第7話 あるさん前編
さて、キノコの調理も(ムスンクさんが)終わらせたし、殻を剥いた卵は・・・うん、ちゃんと煮れてるね。んじゃ少し時間があるかな。
えぇと、まだ食材持って来てないのが彼方とごん、せれねさん、あるさん、TKC、漁師さんか。
で、彼方とごんが餅確定、と。おでんで後必須なのは・・・昆布かな?漁師さんは確実に魚介類だろうけど、ちくわさんと被ったりしないだろうな・・・
「こーあん、ただいま。」
「お?あるさん、おかえりなさい。何取ってきたんです?」
「これ。」
あるさんが差し出してきたのは土にまみれた・・・芋、かな?
「・・・ジャガイモならもうあるんですが、芋で被っちゃった感じですかね?まぁ、おいしいでしょうけど・・」
「あ、これ、こんにゃく芋だよ。シラタキ用に。」
「あぁ!なるほど。そういえば芋でできてましたね。・・・私、こんにゃく作ったことはないんですけど・・・」
「・・・ふむ。」
嫌な予感。
「あるさんは・・・?」
「作ったことないね!」
・・・やっぱりかぁ・・・
「・・・調べながらやってみましょうか。手伝ってください。」
「あいよ」
ふむ
「まずは薄く切るそうです。」
「あいよ。エアスラッシュ!」
あるさんはその白い翼を広げ、羽を飛ばしてこんにゃくを空中で薄くスライスする。曲芸か何かかな?
「で、次に、乾燥させるそうです。ところでその技ってどこで習得しました?」
「あいよ。ドライウィンド!どこって、いたって普通に?」
翼に炎の魔力を流し、熱を持った風を発生させ、一気に乾かす。・・・明らかに人間のできる内容じゃないんだが・・・なんだこれ?
「次は粉にするそうです。普通って、私そんなことできませんよ?」
「任せろ!ブレードストーム!俺の種族的には普通、ってことさ」
今度は硬質化させた羽を発生させた風に混ぜて、ミキサーのように・・・って、え?この人、人間じゃなかったっけ?
「いつ人間やめたんです?あ、この後の工程は水混ぜて石灰入れるそうなので後は大丈夫です。」
「うん?いつもなにも、最初っからだよ?言ってなかったっけ?俺、翼人種だし。そういえばこーあんと出会ったのは5年くらい前だし、知らなくても不思議じゃないか?」
・・・いや翼人種ってなに?え?私が知らない種族がこの世界にいるってこと?
「いや・・・大問題ですね。」
「・・・あれ?俺駆逐とはまた別の異世界出身なんだけど、伝わってない?」
「初耳です。」
初耳というか、どうやって入ってきたんだ・・・?この世界に関する出入りはうちの一族が確認してるんだが・・・
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