第2話 ちくわさん後編
不壊の剣を、刺身にあて、鉋のように薄く切る。
「おぉ!すごいし!」
「これ、鋼鉄魚だからできるんですけど、もう一個格が上がると刃が進まないんですよね。」
「あぁ、金剛魚ではこれ出来ないのかし。」
「はい。なので、私が調理可能な刺身では最もおいしいと思いますよ。」
「ほぉ・・・あれ?A級ダンジョンの溶岩層にいたダツっぽいの、あれはおいしくないのかし?」
「あぁ、あれですか。あれはおいしいですが、刺身には適してないので。」
「なるほど。」
「さて、この鰹節レベルで薄くなった魚を、次は加熱します。魔力操作:火魔法Lv10 ギガファイア+風魔法Lv10 ギガウィンド=ギガフレイム スキル外能力・呪術・火炎操作」
私は、魔法で高火力の炎を出し、術でその炎を制御、刺身だけを炙る。
「おぉ・・・てか、さっきから思ってたけど、調理法、できる人めっちゃ限られてないかし?」
「んー、まぁ、そのうち魔法を料理に使う人も出て来るでしょうし、私以外にもできる人はそのうち増えると思いますよ?っと、できました。熱いうちにお召し上がりください?」
「おぉ・・・てか、こーあんはいいのかし?」
「私は昼普通に食べましたからねぇ。切り身一ついただいて今度食べますよ。あ、固すぎて寄生虫の心配はありませんから。」
「じゃあ遠慮なくいただくし。・・・ん!熱いけどとろっとしてて旨味が溢れておいしいし!熱いのに触感は生って、不思議な感覚だし!それに、そもそもこの温度で寄生虫いるわけないし!」
「・・・あのダツみたいなやつ、溶岩の中にいるのに寄生虫いるんですよね・・・」
「えっ?」
「ま、これは心配ないので熱いうちに食べてくださいね~私は鍋見てきますから。」
「ちょ、あれ寄生虫いるってマジ!?」
「はっはっは。てか、あの溶岩の海に普通にいろんな魚いますよ?溶岩から飛び出してくるのがダツだけなだけで。」
「いや、あの、寄生虫って・・・」
「あぁ、そうそう、アジもいますが、内蔵駄目ですからね。下手するとあの溶岩の海を泳いでる寄生虫がいるかも。あと、漁すると時々サメ襲ってきますから・・・」
「・・・とりあえず、知ったから試しに漁してみるけど獲ったらこーあんのとこに持ってくるし。」
「はい。待ってますね。あ、漁師さん連れて行ってあげてくださいな。」
「ほいほい。次の週末に行くわ。」
「あ、お酒はまだ駄目ですからね?」
「・・・こんなおいしい刺身なのに駄目なのかし?」
「まだ4時ですからね。」
「ちぇー・・・」
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