第8話 あるさん中編
あるさんは少し考えて、話し始める。
「大体8年くらいまえかな~・・・邪神が復活して世界が滅びかけたときに、人間の王族が人間の神の力を借りて異界召喚をして、強力な存在を呼んだんだ。で、その人はあっというまに邪神を蹴散らして、救世主になった。
俺らの世界では人間至上主義が一般的で他の種族、俺みたいな鳥や動物の一部の特徴が体に現れてる鳥獣種、エルフやドワーフの精霊の血が流れてる精霊種、スライムとかの特徴がある魔種とか魚人、人魚などの水棲種、その他もろもろの種族たちは人間の奴隷だったのね。
で、その救世主は人間以外の種族の奴らと一緒に邪神討伐をしたから、生まれた時点で奴隷と決まっているのが気に食わないと言って、それを否定し討伐しようとした人間たちをボコって文明を破壊、一からやり直せ!と言い放ったのさ。
俺らは人間より力、筋力だとか魔力、空を飛ぶ能力に水中で行動する能力を持っていたが、良き隣人であり、ともに文明を発展させていたのに数が増えて有利になった時から裏切った人間に再び協力することはなかった。
その結果、各種族がそれぞれ国を持つことになったのさ。」
完全なファンタジー世界だな。そんな世界もあったのか。球体なのか平面なのか気になるな。
「うーん・・・大変だったことはわかったんだけど、それとこの世界にいる理由が分からんのだけど・・・」
「・・・あぁ、俺が翼人種の最後の生き残りだったからな。正確に言えば、純粋な、だけど。閉鎖的な里の風習で山に修行に行って降りてきたら邪神の眷属に皆殺しにされていて、里の外には他の種族と混ざっている者以外いなかった。
俺もあと少し救世主が来るのが遅ければ死んでただろうさ。で、一人で国作るってのも馬鹿らしいから共に旅をした救世主と一緒に救世主の世界についてきたのさ。」
8年前ならすでに私が継承しているから、知らないはずがないんだけど・・・
「・・・ちなみに、その救世主っていうのは?」
「駆逐さんだよ。まさか、帰還用の魔方陣使わずに、神の力もなく自力で世界間移動できるとは思ってなかったからびっくりしたよ」
・・・あー・・・なるほどね?確かに、駆逐さんの世界間移動に関してはいちいち気にしてられないから移動する存在が駆逐さんだった場合感知してもわざわざ確認してなかったけど・・・誰か連れて来るなら教えてほしかったなぁ・・・
「ちなみに一緒に来たのは一人?」
「俺だけだよ。一緒に旅したエルフの魔法使いと獅子の獣人の剣士、魚人の槍使い、ドワーフの鎚使い、スライムの聖女、全員一緒に来たがってたけど、魔法使いはエルフとダークエルフによる世界樹の周りの樹都、剣士は各鳥獣種の住む草原の中心にし獣都、槍使いは海辺に建てられた半分水没してる水都、鎚使いは大洞穴の中を改造した地底都市、スライムの聖女は魔種の魔種による魔種のための魔都、それぞれやるべきことがあったからね。俺くらいな者さ。行く当てがなかったのは。」
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