祖母様もお気をつけて。」
ふむ、調理方法は聞けたし、集中して調理すればいいだけだな。
・・・祖母様のところには、まぁ、そのうち行こう・・・怒ると怖いんだよなぁ・・・
「セレネさん、ちょっと疲れちゃったので魔力操作の方お願いして良いですか?」
「はいはーい。」
「じゃ、炙るので漏れないようにお願いしますね。」
「任せて!」
ドンッ!!!
「・・・セレネさん」
「はい・・・ごめんなさい」
「・・・私が一人でやった方が早そうですね。」
「うぅ・・・こんな繊細な力の操作なんかしたことないもん・・・」
・・・これは、不死の魔王の魔力の影響を受けているんだろう。で、これがここまで繊細な魔力操作能力を必要とするということは、本人の技量は高いな・・・
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